西穂高岳 | 西穂山荘

梅雨明け宣言後は、西穂高でも次第に天気が回復してきました。夏の花とともに、西穂周辺をお楽しみください

クルマユリが見頃に (2012.07.30 西穂山荘 )
クルマユリが見頃に (2012.07.30 西穂山荘 )
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天気・気温

07/24(火) 曇り、最低+10.5℃、最高気温20.2℃。日の出は04:50頃、日の入19:02頃。
松本市の天気予報
明日
16℃
9℃
明後日
曇時々晴
20℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
16℃
9℃
明後日
晴時々曇
22℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

関東甲信地方と東海地方に梅雨明け宣言が出され、この両エリアにまたがる西穂高でも次第に天気が回復してきました。
これからいよいよ日差しが強くなり、気温も上昇してきます。熱中症には十分注意して、体調の変化に注意し、早めに水分や塩分を補給し休息を取るように心がけましょう。

西穂山荘周辺では、たくさんの花が見られます。現在咲いているのは、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、チシマアマナ、 ミツバオウレン ミツバオウレン イワベンケイ イワベンケイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ チングルマ チングルマ ハクサンフウロ ハクサンフウロ 、チシマギキョウ、 ウサギギク ウサギギク など多数です。
詳細はhttp://www.nishiho.com/kaika.htmをご覧ください。

今の季節は、山荘からはご来光を望めません。日の出の時刻に周囲の山々が染まっていく様子をお楽しみください。日の出を楽しまれる方は、丸山まで登られる事をお勧めします。

登山道の状況

・新穂高ロープウェイから山荘まで 完全に夏ルートとなり道に迷うことはありません。山荘からロープウェイのルートは樹林帯です。木の根に足を取られたりや不安定な石への注意も必要です。初心者コースとあなどることなく、慎重に歩きましょう。

・上高地側登山道の中尾根から下の登山道整備が完了しました。雨が降るとぬかるんでしまい、歩きにくかったところが非常にきれいに整備されました。ぜひ歩いてみてください。
なお、上高地側登山道にある水場は「宝水」一ヶ所のみです。「宝水」は微量の沢水が流れる程度です。当てにはせず、水は入下山前に十分補給しておきましょう。舟窪はまだ道が新しいため、雨が降るとぬかるんでいるところがあります。

・西穂山荘から焼岳小屋までのルートは樹林帯で、所々にぬかるみがあります。また、笹が伸びているところや倒木がありますので、多少歩きにくさはありますが、通行は可能です。木の根の上に乗るとスリップしやすいので注意しましょう。

■山荘から独標方面
・独標から山頂へ向かう場合は、昨年崩落した独標の北側斜面を通過することとなります。崩落箇所の整備は先日終了しました。ただし、落石の危険がなくなったわけではありませんので、通行の際には立ち止まらず、石を落とさないように十分注意して通過してください。また、道幅が狭いので、すれ違いの際に誤って転落することのないよう慎重にお願い致します。

・独標から西穂頂上までの雪は融けましたが独標より先は上級者コースです。初心者の方は行かないようにお願い致します。また、雪融け後は浮石への注意も必要です。もうアイゼンは不要です。

・西穂高岳山頂から奥穂へのルート 西穂高岳山頂から奥穂へのルートは、日本の縦走路の中でも最も困難なルートのひとつと言われており、十分な経験・準備等がなければ通ることはできません。稜線からの下山の際にアイゼン、ピッケル等が必要な場合があります。

登山装備

一般的な登山装備が必要です。ルートによってはアイゼンピッケルが必要なところもあります。

注意点

・気温が上昇し、虫達も活発に活動しはじめました。虫除けスプレーがあると重宝します。

・学校登山による混雑日は8/29(水)または8/30(木)80人規模。

・西穂山荘のテント場は広くはありません。テント場がいっぱいの場合は遅く到着された方にはテントの設営をお断りしたり、下山をお願いすることもあります。
※設営が困難となることが予想される日 7/28(土)、8/4(土)、8/11(土) 

お知らせ

・新穂高ロープウェイは風速15mを超える強風が吹くと運休する場合があります。
・夏山診療所は7/21(土)~8/19(日)まで開設されます。
・西穂の名物「夏の講演」 7/29(日)「山で役立つ救急法」8/1(水)と8/2(木)「実践!山のお天気教室」(15:00から野外で行います)。追加開催も予定しています。予定日以外にも開催があるかもしれません。

昨年の今頃の様子は?

新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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