行程・コース
天候
初日)雪
2日目)快晴(風速20m超の強風)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅から常磐道、北関東道、長野道、一般道を約5時間車を走らせて、新穂高ロープウェイ駅の第3駐車場に9:40に着いた。
高山、上高地線は沢渡を過ぎた辺りから本格的な雪道となり慎重な運転を強いられた。
この時期、一般道にこれだけの雪があるのは極めて珍しいことだと感じた。
車チェーンの必要性はなかったが冬用タイヤなしでは、登山口までアクセスできないことは明確だ。
改めて今年は、2月下旬から3月にかけていかに降雪が多かったかを思い知らされた。
この登山記録の行程
【1日目】
西穂高口駅(11:00)・・・西穂山荘(12:10)
【2日目】
西穂山荘(06:30)・・・丸山(6:45)・・・西穂独標(07:30)[休憩 30分]・・・ピラミッドピーク(09:05)・・・西穂高岳(10:05)[休憩 10分]・・・ピラミッドピーク(10:45)・・・西穂独標(11:15)[休憩 5分]・・・西穂山荘(12:05)[休憩 25分]・・・西穂高口駅(13:20)[休憩 15分]
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初日は、西穂高口駅からいつになく積雪量の多い樹林帯のトレースを西穂山荘まで単調に辿った。
西穂山荘前に広がるテン場には、数張のテントが張られていたが、ひどい吹き溜まり状態でテントを張るのに予想外の苦労を強いられた。3月とはとても思えない積雪量にびっくりする。
西穂山荘でテントの受付をする際、スタッフの方から「どちらまで行かれますか?」と尋ねられたので「本峰までいく予定です!」と答えると「今シーズンは雪の量が多く、雪崩の危険が高いので止めた方が良いですよ!昨日も丸山付近で雪崩が発生しました。」との親切なご忠告をいただきましたので、「状況を観ながら判断します。」と答えた。
二日目は、風は強い(西穂山荘のご主人によると風速20m超)ものの予報通り終日晴天に恵まれ、本峰まで登り3時間半、下り2時間で往復することができた。
独標では、ソロで登ってきた3人の方と一緒になったが、皆さん西穂山荘へと引き返していった。私は長めの休憩をとりながらソフトシェルの上にアウターを重ね着し、防寒対策をしっかり整えた上でピラミッドピークを目指した。途中、先行してたソロの方が
引き返してきたので短い会話を交わした。時間切れで下山するとのことだった。トレースはピラミッドピークの手前まで付けてあったので有難く使わせてもらった。それ以降は頂上までノートレースとなる。また、所々にある吹き溜まりをラッセルしながら雪で蔽われた岩稜帯を頂上まで辿った。
頂上から俯瞰する大パノラマは言葉を失うほどの絶景で、3月といえども豊富な雪と風の強さは厳冬期の様相を呈していた。
結局、この日は、本峰まで登ったの私だけだったのでは、、、。
改めて今回の山行を振り返ってみると、唯一緊張した箇所は、ピラミッドピークを頂上に向かって下る雪稜であった。部分的にナイフリッジになっていたため、股下までのラッセルをすると信州側に雪崩れる危険性があった。
また、一般的に指摘される頂上直下の広いルンゼ状の雪面に関しては、積雪量が多く比較的容易に登下降できた。
ともあれ独標から先の起伏に富んだ雪の岩稜帯がこのルートの醍醐味でもあり、今は懐かしい冬の早月尾根にも似た佇まいがあり面白い登りを体感することができた。
フォトギャラリー:18枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | サポートタイツ |
靴下 | 登山靴 | バックパック | サブザック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター |
水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ |
サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー |
携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | テント | シュラフ |
シュラフカバー | テントマット | ストーブ | 燃料 | ライター | クッカー |
アウターウェア | オーバーパンツ | バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 | アイゼン |
ピッケル | ショベル | プローブ | ビーコン | アイスアックス | ゴーグル |
ヘルメット |
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