真夏の日差しが照りつける大山は、山頂では風が気持ちいいです。登山道中は熱いですが夏の花で彩られてキレイです
天気・気温
11:00の山頂・の天候、快晴。17℃、風速2~5m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
大山では梅雨が明けて、本日は夏の日差しが非常に暑い中での登山となりました。
5合目付近までは林の中で日差しは遮られますが、風もなく非常に蒸し暑くて、Tシャツ1枚でも汗まみれになります。
ようやく7合目辺りから心地よい風が吹き始め、8合目を過ぎるとひんやりした風になり、山頂まで行くともう下山するのが嫌になるぐらいの気持ちのいい風となります。
この風を感じるだけでも登頂した価値があるという気がします。
お花情報ですが、梅雨の長雨のせいで山頂付近では全般的にやや遅れ気味となっているようです。ユートピア方面でも同じ状況です。
例えば、ナンゴク
クガイソウ
クガイソウ
はようやく色づき始めてきました。また7合目付近のシモツケは例年では終わっている時期で、この時期は
シモツケソウ
シモツケソウ
が綺麗なピンク色を見せる頃ですが、シモツケは今まさに満開状態で、一方の
シモツケソウ
シモツケソウ
はほとんど咲いていません。
ただ
イヨフウロ
イヨフウロ
だけが、日を追うごとに増えてきています。
他にはホソバシュロソウが咲き始め、「アオヤギソウ」もそろそろ咲き出しそうです。また、
シシウド
シシウド
も咲き始め、アカバナは今年は花が多いようで、よく見て登るとたくさん咲いています。
今週末あたりから見頃にと思っていましたが、どうもさらに遅れそうな感じです。この様子だとお盆前までピークが続くかも? しれません。
登山道の状況
登山道に問題箇所は、とくにありません。9合目と山頂の間の木道については補修が終わっています。登山道の階段状部分も、問題なく交差も出来るし、通行にも支障はありません。ご安心ください。
ユートピア小屋からの下山ルートは、今年の今の時期の砂すべりは非常に危険ですので、ご注意ください。
本来は砂すべりルートが人気もあり、一番通りやすい時期でもありますが、今年は昨年の大雨と今年の大雪とで、ルートがかなり荒れています。
上宝珠越から下りてきて、沢に下りる場所が例年の7月の状況よりも、かなり深く掘れています。フィックスロープが垂らしてありますが、岩がもろく非常に危険な状況となっています。また中央よりやや下あたりに、本来は10月頃に出来る大きな段差が、すでに姿を現してきており、ルートファインディングがしっかり出来ないと、立ち往生してしまうことになりそうです。
砂すべりを過ぎてからの河原も非常に荒れており、ルートもかなり従来とは変わっています。登山してきた宝珠尾根をそのまま下ったほうが安全で時間も早いと思われます。
登山装備
一般的な登山装備に加えて、今の時期は防虫対策が必要です。
服装についは、今は半そでTシャツ1枚で十分です。今日も何人か見受けましたが、長袖のシャツで上着を着て、足元にスパッツを着用では、汗で濡れた服を途中で脱いで、また山頂で着ることになります。
注意点
今の時期に気をつけることは水分補給です。トイレを気にしてあまり水分補給をしないと、熱中症になります。今の時期は最低でも500mlペットボトルを3本から4本は必要です。
なお、休憩のときに一気にたくさん飲んでも体は水分を吸収しません。休憩時間に少しづつ何回にも分けて飲んでください。
なお、下山時にも水分補給は必要ですので、計画的に水分補給をしてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きの出来る登山の歩き方であるとか教えます。
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