今年に入り大きな降雪はなく例年より雪は少なめです。雪の状態により雪山装備が必要です。
天気・気温
1月5日 天気:曇り、縄文杉デッキ(標高1300m)の気温1℃(12:30)、風は無風、登山者数30名程
●白谷雲水峡コース(標高620~1070m)
1月5日 天気:曇り、太鼓岩(標高,070m)の気温3℃(12:30)、風は北の風弱い、登山者数40名程
●1/7現在の日の出は07:15、日の入りは17:30です。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
ここ1週間は冬型の気圧配置でややぐずついた空模様の屋久島ですが、今年に入って大きな降雪はありません。現在のところ今冬の屋久島の降雪量は例年よりも少なめです。登山者数も少なく、静寂な中で冬の屋久島の森を楽しむことができます。
屋久島最南部に位置する蛇之口滝ハイキングコースでは、小さいながらも雪のような白さで自己主張するサツマイナモリの花を見つけました。1月頃から、林内の水のしたたる岩の上など湿った場所で観察できる植物です。枝先につけたの複数の花は可憐で美しく、足元の苔の色とは対照的でよく目立ちます。寒さに耐えながら健気に花を咲かせる植物たちに目を向けながら山歩きを楽しむのもいいですね。
登山道の状況
●縄文杉ルート
荒川登山口は駐車スペースが非常に少なく、大型バスの乗り入れもあるため、通行の妨げにならないよう充分配慮して駐車して下さい。
大晦日の降雪が残っており、縄文杉コースの標高1200m付近から上では積雪3cm程度となっています。また、コース上に凍結箇所が出てくる場合もありますので、スノースパイクや軽アイゼンの準備をして下さい。
積雪、路面凍結などの場合は荒川登山口までの道が車両通行止めになることもありますのでご注意ください。屋久島の道路通行規制情報はこちら http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima。
縄文杉の大枝の基部に3m程の長さの空洞が見つかり、大枝の落下危険防止措置として、展望デッキの一部立ち入り制限を行っています。詳しい情報についてはこちらで確認できます。九州森林管理局ホームページhttp://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/
●宮之浦岳などの奥岳ルート
1~3月の間、奥岳と呼ばれる山岳部は数メートルに及ぶ大量の積雪に見舞われることがあります。また、強い冬型の気圧配置になると稜線は暴風雪になります。十分な雪山登山経験のない方の入山はお勧めできません。
県道592号線、ヤクスギランドから淀川登山口までの町道は積雪・凍結のため車両通行止めになることがありますのでご注意ください。
登山装備
冬期は雪の状態によりスノースパイクやアイゼン、ストック、ピッケル等の雪山装備が必要です。
屋久島での登山は想像以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライトは必須です。
屋久島の湿雪はすぐに濡れてしまいますので、手袋も防水性の高い物をご用意ください。
注意点
屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
お知らせ
登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
昨年の今頃の様子は?
先週は低気圧の大雨のため交通規制もありましたが、一昨日昨日は春らしい陽気となりました2023.04.19
縄文杉ルートでサクラツツジが見頃。GWは時間と気持ちに余裕を持って新緑の森を楽しんで下さい2023.04.26
GW中の人気登山道は人多くすれ違いに注意し、行動時間に余裕を持つなど安全登山を心がけて2023.05.03
GWはコロナ前の賑わいを取り戻してきたようです。小屋泊や色とりどりテントで賑わいました2023.05.10
シャクナゲ登山が増える時期。車は現地の表示に従い、駐車禁止区域に駐めないで下さい2023.05.17
屋久島もそろそろ梅雨入りの時期。傘と雨具は必携です。島内の交通機関や道路の最新情報に注意2023.05.24
屋久島ガイド協会周辺の過去の様子
屋久島ガイド協会
- 電話番号:
- 0997-49-4191
- 連絡先住所:
- 〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町1436-56