尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

横田代、アヤメ平は残雪もなく、ひらけた湿原が広がってます。林内は雪に覆われているのでご注意ください。

ビジターセンター近くで閉じていた、キクザキイチゲの花(2013.05.28 山ノ鼻ビジターセンター)
ビジターセンター近くで閉じていた、キクザキイチゲの花(2013.05.28 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

05/29(水) ー
05/28(火) は曇り、気温は最低3.0℃、最高25.2℃。
みなかみ町の天気予報
明日
25℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
会津若松市の天気予報
明日
26℃
4℃
明後日
30℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/29(水)現在、三条ノ滝方面の橋が落ちています(通行不可)。
平滑ノ滝展望台の先にある橋が落ちているため、三条ノ滝方面に行くことができませんので、ご注意ください。
なお、仮復旧は6/1(土)の予定です。三条ノ滝展望台も6/1(土)から入れる予定です。

昨日夕方、ビジターセンター近くで キクザキイチゲ キクザキイチリンソウ の花が閉じていました。
キクザキイチゲ キクザキイチリンソウ はお天気花と呼ばれ日が当たると花が開き、日が沈むと花が閉じます。曇り空のため一日花が閉じていたみたいです。

26日は、今年度初めてのアヤメ平巡回をしました。
鳩待峠を出発し林内を進むと、途中から登山道は真っ白な雪に覆われています。
横田代は、林内とはうってかわって、残雪はなくひらけた湿原が広がっていました。至仏山などの周辺の山々がきれいに見え、湿原との眺望が美しいです。
アヤメ平も、雪はほとんど消え、湿原の様子を見ることができました。アヤメ平では、 ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ ワタスゲ ワタスゲ などの花が少し咲いていました。
湿原以外の林内は全体的に雪に覆われてます。富士見峠~尾瀬ヶ原の長沢新道は、急坂があり、雪の上を滑りおりるようにして進みました。
尾瀬ヶ原に着くと、きれいな ミズバショウ ミズバショウ が出迎えてくれます。

登山道の状況

尾瀬ヶ原内は、ほとんどの歩道にまだ雪が残っています。
鳩待峠~富士見峠~尾瀬ヶ原間は、全体的に林内の残雪が多く、夏道が不明瞭です。
木につけられた赤いテープやペンキ等の目印と人の足跡を頼りに進んでも、見失うことも多く迷いやすいので、行かれる方は経験者の同行がおすすめです。
また、木道のすぐ脇は雪が薄い空洞になっています。そのため木道からはずれると「踏み抜き」して思わぬけがをするおそれがあります。木道の上の雪は周囲より少し高く盛りあがっているように見えますので、これを目印にして木道の上からはみ出さないようにご注意ください。

残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されました。閉鎖解除日は、2013年7月1日(月)となります。

登山装備

防寒着は必須です。
雪が反射すると眩しいので、サングラスがあるととても役に立ちます。

注意点

・4/18~5/31、ニホンジカの捕獲作業が行われます。
ニホンジカによる植生被害が深刻な状況にある尾瀬国立公園及び丸沼周辺地域において、ニホンジカの捕獲作業が行われますのでご注意ください。なお、この捕獲に伴う登山道への影響はありませんが、登山道から外れないようにご協力ください。
実施場所:尾瀬戸倉~大清水の国道401号沿線、丸沼ペンション街周辺
捕獲手段:足くくりわな

お知らせ

ビジターセンターでは、尾瀬の情報がたくさんありますので、ぜひご利用ください。

雪の尾瀬ヶ原に行くのは一苦労ですが、苦労の先にある“一味違う尾瀬の景色”を力に、こちらにいらっしゃってください。
今年も山の鼻ビジターセンターをよろしくお願いします!

昨年の今頃の様子は?

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31

尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

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群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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