尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

尾瀬ヶ原では、アブラガヤの群落やキンコウカなど、秋に近づくように植物が赤く色づき始めました。

オゼトリカブト(2013.09.01 山ノ鼻ビジターセンター)
オゼトリカブト(2013.09.01 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

08/20(火) 曇りのち雨、09:00の気温は21.9℃。最低15.7℃、最高22.1℃。
みなかみ町の天気予報
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晴時々曇
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日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
会津若松市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日は、久しぶりの雨でした。ここ数日、青空が続いていた尾瀬にとって恵みの雨です!
紫色の サワギキョウ サワギキョウ は晴れている日よりも、雨の日のほうが花が目立ち、きれいに見える気がします。

尾瀬ヶ原では、 サワギキョウ サワギキョウ が咲いているほか、秋に近づくように植物が赤く色づき始めました。
アブラガヤの群落は、尾瀬ヶ原各所で楽しむことができます。後ろには燧ヶ岳の姿があり、とてもきれいです。
キンコウカ キンコウカ も段々と赤く色づき始めました。
そのほか、ミヤマワレモコウ、オゼミズギク、 イワショウブ イワショウブ ヒツジグサ ヒツジグサ コバギボウシ コバギボウシ 、また竜宮~見晴間では ソバナ ソバナ 、チョウジギクなども咲いています。

研究見本園の外回りをぐるっと一周してみると、研究見本園の奥にすてきなお花畑があります。
紫色の サワギキョウ サワギキョウ 、黄色のオゼミズギク、橙色の コオニユリ コオニユリ が咲いて、色鮮やかなお花畑を作り出しています。
また、研究見本園には トリカブト ヤマトリカブト も咲いていました。

至仏山では、ヒメシャジン、ハクサンシャジン、シラネニンジン、ゴマナ、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、タカネトウウチソウが咲いています。

登山道の状況

・鳩待峠~富士見峠(8/3現在)
木道は雨などで濡れていると大変滑ります。足元にご注意ください。
・八木沢道(8/3現在)
八木沢道の沢沿いはぬかるみが多く、登山靴が埋まるくらい深いぬかるみもあります。八木沢道は人通りが少ないのでご注意ください。
・至仏山方面(8/14現在)
蛇紋岩は、晴れている日でも滑りやすく、注意が必要です。また、登山道周辺に張られているロープは植生保護のためのものです。危険ですので、ロープにはつかまらないでください。
また、至仏山東面登山道は登り専用です。

尾瀬はツキノワグマの生息地です。周りに人がいない登山道では、音を出すなどして人の存在を知らせましょう。
東電小屋付近にクマの足跡がありました。クマとの「バッタリ遭遇」に注意してください。

登山装備

防寒着は必須です。
笠ヶ岳方面は、普段もぬかるみが多い登山道なので、スパッツの装備や長靴等があると便利です。
至仏山方面は、トイレがありません。万が一に備え、携帯トイレを携行してください。
土、日の登山道は混雑が予想されます。時間に余裕をもって行動してください。

お知らせ

ビジターセンターでは、尾瀬の情報がたくさんありますので、ぜひご利用ください。

昨年の今頃の様子は?

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31

尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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