冷たい風に体温を奪われないように、まずは暖かい手袋で体温を保ちましょう。
天気・気温
山と周辺の状況
朝晩だけでなく、気温が低下しています。天候によっては行動中もかなり冷えを感じることがあるようです。
登山中に手指がかじかんで冷たいと訴える方も多数いらっしゃいます。寒さで手がかじかむと、鎖は上手に掴めません。
不思議なことに、背負っている荷物の中に「手袋」を用意してあるのに、使わない方も少なくありません。
手の冷えは、次第に体の冷えへと広がります。ひとたび体が冷えてしまうと、体は徐々に硬くなり、体を屈めたり、バランスを取ったりすることが難しくなります。時には思考能力の低下さえ引き起こすことがあります。
ちょっと手を突けば、安全に通り抜けることができるような所でも、その動作を省いてしまうことで急にリスクが高まってしまうのです。
体温が奪われてしまう前に、手袋をしたり、一枚防寒具を着込んだり、場合によっては休憩して暖かい飲み物を摂ったりするなど、早め早めの対応が必要です。
登山道の状況
主な登山道に支障の報告はありません。
●八方尾根は夏道です。
・扇の雪渓下部、登山道上の雪も解けアイゼン不要です。
●山荘~唐松岳山頂 支障ありません。
●五竜岳方面
・牛首稜線は鎖場を下ります。岩場が濡れている時には滑りやすいので足もとに注意。
●不帰方面
・整備が入り、通行できます。
・急峻な岩場に、鎖場や梯子が連続します。長時間の緊張を求められるロングルートです。鎖場と鎖場のちょっとしたトラバースでさえ油断できません。特に体が冷えやすいこの時期には注意が必要です。
・状況は刻々と変化するため。最寄りの小屋で最新情報を収集して下さい。
●唐松から祖母谷~欅平ルート(富山県黒部側)
・唐松岳南斜面の登山道上の雪渓は解けました。雪を踏むことなく通行ができます。(現在は登山道より上部の位置に雪が残っています。)
・祖母谷への下山する時には必ず山荘受付にて最新ルート状況の確認下さい。ルート状況の確認下さい。
登山装備
3000m級の秋山登山装備が必要です。この時期に最も大事な装備は雨具防寒具です。
手袋や帽子もウールなど保温性の高いものが有効です。軍手では寒いです。防寒具としてフリースや軽いダウンも必要です。
注意点
・この時期の登山は、は体を冷やさないように手袋をする、防風や防寒のために雨具の上をはおるなどの工夫を早めにしましょう。
・山の風はとても冷たい風です。温かい飲み物を摂ることも体力を保つ工夫です。保温用水筒(テルモス)があると良いでしょう。
●八方尾根ゴンドラ&リフトは運転中。
運行の詳細はこちらhttp://www.happo-one.jp/green/news/2013/08/post-60.html
●天気予報をよく見て入山しましょう。
お知らせ
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
個室希望の方はご予約下さい。また総数7名以上のグルーブは予約をお願いします。なおテント場は予約できません。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336