5/16よりビジターセンターがオープンしています。周囲はまだ雪に包まれていて、道迷いには特に注意が必要です
天気・気温
山と周辺の状況
いよいよ尾瀬のシーズンがスタートしました。5/16に山の鼻ビジターセンターの開所式が行われました。
尾瀬ヶ原周辺はまだ、雪に包まれています。研究見本市などの雪原では、この時期ならではの自然現象「アカシボ」が見られます。アカボシとは、雪原が赤茶色に見える現象で、天気が良いとクッキリと鮮やかな赤茶色に見えます。
また、木道のそばのように、雪解けの早い場所では、
ミズバショウ
ミズバショウ
の花が雪の溶けた隙間から、寒さに負けずに顔を出しています。風が吹けば、ほんのりと
ミズバショウ
ミズバショウ
の香りがしてきました。
ほかにも、雪解けした場所から、
ザゼンソウ
ザゼンソウ
、
リュウキンカ
リュウキンカ
、
ワタスゲ
ワタスゲ
(花)が咲き始めています。
耳を澄ませば、カッコウやツツドリなどの鳥の声、雪解け水の音色が聞こえます。また、ビジターセンターの展示室入り口の天井を見上げると、イワツバメの巣ができています。
尾瀬の春まであと少しです。
また現在、ニホンジカの侵入防止柵やセンサーカメラの設置作業を行っています。設置中、周りにはシカの糞が落ちていたり、踏み荒らされていたりと・・・悔しくも、悲しい気持ちになります・・・。
いつまでも美しい尾瀬を次世代に受け継いでゆけるように、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。
登山道の状況
尾瀬はまだ雪に包まれていて、登山・ハイキングを行うには冬山装備が必須です。
尾瀬ヶ原周辺は、全体的に雪が多く残っていて、登山道や木道は雪に隠れている箇所もあります。迷わないように注意してください。また、踏抜きや木道でのスリップにも注意が必要です。
見晴~尾瀬沼方面に行く白砂峠は、見晴周辺より雪が多く残っています。とくに踏抜きや道迷いに注意してください。沼尻川橋架けは5/18に完了しています。
■至仏山、残雪期の登山道閉鎖について
5月7日~6月30日は、残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されます。
なお、7/1以降も東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用となるなど、規制があります。詳しくは改めてお知らせいたします。
登山装備
雪山に対する装備が必要です。
お知らせ
4月1日(火)~5月31日(土)の間、尾瀬戸倉~大清水の国道401号沿線と、丸沼ペンション街及び一之瀬発電所周辺では、ニホンジカ捕獲作業(わな猟)を行っています。期間中は、登山道から外れないようにご協力ください。
また、ネットやニホンジカのいる場所には、むやみに近づかないでください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: