7/1より至仏山の登山道閉鎖が解除されます。小至仏~鳩待峠はまだ残雪があります。湿原はワタスゲがピークです
天気・気温
山と周辺の状況
本日は晴れ渡り、夏に向かう美しい尾瀬の景色が広がっていますが、昨日はとても不安定で、急な大雨や雷が鳴り響き、
その凄まじさに驚くばかりでした。
梅雨期に限らず急に天気が変わることもありますので、山に入るときは雨具を忘れないようにお気を付けください。
今の尾瀬ヶ原は、
ワタスゲ
ワタスゲ
の果穂が大群落となっています。
ワタスゲ
ワタスゲ
の白い絨毯が見られるのは6月下旬から7月上旬までなので今が盛りで、間もなくクライマックスとなります。
また、尾瀬の初夏を代表とする
レンゲツツジ
レンゲツツジ
、
チングルマ
チングルマ
、
イワカガミ
イワカガミ
、・
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
などが湿原を彩っています。
また先日、この時期からお目見えする
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
に今年はじめて出会えました。
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
は植物ですが、葉緑素を持たないので菌類と共生することで栄養をもらっています。
今年もあと少しで林内にたくさん出てくることでしょう。歩き疲れた時、休憩の時、林内の薄暗いところを探してみると、出会えるかもしれません。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺の雪は、一部を除いてほぼ消えました。見晴~沼尻間の白砂峠も、雪はほとんど残っていません。
鳩待峠~富士見峠間、および富士見峠~竜宮間は、あわせて5~6箇所ほど残雪の残っている箇所があります。通行は出来ますが、踏抜きや転倒に注意してください。
間もなく至仏山の登山道の通行止めが解除されます(7/1から通行可能)。ボランティアさん達と一緒に至仏山の柵立て作業を行っています。
現状では、山ノ鼻~至仏山間は残雪が消えていましたが、小至仏~鳩待峠間はまだ残雪がありますので、道迷いなどにご注意ください。
■至仏山、残雪期の登山道閉鎖について
5月7日~6月30日は、残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されます。
なお、7/1以降も東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用となるなど、規制があります。詳しくは改めてお知らせいたします。
登山装備
登山用の雨具を必ず携行してください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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