鳩待峠~尾瀬ヶ原方面には、冠水・倒木などの被害はありませんでした。至仏山への登山道は、ほぼ雪は消えました
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原周辺は、台風8号による大きな被害はありませんでした。木道の冠水、河川の増水、登山道中の倒木などの報告は、いまのところ入っていません。
尾瀬周辺は初夏の様相です。湿原にはたくさんの花が咲いています。現在、目につくのはカキツバタ、ヒメオウギアヤメ、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
などです。
レンゲツツジ
レンゲツツジ
は、ピークを過ぎて花数はずいぶん減りました。
また、
キンコウカ
キンコウカ
が少しずつ咲いてきました。湿原を黄色の花で染めたあと、秋には赤く紅葉して再び湿原を染めてくれる花です。
登山道の状況
梅雨の季節です。登山道はたいへん滑りやすくなっています。とくに木道は濡れるとたいへん滑りやすいので、転倒しないよう注意してください。
至仏山はと7/1より登山可能となっています。ただし、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用です。下山時は鳩待峠方面のみとなります。
登山道上の残雪は、ほぼなくなりました。小至仏山~オヤマ沢田代間にある木製階段に一部残雪があるのみです。ただし、至仏山特有の蛇紋岩は、雨などで濡れると大変滑りやすいため注意して下さい。
至仏山の登山道沿いは、珍しい高山植物の方向です。今時期は、鮮やかな紅紫色のタカネシオガマ、これによく似た
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
、黄色い花を付けるマルバノヘビノボラズ、白くて可愛らしい花を付けるホソバツメクサ、そのほか
イワイチョウ
イワイチョウ
、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、タカネバラ、
シナノキンバイ
シナノキンバイソウ
、オゼソウなどたくさんの花が咲いています。
また、至仏山から先の笠ヶ岳方面もきれいです。あまり登山者の姿は見かけない場所ですが、
チングルマ
チングルマ
、
イワカガミ
イワカガミ
、ミヤマムラサキなどが咲き、静かな登山が楽しめるでしょう。
至仏山~笠ヶ岳間の登山道は、オヤマ沢田代分岐~小笠ぬかるみが4割ほどあり、スパッツが必携となります。小笠手前には残雪が20メートルほどありますので、注意して通行してください。
登山装備
登山用の雨具を必ず携行してください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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