尾瀬ヶ原はキンコウカの季節、今年は大群落となっています。少しずつ秋の足音が聞こえてきました
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原は
キンコウカ
キンコウカ
の季節となりました。今年の尾瀬ヶ原は、いたるところで
キンコウカ
キンコウカ
という様子で、大群落となっています。湿原に広がる黄色の絨毯をご堪能ください。
夏になったばかりの尾瀬ですが、湿原を歩いて植物たちを見ていると早くも秋の気配を感じます。
ネジバナ
ネジバナ
、
キツリフネ
キツリフネ
、
サワギキョウ
サワギキョウ
、
コオニユリ
コオニユリ
、カキラン、オゼアザミなどの花を見ていると、秋の足音が聞こえてきそうです。
また、尾瀬は今、アキアカネ(トンボ)がいっぱいです。アキアカネは6月から7月にかけて平地の水田や池などで羽化し、集団で山へ向かい、夏の間は涼しい山地で過ごし、秋になるとまた生まれ育った場所に戻っていくそうです。だいたい50~100キロちかく移動しているといわれています。
尾瀬の春を彩った
ミズバショウ
ミズバショウ
は、実が熟してきました。熟してきた
ミズバショウ
ミズバショウ
を食べにやってくる動物と言えばツキノワグマです。特に早朝や夕方は活動が活発になるため、その時間に行動される方や人通りが少ない場所に行かれる方は、クマ鈴等の携行をおすすめします。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺で、通行止め箇所などの報告は特にありません。木道は濡れると滑りやすくなりますので、十分に注意して歩いてください。
・大清水~一ノ瀬間は木道が破損している箇所が多くあります。
・八木沢道(富士見峠~横田代)は、ぬかるみが多いので、雨天の後はとくに歩きにくいです。
・燧裏林道は西田代~天神田代間の橋が破損していましたが応急修理しました。引き続き気をつけて通行してください。
至仏山はと7/1より登山可能となっています。ただし、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用です。下山時は鳩待峠方面のみとなります。至仏山特有の蛇紋岩は、雨などで濡れると大変滑りやすいため注意して下さい。
登山装備
最近では日中は暑くても、朝方は10℃を下回る日がでてきました。暑さ対策に加え、防寒着等の準備もお忘れなきように。
注意点
至仏山登山の際は、登山道から外れて歩かないようお願いします。植生の荒廃や土壌の流出のもととなります。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: