白馬岳 | 白馬山荘

台風通過後もすっきりしない天気でとても寒いです。大雪渓は秋道になりました。アイゼンはあった方がよいでしょう。

イワヒバリ(2014.08.31 白馬山荘 )
イワヒバリ(2014.08.31 白馬山荘 )
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天気・気温

08/12(火) 雨 10:00の気温7℃。
富山市の天気予報
明日
24℃
10℃
明後日
25℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 10:00発表
松本市の天気予報
明日
25℃
7℃
明後日
27℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●白馬山荘より
8/12 一昨日の台風通過時、稜線では風速20~25mの強風が吹き荒れました。稜線では本日も強い風が吹いています。しばらくは天候が不安定になりそうなので注意して下さい。

今朝はやっと視界が開けて真正面に剣・立山連峰、左横に杓子・白馬鑓、右横に旭岳の姿を見ることが出来ました。そして一瞬青空が顔を覗かせましたが、またすぐに灰色の雲に覆われてしまいました。それでもいつもの山並みが見れるだけで気分がいいものです。あとは青空を待つだけですね。
お盆の時期ということもあって子供さん連れのご家族での宿泊も増えてきています。その子供たちに是非青空広がる白馬岳の雄大な自然を見せてあげたいなあと思いました。なんとか晴れて欲しいなあ!みんなの願いです。

8/11 台風一過の青空を期待していましたが、雨が降ったり止んだりのあいにくの天気が続いていました。早くすっきり晴れて欲しいところですが、天気はままならないものですね。なかなか期待通りにはなりません。気温も最高気温が13℃までしか上がらず、肌寒い一日となりました。

●白馬尻より
8/12 08:30の天候は曇、気温17.3℃。白馬尻も台風通過後パッとしない天気が続いています。ですが、登山道ではエゾアジサイ、 ヤマブキ ヤマブキ ショウマが咲きなじめました。

8/11 白馬尻 07:30現在 天候は雨、気温17.5℃。
台風の激しい雨は過ぎましたが、白馬尻ではまだ、雨は降り続いています。白馬尻の小屋前の大雪渓の水量も昨日よりは減りましたが、未だ多い状態です。登山道の状況ですが、小屋下部は問題ありません。

登山道の状況

8/12 現在
●大雪渓(白馬尻から稜線へ) 秋道になりました。
・ルート上は問題ありません。気温が低いこともありアイゼン
・ねぶかへの取り付き部が雨で崩落した為、秋道に変更になりました。トラロープで誘導してあります。ロープに指示に従って下さい。
・秋道最初の橋が雨で増水しているため、水がかかっています。通行時注意してください。

●栂池方面(栂池~白馬岳)
・支障の連絡はありません。残雪もありません。

●白馬鑓温泉(稜線の分岐から鑓温泉~猿倉まで)
・稜線~鎖場 鎖場の通過は必ずストックはしまって通過して下さい。鎖場の足場の岩は「蛇紋岩」といって大変滑りやすい岩質のため滑落の危険があります。
・鑓温泉から下の雪渓は、鑓沢のみとなりました。アイゼンは不要です。登山道がぬかるんだり、水たまり(水が流れたり)しているところがあり足元には充分注意して下さい。

登山装備

3000m級の夏山登山装備が必要です。気温が低いため防寒具必携。装備は雨対策をしておきましょう。

注意点

・子ども連れの方へ
お盆に入り、子ども連れをよく見かけるようになりました。小さい子どもは体温の保持が難しいので、特に注意してあげて下さい。また長い距離を歩き慣れない子どもも多く気持も体力も弱ってしまうことがあります。子ども連れの方はくれぐれも子どものペースに合わせて、無理はせず、一層の安全登山を心がけて下さい。子どもを守るのも、危険にさらすのも一緒に登っている大人です。

・行動中の汗が冷える「汗冷え」での体調不良になりがちな天候です。体調管理に注意しましょう。

・小屋到着が遅い方がいます。16時までには小屋に入るようにしましょう。

・早出早着の原則を守り、入山時間はなるべく朝早くとし、ゆとりある行動時間を持ちましょう。もし途中でルート不明瞭となった時、危険を感じた時には早めに決断し無理せず下山の決断をしましょう。

お知らせ

●レストラン スカイプラザ白馬 営業中

昨年の今頃の様子は?

2023年の営業は4/29から(宿泊要予約)。入山には前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.04.25

大雪渓は融雪早目。踏み抜き、落石に注意。前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.11

大雪渓は踏み抜き、落石に注意。急傾斜あり前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.19

雪に対応できる装備必要。大雪渓上部からは降雪することもあります。視界不良時の入山は慎重に2023.05.24

白馬山荘周辺の過去の様子

  • 山頂のライチョウ 冬毛です
  • 白馬山荘は営業を終了いたしました。今シーズンもたくさんのお客様にご利用いただき誠にありがとうございました。
  • 稜線の様子
  • 三国境方面の登山道
  • 9時の山荘前 降雪続いています。吹き溜まりで40~50㎝、風で雪が飛ばされているような所は、氷がむき出しになっています。
  • 9時の山荘前 降雪続いています。
  • 正午、初雪&猛吹雪です。山の上は季節が冬に近づいております。もういつ雪が降ってもおかしくない時期です
  • 鑓温泉ルート杓子沢に橋が架かりました
  • 鑓温泉ルート 杓子沢付近の雪渓 橋への取り付きはピンクテープで印をしてあります。
  • 白馬岳山頂
  • 夕陽。絶景です
  • 馬山荘付近ではツクモグサが真っ盛り

白馬山荘

電話番号:
0261-72-2002
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ 白馬館

地図で見る
http://hakuba-sanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

白馬岳 標高 2,932m

 白馬岳は、槍ヶ岳とともに北アルプスで登山者の人気を二分している山である。南北に連なる後立山連峰の北部にあって、長野・富山両県、実質的には新潟を加えた3県にまたがっている。  後立山連峰概説に記したように、この山の東面・信州側は急峻で、それに比して比較的緩い西面・越中側とで非対称山稜を形造っている。しかし信州側は山が浅く、四カ庄平をひかえて入山の便がよいため登山道も多く、白馬大雪渓を登高するもの(猿倉より所要6時間弱)と、栂池自然園から白馬大池を経るもの(所要5時間40分)がその代表的なものである。  越中側のものは、祖母谷温泉より清水(しようず)尾根をたどるもの(祖母谷温泉より所要10時間)が唯一で、長大である。  白馬三山と呼ばれる、本峰、杓子岳、鑓ヶ岳、そして北西に位置する小蓮華山の東・北面は、バリエーション・ルートを数多く有し、積雪期を対象に登攀されている。  近代登山史上では、明治16年(1883)の北安曇郡長以下9名による登山が最初であるとされている。積雪期では慶大山岳部の大島亮吉らによる1920年3月のスキー登山が初めての試みである。  白馬岳の山名は、三国境の南東面に黒く現れる馬の雪形から由来したといわれる。これをシロウマというのは、かつて農家が、このウマが現れるのを苗代(なわしろ)を作る時期の目標としたからであって、苗代馬→代馬(しろうま)と呼んだためである。白は陸地測量部が地図製作の際に当て字したものらしい。代馬はこのほかにも、小蓮華山と乗鞍岳の鞍部の小蓮華側の山肌にも現れる。白馬岳は昔、山名がなく、山麓の人々は単に西山(西方にそびえる山)と呼んでいたのである。また富山・新潟側では、この一連の諸峰をハスの花弁に見立てて、大蓮華山と総称していたようである。  この山からの眺望はすばらしく、北アルプスのほぼ全域はもとより、南・中央アルプス、八ヶ岳、頸城(くびき)や上信越の山々、そして日本海まで見渡すことができる。頂の展望盤は、新田次郎の小説『強力伝』に登場することで知られる。  日本三大雪渓の1つ、白馬大雪渓は登高距離が2kmもあり、全山にわたる高山植物群落の豊かさ、日本最高所の温泉の1つ白馬鑓温泉、高山湖の白馬大池や栂池自然園などの湿原・池塘群、こうした魅力を散りばめているのも人気を高めている理由である。また、白馬岳西面や杓子岳の最低鞍部付近などに見られる氷河地形、主稜線などで観察できる構造土、舟窪地形など、学術的な興味も深い。山頂部の2つの山荘(収容2500人)をはじめ山域内の宿泊施設も多い。

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小蓮華山 標高 2,766m

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 白馬岳のすぐ西方(富山県宇奈月町)にあって、衛星峰といった存在だが、この山を北方の朝日岳―雪倉岳の稜線から眺めると、鋭い兜のような山容を見せて、一見白馬岳と錯覚するほどだ。白馬岳から越中の祖母谷(ばばだに)温泉に下る道がこの山の南山腹を走っており、付近は高山植物で埋まっている。白馬岳との鞍部には例年大雪田が残り、その北側、柳又谷の源頭には氷河地形が見られる。

ユーザーの登山記録から

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