尾瀬ヶ原は晩夏~秋の花々が元気に咲いています。ツキノワグマの活動が活発な時期なので特に早朝や夕方は注意
天気・気温
山と周辺の状況
お盆ということもあり、山ノ鼻は家族連れなどで大変賑わっています。
台風は強い雨風をもたらせ、湿原は木道まで水浸しとなりましたが、現在は問題なく歩けます。
この時期の尾瀬を彩る
キンコウカ
キンコウカ
は、今はアヤメ平(鳩待峠~富士見峠間)が見頃で、鮮やかな黄色が眩しく見えます。
一方、尾瀬ヶ原は晩夏~秋の花々が元気に咲いています。今の湿原の主役は紫の花びらが特徴的な
サワギキョウ
サワギキョウ
です。また、オゼヌマアザミ、オゼミズギク、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
などが目立ちます。
ヒツジグサ
ヒツジグサ
は7月から9月はじめくらいまで楽しめる花ですが、秋には葉が紅葉します。いくらか葉の色が変わってきた
ような感じがします。
尾瀬ヶ原を歩いていると、木道沿いの多くの
ミズバショウ
ミズバショウ
がつぶされているのを見かけます。これはツキノワグマが食べたあとで、この時期
ミズバショウ
ミズバショウ
の熟した実を食べに出てきます。
特に早朝や夕方はクマの活動が活発になるため、クマに遭遇しないようにする注意が必要です。その時間帯に行動される方、人通りが少ない場所に行かれる方は、クマ鈴等の携行をおすすめします。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺で、通行止め箇所などの報告は特にありません。木道は濡れると滑りやすくなりますので、十分に注意して歩いてください。
至仏山はと7/1より登山可能となっています。ただし、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用です。下山時は鳩待峠方面のみとなります。至仏山特有の蛇紋岩は、雨などで濡れると大変滑りやすいため注意して下さい。
今、至仏山で咲いている花を紹介すると、ヒメシャジン(登山道近くにもたくさん咲いています)、シブツアサツキ、タカネ
ナデシコ
カワラナデシコ
、ミネ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、イブキジャコウソウ、ムラサキタカネアオヤギソウなどです。
登山装備
尾瀬ヶ原のハイキングでも、雨具は必ず持参してください。
注意点
至仏山登山の際は、登山道から外れて歩かないようお願いします。植生の荒廃や土壌の流出のもととなります。
また、ツキノワグマが活発に活動する時期です。熊鈴の携行をお願いします。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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