朝焼けに大雪渓の紅葉が燃え立ち、小蓮華山・白馬乗鞍岳もピーク。栂池自然園はモザイク模様が見事です。
天気・気温
山と周辺の状況
●白馬山荘より
9/30 朝は晴れていましたが、次第にガスが出て風も強くなってきました。10:30の気温6.6℃と、このところの日中にしては寒い気温です。
しばらく日中は暖かい日が続いていましたが、その間も朝はかなり冷えてきました。
9/29
朝焼けに大雪渓の紅葉が燃え立つようでした。
今のご来光は飯綱山の上あたりから昇ってきています。富士山・八ヶ岳、南アルプス、浅間山などの山並みがよく見えていました。
毎日気持ちのいい秋晴れが続いています。夏8月の天気の悪さを挽回するかのように連日晴れています。紅葉もちょうど今見頃を迎えていて、どのルートを辿っても秋の彩りが登山者の目を楽しませてくれます。
気温は朝晩冷え込むものの日中は10℃以上まで上がるので、登山には最適な気温といえます。次の寒気が来るまでの束の間の穏やかな秋晴れの日々。存分にお楽しみ下さい
栂池自然園から白馬大池経由で白馬岳に至るルートの紅葉がピークに近い状態になっています。白馬岳から見た小蓮華山・白馬乗鞍岳にかけての紅(黄)葉もすばらしいです。
9/27
昨日は終日いいお天気でした。青空に次々といろんな形の雲が浮かんで景色の印象が変わるので、見ていて飽きない一日になりました。あたかも雲の展覧会を見ているようでした。夕方まで存分に雲の展覧会を楽しんだ後、夕景もまた素晴らしかったのでまた見とれてしまいました。
9/26 気持ちのいい青空が広がっています
昨日、一昨日と降り続いた雨もようやく上がって、今日は朝からよく晴れています。秋の澄んだ青空が戻ってきました。絶好の登山日和です。
早朝は霜柱が立っていて水たまりには薄氷が張っていましたが、日が昇るにつれて徐々に気温が上がってきました。9時現在の気温は9℃で風もほとんどないので、陽だまりにいると穏やかな暖かさに包みこまれて心地いいです。
秋の日はつるべ落としといいます。日没時間が5時40分頃と早いので、今一度早出早着をお願いします。
●白馬尻小屋より
9/30 09:30現在 晴れ 気温15.1℃
今日の朝はいい天気で、白馬山頂を含め良く見えていましたが、9時半現在、白馬岳、下界白馬村方面とも雲に覆われています。それでも白馬尻上空は青空が広がっています。
今シーズンの白馬尻小屋も本日の宿泊をもちまして終了となります。
9/29 09:30 晴れ 気温15.3℃
今日も朝からいい天気です。紅葉も先日よりだいぶ焼けて来ました。白馬尻小屋より下はまだまだですが、大雪渓は見頃だと思います。
9/28 07:30 晴れ 気温13.1℃
今日も朝から良い天気で、気持ちの良い秋晴れになりました。
昨日程ではありませんが、沢山のお客様が通過されています。
●栂池ヒュッテより
9/30 ここ数日の好天により昨夜も星空がとてもきれいです。
9/29 日の出から終日良い天気でした。ここ数日の好天と紅葉の見ごろになりお客様も増えてきました。今朝は少し霜が降りてしまいましたが日の出と共にご宿泊のお客様は朝食前の散策や日の出の撮影などで楽しんでいました。
9/28 朝から快晴でしたが、日の出の光線は淡く山肌が焼けませんでした。
日中は青空に覆われ栂池自然園らしいモザイク模様の紅葉が見ごろ、撮りごろになり今日は多くのお客様が自然園の紅葉散策を楽しんでいました。
9/27 天狗原 紅葉!
白馬乗鞍岳の斜面が見事な色付きになりましたが、今日は残念ながら上空が雲に覆われ日が差してくれませんでした。
それでも周辺はますます黄金色に染まっていきます。↓
●栂池自然園紅葉祭り
紅葉祭りが始まりました。自然園でのお餅搗きやきのこ汁の振る舞いは4日と5日になりますのでご期待ください
登山道の状況
●大雪渓ルート 秋道変更後の様子9/29
今までケルンより秋道に入り、お地蔵さん下で大雪渓に入っていましたが、
9/27昼より、秋道全線開通となりました。雪渓はほぼ横断のみとなります。
・白馬尻小屋より登山道を通り、大雪渓ケルンまでは変更ありません。
・ケルンより秋道に入ります。赤布、トラロープに沿って上がって行きます。
途中、白馬尻小屋周辺では終わってしまったオオバミゾホウズキ、ミソガワソウが咲いています。赤布沿いを進みます。秋道1段々歩きづらくなりますが、赤布に沿って登って下さい。
・3号雪渓との出会い付近で、先日までの雪渓取り付きが現れますが、ここで雪渓に出ず、左側の斜面を登ります。そのまま斜上し赤い布を巻いたポールの左側を上がります。
開通したばかりで下が固まっていないので、大変歩きづらいです。(下山時はもっと注意が必要そうです。)少し行くと
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
が咲いていました。すぐ上では群生が見られます。
・いよいよ雪渓に入ります。
雪渓歩きはおよそ400~500mほどになります。青丸の通称「砂山」までになります。コースの最後(通称「砂山」)は右へ。取り付きはロープで指導してあります。最後は右です。
取り付きはロープで指導してあります。踏み跡があっても、指導ロープがあれば従って下さい。ロープをまたいだり、赤布を無視して雪渓に入ることは危険です。
今までの雪渓ルートの雪が薄くなり、穴が空きそうなので、変更になりました。
今回様子を見に行った時も秋道が歩きづらいので、トラロープを超えて雪の上を歩いているお客様がいらっしゃいました。お客様の安全のためのルート変更です。ぜひ守って頂きますようお願い致します。
視界の悪い時にはしっかり確認して、慎重にルートを選びましょう。不安を感じた時は安全策として下山しましょう。
以下に写真つきのルート説明があります。
http://www.hakuba-sanso.co.jp/hakubajiri/archives/800
●栂池方面(栂池~白馬岳) 支障の連絡はありません。
コースが長いため、早く出発して下さい。
●白馬鑓温泉(稜線の分岐から鑓温泉~猿倉まで)
・稜線~鎖場 鎖場の通過は必ずストックはしまって通過して下さい。鎖場の足場の岩は「蛇紋岩」といって大変滑りやすい岩質のため滑落の危険があります。
・鑓温泉から下は、雨後登山道がぬかるんだり、水たまり(水が流れたり)しているところがあり足元には充分注意して下さい。
※白馬山荘~白馬鑓~猿倉 コースが長いため、早く出発して下さい。
※白馬鑓温泉小屋は9/30営業終了。
●祖母谷 支障の連絡はありません。
所要時間が非常に長いため早く出発して下さい。さらに小屋で最新の情報を得るようにして下さい。
クマの生息エリアです。鈴などをつけて下さい。
●蓮華温泉方面 鉱山道
紅葉の良い時期ですが、人の少ないルートです。クマ生息エリアでもあり鈴などをつけて下さい。
登山装備
3000m級山岳での雪、みぞれ、氷雨などかあることを想定した装備が必要です。防寒具必携。装備にはすべて雨対策をしておきましょうアイゼンもあると安心です。
注意点
急に寒くなってきています。もう夏山の延長ではありません。冬に近い天気になることもあります。すでに初雪がありました。「早出早着」を必ずお守り下さい。
山に来たら山の時間に合わせて下さい。日没も徐々に早まっていきます。早出早着の原則通り、できるだけ早くスタートし、ゆとりある行動時間を持ちましょう。
※小屋到着が遅いことは危険な時期となっています。16時までには小屋に入るようにしましょう。夕食は概ね17時頃からスタートします。
●「汗冷え」で体調不良
行動中の汗が冷える「汗冷え」で体調不良になりがちな天候です。体調管理に注意しましょう。
●途中でルート不明瞭となった時、危険を感じた時には早めに決断し無理せず下山の決断をしましょう。
●体調不良、ケガなど無理は禁物
足がつったまま、体調不良のまま、我慢して登って来られる方がいます。山小屋での対応はとても限られたことしかできません。決して無理をせず体調が悪いとき、ケガをした時などは下山するようにしましょう。
●宿泊予定の小屋の営業最終日は、最新情報を必ず確認しましょう。
●アプローチのバスの本数が少なくなります。注意して下さい。
白馬駅~猿倉
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/
白馬駅~栂池
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/
●猿倉林道入り口は駐車しないで下さい。
白馬尻小屋からのお願いです。
猿倉駐車場の林道入り口に車を止め内で下さい。小屋の業務車ほか、緊急車両(警察車両、救急車、遭対協等)も入ります。
昨日は大雪渓にてケガ人が出ましたが、車両が入れませんでした。
皆さんのご協力をお願い致します。
●栂池でデジタルカメラレンタル開始します
http://www.hakuba-sanso.co.jp/tsugaike/archives/1802
お知らせ
白馬山荘の営業は10月18日(土)まで
●2014年度、周辺の山小屋の営業状況
※以下は予定です。必ず最新情報を確認して下さい。
白馬鑓温泉小屋 ~9月30日(火)*注意
白馬尻小屋 ~9月30日(火)*注意
白馬大池山荘 ~10月12日(日)
栂池ヒュッテ ~10月25日(土)
天狗山荘 ~9月23日 営業終了しました。
朝日小屋 ~10月中旬
昨年の今頃の様子は?
2023年の営業は4/29から(宿泊要予約)。入山には前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.04.25
大雪渓は融雪早目。踏み抜き、落石に注意。前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.11
大雪渓は踏み抜き、落石に注意。急傾斜あり前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.19
雪に対応できる装備必要。大雪渓上部からは降雪することもあります。視界不良時の入山は慎重に2023.05.24
白馬山荘周辺の過去の様子
白馬山荘
- 電話番号:
- 0261-72-2002
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ 白馬館