草紅葉は枯草色になりましたが、樹木の紅葉が美しく、とても鮮やかで目を見張るものばかりとなりました
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬の紅葉は例年に比べ早めにピークをむかえている印象です。湿原の草紅葉(くさもみじ)も赤色や黄色から、"枯れ草色"に変化し始めています。
一方で、樹木に注目してみると、
ナナカマド
ナナカマド
、カエデ類、ミズナラがそれぞれ赤色やオレンジ色に紅葉した木漏れ日の中をゆっくり歩くことができます。林内の紅葉は、とても鮮やかで目を見張るものばかりです。
また、至仏山ではまだまだ秋を楽しめます。尾瀬ヶ原から至仏山を眺めると森林限界より上、至仏山中腹付近で燃えるような真っ赤な紅葉が目立ちます。
先日、小さくて可愛らしい動物が姿を見せてくれました。1属1種の日本産固有種。国の天然記念物にも指定されている「ニホンヤマネ」です。見かけたのは尻尾も含めて8cmくらいの大きさでした。基本的に夜行性の動物ですが、お昼前に見ることができました。
漢字では、「山鼠」や「冬眠鼠」と書きます。外見でも分かるようにネズミの仲間になります。特徴と言えば、背中の黒い一本線です。
器用に枝にぶら下がって移動し、ふさふさな尻尾がバランスを取るのに役立っています。今は冬眠に向けての準備中でしょうか。
尾瀬には、ヤマネを含め多くの貴重な動植物が生息しています。この自然を守りながら、尾瀬を楽しむことが大切です。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺で、通行止め箇所などの報告は特にありません。木道は濡れると滑りやすくなりますので、十分に注意して歩いてください。
至仏山はと7/1より登山可能となっています。ただし、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用です。下山時は鳩待峠方面のみとなります。至仏山特有の蛇紋岩は、雨などで濡れると大変滑りやすいため注意して下さい。
この時期、至仏山は午後になると天気が崩れます。09:30までには登り始めるような計画をしてください。
登山装備
朝晩は冷え込むようになりました。防寒対策を十分に行ってください。
お知らせ
2014年(平成26年)の尾瀬シーズンも、あと一ヵ月ほどとなりました。各施設の営業終了(閉鎖)予定日と橋板の取り外し予定日は、以下リンクを確認ください。
■山小屋・休憩所
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■ビジターセンター・キャンプ場・トイレなど
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昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: