悪天が続いた割に積雪が少なく5~6合目の低潅木が出ています。6合目から上はアイスバーン。強風に注意。
天気・気温
11:00 6合目 小雪 気温-4℃ 5m/s
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
1月10日(日)現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。
年末年始は天候に恵まれず、登山客も少なかったようですが、この連休もまた天候が今ひとつで、今朝も6時ごろから一気に降り始めました。
およそ大山の冬はこんなものですが、今年は温度差が極端にあるように思います。
今日の場合も、さほど温度は低くないために、夏道であればカッティングで登れる程度でした。
ただ、新雪だから登れるだけであって、これが6合目から上に行けばアイスバーンになるのが普通なので、早めにアイゼンを装着した方がいいと思います。
今年に入り悪天候が続いた割には積雪量が少なく、5合目を過ぎた辺りから6合目まではまだ低潅木が埋まっていません。
2合目で会った友人から、「強風のため7合目までで降りてきた」という情報をもらっていたので、私たちも6合目でUターンしました。
今日の入山者は、登山客が少なく、ほとんどがスノーボーダーでした。
7合目から上の強風は厳しかったようで、7合目まで登った後、ほとんどのボーダーが6合沢を滑り降りていきました。
もっと積雪が増えてくると、7合目下付近にできた雪庇が、一気に7合沢へ落ちるため注意が必要です。
登山道の状況
登山道には積雪があります。
・アプローチの車道について
大山寺までの道路は一応除雪しますが、今朝のように一気に降ると除雪が間に合わず、冬用タイヤだけでは動けなくなる恐れがあります。必ずチェーンもあわせてご用意ください。
登山装備
装備については厳冬期の装備が基本となります。
アイゼンは10本以上のものをお持ちください。
特にアイゼンの装着については、分厚い手袋をしたまま脱着が出来るようによく練習をしてきてください。
毎年必ず見かけるのが、6合目でアイゼンのつけ方がわからない方です。
アイゼンも含めて、冬山装備の使い方を熟知した上で山においでください。
注意点
装備、服装ともに完全冬山装備が必要だということを忘れないでください。
特に大山は独立峰であり、大陸からの寒気団の影響をダイレクトに受ける山です。冬の厳しさを甘く見ると事故に繋がりますので、無理をしないようにしましょう。
装備さえ揃えれば登れる山でもありません。
装備を扱う技術がないと、いざという時に自分の身が守れません。
必ず経験者と一緒に登るか、厳しいときは途中で引き返すことも考えてください。
●山頂避難小屋
・冬でも開放されていますので入れますが、扉が凍って動かない場合があります。
・中に入って休憩される方は、出来るだけ体に付いた雪を落として入ることと、入り口付近の雪を履き出してください。ホウキとスコップを置いてあります。
次に使用される方が気持ちよく使えるようにご協力ください。
●大山への登山届
以下のリンク先は「鳥取県警」の大山登山に関するページです。
インターネット登山届、大山登山届用紙、送付先、登山ポストなどの情報があります。
http://www.pref.tottori.lg.jp/policedaisen/
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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