本日一時的な高気圧の通過により穏やかな一日でした。積雪は例年よりやや少なめ。今年は気温差が大きいです。
天気・気温
11:30 山頂 くもり 気温-6℃ 無風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
1/14現在のだいせん夏道登山道の最新情報をお知らせします。
本日、天候は曇りですが視界が良く、山頂からは隠岐の島はもちろんのこと、遠くは四国の石鎚、剣山系が良く見えました。
南から低気圧が接近しているため、夕方から天候が崩れる予報でしたが、ちょうど高気圧が山陰付近を通過しているため天候も穏やかでまったくの無風でした。逆に山頂まで暑いぐらいで、山頂でも体感温度はかなり高く感じました。
実際に今の時期にこのぐらい穏やかで暖かく感じる日というのは珍しいと思います。
積雪量は例年よりもやや少なめです。
今年の天候の特徴は気温差が大きいことでしょうか。
荒れたときは山頂までも行けないぐらいに厳しく、冬型が緩むとまるで春の残雪期のような穏やかな天候となります。
注意していただきたいのは、やはり装備です。
準備としては必ず厳冬期の装備を持ち、その日の天候により
装備を持ち替える、あるいはスタート前に再度天気予報を
確認して装備を整えてください。
最低限の装備としては10本以上のアイゼンです。
下の方はカッティングで歩けても、7合目を過ぎる辺りからアイスバーンになる場合が多いです。
その日の雪質により、その日に最適な装備も変わりますし、雪が降ったばかりの時と、何日か降雪がなく気温が低い場合も歩いた感じは全然変わってきます。
今の時期に夏道を往復する限りは、かなり気温が低くなる場合を除いて、ピッケルよりもストックの方が楽に登れると思います。しかしストックも正しい使い方をマスターしていないと楽どころか逆に肩を痛めてしまいます。平地を歩く場合のストックは推進力がまず一番の役割ですが、雪山に登るときはバランス保持を最優先に考えてください。
登山道の状況
登山道には積雪があります。
天候によっては、トレースが消えることがあります。
6合目から上はルートの目印のポールが立っています。
迷いやすい場所は密に立てていますが、そうでないところは適度に離して立ててあります。
どんな悪天候でも目印にして登ってしまうと事故に繋がるので次のポールが見えない時は、それ以上行かないようにした方がいいと思います。
・アプローチの車道について
大山寺までの道路についても一応除雪してありますが冬用タイヤだけでは動けなくなる恐れがあります。必ずチェーンもあわせてご用意ください。
登山装備
装備、服装ともに完全冬山装備が必要です。
アイゼンは10本以上のものをお持ちください。
特にアイゼンの装着については、分厚い手袋をしたまま脱着が出来るようによく練習をしてきてください。
毎年必ず見かけるのが、6合目でアイゼンのつけ方がわからない方です。
アイゼンも含めて、冬山装備の使い方を熟知した上で山においでください。
注意点
冬の大山はそんなに楽に登れる山ではありません。
冬の道具さえ持てば登れるわけでもありません。
アイゼンも含めて、その道具の意味、用途をしっかり熟知して正しい使い方をマスターしないと、大きな事故に繋がります。
天気予報にも充分に注意した上で、どうしても登山日がその日しかないのであれば、想定される最悪の場合を考えた上で登山してください。
大山は独立峰であり、大陸からの寒気団の影響をダイレクトに受ける山です。冬の厳しさを甘く見ると事故に繋がりますので、無理をしないようにしましょう。必ず経験者と一緒に登るか、厳しいときは途中で引き返すことも考えてください。
●山頂避難小屋にはトイレがあります(非水洗)。
現在は、有志の方がトレイを使えるょうに雪を掘って下り、使える状態になっています。どなたでも結構ですので、入り口にスコップを置いていますので、気がついた方は少しでも広く掘ってください。
みんなが気持ちよく使えますので、宜しくご協力ください。
●山頂避難小屋
・冬でも開放されていますので入れますが、扉が凍って動かない場合があります。
・中に入って休憩される方は、出来るだけ体に付いた雪を落として入ることと、入り口付近の雪を履き出してください。ホウキとスコップを置いてあります。
次に使用される方が気持ちよく使えるようにご協力ください。
・避難小屋はそろそろ内部が暗くなってきました。
1階がほとんど埋まり、2階の窓からの明りがやっと入る程度となりましたので、ザックの中のライトは、すぐに取り出せるところに入れておいてください。
また暗いということはアイゼンを装着したまま小屋に入ると他人の足を傷つける恐れがあります。(大概サングラスもかけてますから、いよいよ真っ暗です)
・必ずアイゼンは小屋の外で外してお入りください。もちろん出る際も外でアイゼンを装着して下さい。
●大山への登山届
以下のリンク先は「鳥取県警」の大山登山に関するページです。
インターネット登山届、大山登山届用紙、送付先、登山ポストなどの情報があります。
http://www.pref.tottori.lg.jp/policedaisen/
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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