例年よりやや少ないものの積雪も増えてきました。来週からは厳しい天候条件が予想されます。
天気・気温
13:00 6合目 ガス時々小雪 気温-1℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
昨日夜中から今朝にかけてまた雪が降り、だいぶ減っていた積雪も順調に増えてきました。しかし今の時期にすれば例年よりもやや少なめです。
ち来週の天気予報はほとんど雪マークがついていて、条件的には厳しい日が多いようです。
本日はお客様を連れての登山であったため、6合目で下山しました。
やはり装備と体力、それと今日の場合は登っても当然のごとく景色も望めないため、下山しながらピッケルを使っての滑落停止の練習をみっちりしてもらいました。これは体で覚えてもらうのが一番だと思います。
大事なことはすぐに対応できる技術の習得ですが、それ以前の問題として転倒しないような歩き方(アイゼン歩行も含めて)が出来るかどうか、だと思います。
冬山の場合は夏と違ってかなり直線ルートが取れるので、ただ上に登ればいいのですが、傾斜のきつい場所も当然あります。そのため夏よりは技術と体力を必要とすることを念頭において、下山を考えてください。
登山の場合に下山時に事故が多いというのは、この登りで力任せに登ってしまい体力を使い果たしてしまって下山にかかるから転倒などの事故に繋がる場合が多いようです。
登山道の状況
1/30現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。
新雪が降っていたため6合目まではアイゼンなしのカッティングで登れましたが、不安なかたはスタートからアイゼンを着けたほうが楽だと思います。
現在6合目はやはりかなりの積雪のため、平坦な場所が少なく傾斜のある場所でアイゼンを着けることは、基本的な知識がないと危険な場合があります。
登山道には積雪があり天候によっては、トレースは期待できません。
登山装備
装備、服装ともに完全冬山装備が必要です。
アイゼンは10本以上のものをお持ちください。
服装について。今日の場合は大山寺で気温プラス1℃。
出発前に見た天気図ではちょうど低気圧が通過しているところ。ということでスタートでは長袖のアンダーシャツ、半袖のジップシャツ、ソフトシェルの3枚でスタートしました。
5合目から風が出てきたためハードシェルを着ました。
今日は韓国からのDBSクルーズのお客さまが約50名程度いましたが、ほとんどが阿弥陀堂付近で上着を脱いだり、服装調整をされてました。
基本は寒いぐらいでスタートして寒くなれば上着を着ていくといったレイヤードを覚えてください。
注意点
●山頂避難小屋
・避難小屋はそろそろ内部が暗くなってきました。
ザックの中のライトは、すぐに取り出せるところに入れておいてください。
・アイゼンは必ず小屋の外で外してお入りください。もちろん出る際も外でアイゼンを履きましょう。
●山頂避難小屋にはトイレがあります(非水洗)。
みんなが使う場所ですので、きれいにお使いください。
●天気予報にも充分に注意
その日しか登れないのであれば、想定される最悪の場合を考えた上で登山してください。
●車道は冬タイヤ+チェーンで
また大山寺までの道路についても一応除雪してありますが冬用タイヤだけでは動けなくなる恐れがあります。必ずチェーンもあわせてご用意ください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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