尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

山ノ鼻ビジターセンターは5/15に開館しました。鳩待~山ノ鼻間は、まだ4割くらいは残雪があります。踏み抜きに注意

アカハライモリ(2015.06.01 山ノ鼻ビジターセンター)
アカハライモリ(2015.06.01 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

05/19(火) 曇り、9:00の気温12.0℃、最高20.3℃、0.3℃
みなかみ町の天気予報
明日
29℃
10℃
明後日
曇時々晴
25℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 4:00発表
会津若松市の天気予報
明日
32℃
11℃
明後日
曇時々晴
28℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

山の鼻ビジターセンターは5月15日より開館しました。周辺はまだ残雪が多く残っています。鳩待峠~山ノ鼻間も、まだたくさんの残雪があります。木道は6割程度見えている状況ですが、道迷いや踏み抜きをしやすい箇所があります。残雪箇所にロープが張られていますので、道を外れないようにご注意下さい。
尾瀬ヶ原では、雪の融けた箇所から、 ミズバショウ ミズバショウ が顔を出し始めていますが、見頃はまだ先です。6月に入ってからが見頃を迎えます。
また、植物研究見本園の入口付近ではフキの花が見られ、花の季節の足音を感じられました。

尾瀬ヶ原には、まだ雪原が広がる箇所が多数残っていますが、この時期の尾瀬は雪の上に赤いものが広がっている場所があります。
この、雪の上に広がる赤いものはアカシボと呼ばれる現象で、この時期にしか見られません。鉄分を含んだ藻ではないかとされる説、鉄分を含んだ微生物ではないかとされる説など諸説ありますがまだ正体は明らかにされていません。
今後の研究の行方が楽しみです。なお、今は研究見本園あたりで多く見られます。





現在、開館に向けて準備中です。なお、尾瀬内の施設の開館予定は、以下urlをご確認ください。
ビジターセンター・公衆トイレなど:http://blog-imgs-72-origin.fc2.com/o/z/e/ozenavi/201504170943496e8.jpg
山小屋・休憩所など:http://blog-imgs-72-origin.fc2.com/o/z/e/ozenavi/20150417094352198.jpg

登山道の状況

尾瀬ヶ原周辺はまだ、多くの積雪が残っています。日を追うごとに減っていますが、木道が不明瞭な箇所が多くあります。踏み抜きと道迷いに注意してください。
山ノ鼻地区~鳩待峠間のは、木道が6割程度見えている状況です。残雪箇所にロープが張られていますので、 道を外れないようにご注意下さい。
八木沢道は残雪が多く、通行には十分な注意が必要です。

この時期の尾瀬は、足跡に頼り過ぎず、赤テープや誘導ロープ、木道の位置を確認しながら進むようにしてください。また、木道や木製階段の隙間では、踏み抜きに注意してください。

これから雪融けとともに、各橋を架設していきます。尾瀬ヶ原では、以下のurlの日程で架設予定です。
http://blog-imgs-72-origin.fc2.com/o/z/e/ozenavi/20150417094352f36.jpg

★至仏山登山について
 至仏山は残雪期の植生保護のため、5月7日(木)~6月30日(火)まで登山道を閉鎖します。閉鎖解除日は7月1日(水)を予定しています。なお、解除後も、雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。

登山装備

尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
また、場所によっては雪に対する装備が必要となります。

昨年の今頃の様子は?

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

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燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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