尾瀬ヶ原のミズバショウはほぼ終了しましたが、新緑で若草の黄緑色の湿原に変わってきています。
天気・気温
山と周辺の状況
花の盛りが過ぎ始めた
ミズバショウ
ミズバショウ
は、目立っていた白い部分は役目を終えて、代わりに若々しい緑の葉が元気に成長し始めています(
ミズバショウ
ミズバショウ
で一際目立つ白い部分は花びらではなく、花を守るための機能を持つ葉が変化したものです)。
湿原の植物の芽吹きが少なく茶色だった尾瀬ヶ原ですが、若草の黄緑色の湿原に変わってきています。池塘の浮島もすっかり若草に覆われてとても幻想的です。上田代付近の湿原で新緑が目立っているのは、主に、ヤチヤナギです。このヤチヤナギ、色だけでなく香りもとても爽やかです。
また、湿原では
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
、
チングルマ
チングルマ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
などの花が咲き始めました。蕾はまだ小さく、咲き始めの様子です。赤田代では、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
の花を見つけることができました。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺はまだ、積雪が残っている場所もありますので、ご注意ください。
山ノ鼻地区~鳩待峠間は、問題なく通行できます。
現在、八木沢新道は橋が破損したため、通行止めとなっております。現在、復旧の目途は立っておりません。開通に際しての情報は改めてお知らせいたします。
三条の滝方面は急坂で滑りやすくなっていますが、雪解け水で水量の多い今の時期は大迫力です。
竜宮~富士見峠~鳩待峠間は、長沢道(竜宮~富士見峠)の頂上付近あたりで、樹林帯で残雪があります。踏み抜きや道迷いに注意が必要です。通行中は目印の赤テープや赤ペンキを見落とさないように気を付けてください。
富士見峠~鳩待峠は、アヤメ平~鳩待峠間の樹林帯に2箇所、倒木があります。いずれの倒木も木道の上に倒れていますので、通行の際には十分にご注意ください。
★至仏山登山について
至仏山は残雪期の植生保護のため、6月30日(火)まで登山道を閉鎖します。閉鎖解除日は7月1日(水)を予定しています。なお、解除後も、雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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