今年は雨の多い梅雨。降ったり止んだりの繰り返し。縄文杉ルートでは雨が止むとヒメハルゼミが鳴き始めます。
天気・気温
6月23日 天気:雨 縄文杉デッキの気温:19℃(14:00 標高約1300m) 風:西の風 登山者数:約100名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
6月24日 天気:雨 太鼓岩の気温:19℃(11:00 標高約1070m) 風:南西の弱風 登山者数:約90名
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
6月20日から3日間ほど梅雨の中休みとなりましたが、23日から再び雨となりました。しばらくは雨の予報です。
屋久島は月別では6月の降水量がもっとも多く、平年で773.6mmですが、今月は23日ですでに775mmに達しました。
鹿児島県では平年の3倍以上降っている地域もあります。今年はとても雨の多い梅雨となりました。
雨といっても一日中降ったり止んだりを繰り返しています。縄文杉ルートでは雨が止んだ途端に、ヒメハルゼミが一斉に鳴き始めます。
一匹が鳴き始めると周囲のセミが集団で合唱する習性があり、まるで森全体が鳴いている様です。
白谷雲水峡ではヤクシマトゲオトンボを見かけるようになりました。林内をヒラヒラと飛ぶ、細くて小さなトンボです。
木の枝先などに止まるので観察してみると、名前の通り尾の先に小さなトゲがあるのが分かります。足はオレンジ色をしていてオシャレなトンボです。
縄文杉ルートのトロッコ道終点のお手洗いでは面白い虫との出会いがありました。
枯葉のように見えますが、よく見ると足と顔があります。アケビコノハという蛾で、惚れ惚れするほど完璧な擬態です。
雨の日は屋久島の小さな生き物たちを見つけて是非楽しんで下さい。
6月24日現在の日の出は05:16、日の入りは19:24です。
登山道の状況
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)~荒川登山口の区間は、通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、屋久島山岳部車両運行対策協議会で確認できます。
→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
屋久島の道路通行規制情報はこちら→
http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
(縦走ルート)
・現在、新高塚避難小屋の使えなくなっていた付帯トイレは使用可能になりました。
登山装備
・標高や風雨など天候によっては体感温度は低くなります。衣類は速乾用素材、防水、防寒、防風の装備をしっかりと用意して下さい。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライトは必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
注意点
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
お知らせ
登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
昨年の今頃の様子は?
先週は低気圧の大雨のため交通規制もありましたが、一昨日昨日は春らしい陽気となりました2023.04.19
縄文杉ルートでサクラツツジが見頃。GWは時間と気持ちに余裕を持って新緑の森を楽しんで下さい2023.04.26
GW中の人気登山道は人多くすれ違いに注意し、行動時間に余裕を持つなど安全登山を心がけて2023.05.03
GWはコロナ前の賑わいを取り戻してきたようです。小屋泊や色とりどりテントで賑わいました2023.05.10
シャクナゲ登山が増える時期。車は現地の表示に従い、駐車禁止区域に駐めないで下さい2023.05.17
屋久島もそろそろ梅雨入りの時期。傘と雨具は必携です。島内の交通機関や道路の最新情報に注意2023.05.24
屋久島ガイド協会周辺の過去の様子
屋久島ガイド協会
- 電話番号:
- 0997-49-4191
- 連絡先住所:
- 〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町1436-56