尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

7/1に至仏山の山開きが行われ、登山できるようになりました。まだ残雪がありますが、花の至仏山を楽しんでください

至仏山に咲くホソバヒナウスユキソウ(2015.07.29 山ノ鼻ビジターセンター)
至仏山に咲くホソバヒナウスユキソウ(2015.07.29 山ノ鼻ビジターセンター)
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天気・気温

07/03(金) 曇り、7:00の気温14.3℃、今朝の最低11.2℃、前日の最高22.3℃
みなかみ町の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
10℃
明後日
曇のち雨
24℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
会津若松市の天気予報
明日
晴時々曇
32℃
11℃
明後日
曇時々晴
27℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

尾瀬ヶ原では初夏を彩る花が咲く季節となってきました。
また、当日はあいにくの天気でしたが、7/1に至仏山の山開きが行われ、登山できるようになりました。なお、山ノ鼻から至仏山山頂までの東面登山道は上り専用です。
また、7月中旬くらいまで一部雪渓が残りますので軽装での登山は危険です。

尾瀬ヶ原で現在目立つのは、ウラジロヨウラクと ハクサンチドリ ハクサンチドリ です。ウラジロヨウラクは漢字で書くと「裏白瓔珞」で、「瓔珞」とはインドの貴族男女が付けた珠玉や、仏像の装飾品の意味があるそうです。宝石のようにきれいな花です。
ニッコウキスゲ ゼンテイカ はまだ開花してるのはわずかですが、たくさんのつぼみを確認できます。ほか、 コバイケイソウ コバイケイソウ ヒオウギアヤメ ヒオウギアヤメ レンゲツツジ レンゲツツジ 、オゼ コウホネ コウホネ などが見られます。

至仏山は7/1より登山できるようになりました。なお、山ノ鼻から至仏山山頂までの東面登山道は上り専用で、下りでの使用は禁止されています。植生を守るためのルールに御協力ください。
また、7月中旬くらいまで一部雪渓が残ります。しっかりとした登山靴、なれない人は軽アイゼンが必要です。なお、雪渓を避けて登山道を外れないようにしてください。

登山道の状況

山ノ鼻地区~鳩待峠間は、問題なく通行できます。雨の多い季節は、木道が滑りやすくなっていますのでご注意ください。

長沢新道(竜宮十字路~富士見峠)および、富士見峠~アヤメ平~鳩待峠間は、長沢新道の富士見峠寄り3分の1ほどに残雪が数カ所あります。もう道迷いの心配はありませんが、雪の上は滑りやすくなっています。

八木沢新道は橋が破損したため、通行止めとなっております。現在、復旧の目途は立っておりません。開通に際しての情報は改めてお知らせいたします。

登山装備

尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。

昨年の今頃の様子は?

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

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群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

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