台風の影響などで、梅雨明けは遅れそうです。縄文杉コースでは増水し大迫力の安房川を見ることができました。
天気・気温
7月13日 天気:雨のち曇り 山頂の気温:16℃(12:30 標高1936m) 風:南の強風 登山者数:27名
●縄文杉コース(標高600~1300m)
7月13日 天気:雨のち曇り 縄文杉デッキの気温:19℃(11:40 標高約1300m) 風:南の風 登山者数:280名
●白谷雲水峡(標高600~1070m)
7月14日 天気:晴れ一時曇り 太鼓岩の気温:23℃(13:30 標高約1070m) 風:微風 登山者数:約320名
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
梅雨が開けきらぬうちに接近した台風の影響で、屋久島に直撃はしなかったものの荒れた天気の多い1週間でした。
例年、九州南部の梅雨明けは7月14日ころですが、今年は少し遅れるかもしれません。
屋久島は土壌が少ないため、雨が降るとすぐに川が増水します。
縄文杉コースでは増水し大迫力の安房川を見ることができました。
普段の透明な水の流れる美しい川とは似ても似つかないほどの猛々しさです。
登山道では、屋久島を代表する樹木の一つであるヒメシャラの花が見られます。
ヒメシャラはツバキ科の植物で、橙色の滑らかな美しい木肌が登山者の目を惹きます。
7月頃に樹上で白い小さなツバキの花を咲かせるのですが、樹上に咲くため咲いている姿を見つけることは困難です。
花ごと落ちてくるので登山中に落ちている花を発見できます。
また、ヒメシャラには雨の日だけに観察できるある特徴があります。
雨が降った日はヒメシャラに触れてみましょう。
ヒメシャラには樹幹流という水の通り道があり、そこでは木の根元に向かって勢い良く流れる雨水が確認できます。
水を効率よく吸収するためのヒメシャラの生きる知恵ですね。
7月15日現在の日の出は05:25、日の入りは19:22です。
登山道の状況
・3月1日から11月30日までの間、町道荒川線入口(荒川三叉路)~荒川登山口の区間は、通行規制がかかり、一般車の通行が不可になります。
バスやタクシーなどの交通機関を利用してください。
詳しくは、屋久島山岳部車両運行対策協議会で確認できます。
→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/
屋久島の道路通行規制情報はこちら→
http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima
(縦走ルート)
・現在、新高塚避難小屋の付帯トイレは使用可能になっております。
登山装備
・縄文杉ルートでは天候によっては、気温が下がることもあります。衣類は速乾用素材、防水、防寒、防風の装備をしっかりと用意して下さい。
・屋久島での登山は予想以上に行動時間がかかることがありますので、日帰り登山でもヘッドライトは必須です。
・登山中、混雑時やトイレ設備の故障などに備え、携帯トイレを持参することをお勧めしています。縦走ルートでは必ずお持ちください。携帯トイレは島内でも販売しております。
注意点
・着替え、防寒着をしっかりと用意し、登山中の体調管理に十分気をつけましょう。
・避難小屋でネズミの被害が出ています。食料やゴミ類は、密閉容器に入れたり、壁に吊るしておくなど、管理に気をつけましょう。
・屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。
お知らせ
登山道、周辺の状況など詳しい情報につきましては、株式会社屋久島ガイド協会(0997-49-4191)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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屋久島ガイド協会周辺の過去の様子
屋久島ガイド協会
- 電話番号:
- 0997-49-4191
- 連絡先住所:
- 〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町1436-56