日を追うごとに寒く感じる日が増えてきています。湿原の草が枯れ始め茶色く色づき、ヤマウルシはもう紅葉しています
天気・気温
山と周辺の状況
時が経つのは早いもので、尾瀬のシーズンも残りわずかになってしまいました。少しずつではありますが、日を追うごとに寒く感じる日が増えてきています。
特に山頂付近や雨天時は、体感気温がぐっと低くなります。必ず雨具や上着をお持ちください。
尾瀬ヶ原では草の先が茶色くなり、秋を感じるようになりました。草が枯れ始め茶色く色づいています。
とくに、
キンコウカ
キンコウカ
は葉の先が少しずつ赤くなってきました。例年だと9月下旬頃から草紅葉が始まります。
また、ヤマウルシも紅葉を始めています。色が目を引く植物ですが、触るとかぶれるので注意してください。
紅葉と同時に秋の花もまだ20種ほど咲いています。遅咲きのオゼ
コウホネ
コウホネ
や
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、タムラソウ、
サワギキョウ
サワギキョウ
、
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、オゼミズギク、ミヤマワレモコウ、
サラシナショウマ
サラシナショウマ
、
イワショウブ
イワショウブ
、
アケボノソウ
アケボノソウ
などです。
尾瀬の花リレーの最終走者と呼ばれるエゾリンドウはつぼみが膨らんできました。花期は9月中旬から10月上旬です。
また鳩待峠から山ノ鼻間で、ミヤマ
シシウド
シシウド
に注目してみてください。よくみると、キアゲハの幼虫が「むしゃむしゃもぐもぐ」と、葉をたくさん食べているのが見られます。
なお、キアゲハの幼虫に出会っても、とるのは写真だけにして見守ってください。自然公園法において動植物の採取は禁止となっています。
登山道の状況
山ノ鼻地区~鳩待峠間、および尾瀬ヶ原周辺は、問題なく通行できますが、最近、天候の悪い日が続いています。
雨で濡れた木道はたいへん滑りやすくなりますので足下に気を付けて通行してください。
また、この時期、尾瀬の林内は朝早い時間や夕方以降にクマが頻繁に目撃されています。鈴などの音が出る物を携行した上で注意して通行してください。
通行止めになっていた八木沢新道は、八木沢橋の架設が完了して通行できるようになりました。
至仏山は7/1より登山可能となっています。山ノ鼻から至仏山山頂までの東面登山道は上り専用で、下りでの使用は禁止されています。植生を守るためのルールに御協力ください。
山頂付近は風が強く、体感気温が一気に下がります。必ず防寒着をお持ちください。
登山装備
尾瀬は高山です。山頂付近や雨天時は体感気温が低くなります。防寒着と雨具を必ずお持ちください。
気温が下がってきました。ダウンジャケットのような暖かい上着と雨具を必ずご用意ください。
注意点
湿原内では、木道の付け替え工事を行っている箇所があります。足元に注意して、譲り合って通行してください。
尾瀬にはツキノワグマが生息しています。見通しの悪いところは音を出して人の存在をアピールしてください。また遠くで見かけた時も、写真撮影は刺激するので、静かに立ち去ってください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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