台風18号により強い雨が続きましたが、登山道への影響は今のところ確認できません。湿原の草紅葉は半分くらいまでオレンジ色になってきました
天気・気温
山と周辺の状況
台風18号に伴う雨で、尾瀬ヶ原周辺は強い雨が続きました。本日も雨が続いています。
この雨の影響で、尾瀬国立公園の各入山口に至る一部道路が通行止めとなっている箇所もあります。状況は刻々と変化しておりますので、最新の道路情報については以下のURLをご確認ください。
●群馬県県土整備部防災情報
http://www.kendobousai-gunma.jp/gismap/index.html
●福島県道路総室通行規制情報
http://www.pref.fukushima.jp/douro/kisei/kisei-list.htm
●新潟県土木部交通規制情報
http://www.niigata-kotukisei.jp/
また湿原の一部では、木道が冠水する恐れがあります。9/10の時点では鳩待峠~山ノ鼻間、及び山ノ鼻~牛首間において登山道の危険個所はありませんでした。
また、上ノ大堀川橋はいつもより少し増水していましたが、歩行には問題ありません。また、尾瀬ヶ原の木道も冠水などありませんでした。
大雨の影響でしょうか? 逆さ燧の池塘では泥炭の窪みにアカハライモリが、相当数集まっていました。
さて、湿原の草紅葉の様子ですが、現在
キンコウカ
キンコウカ
の葉は半分くらいまでオレンジ色になっているものが出てきました。
キンコウカ
キンコウカ
の葉の全体がオレンジ色になったとき、湿原が「燃えるように見える」や「黄金に輝く」 と表現されるくらい美しい草紅葉が見ることができます。昨年は9月の中旬~下旬頃でしたが、今年はどうなるでしょうか。
登山道の状況
尾瀬ヶ原周辺は台風18号に伴い大雨が続きましたが、現在のところ登山道の崩壊や、湿原の木道の水没などは見られません。
山ノ鼻地区~鳩待峠間、および尾瀬ヶ原周辺は、問題なく通行できますが、最近、天候の悪い日が続いています。
雨で濡れた木道はたいへん滑りやすくなりますので足下に気を付けて通行してください。
至仏山は7/1より登山可能となっています。山ノ鼻から至仏山山頂までの東面登山道は上り専用で、下りでの使用は禁止されています。植生を守るためのルールに御協力ください。
至仏山は、蛇紋岩という岩で出来ていてたいへん滑りやすい性質です。最近は雨が続き、さらに滑りやすくなっています。細心の注意をしながら歩いてください。
また山頂付近は風が強く、体感気温が一気に下がります。降雨時は、今の時期でも体感気温は5℃ほどになります。必ず雨具と防寒着をお持ちください。
登山装備
尾瀬は高山です。山頂付近や雨天時は体感気温が低くなります。防寒着と雨具を必ずお持ちください。
気温が下がってきました。ダウンジャケットのような暖かい上着と雨具を必ずご用意ください。
注意点
湿原内では、木道の付け替え工事を行っている箇所があります。足元に注意して、譲り合って通行してください。
また、この時期、尾瀬の林内は朝早い時間や夕方以降にクマが頻繁に目撃されています。鈴などの音が出る物を携行した上で注意して通行してください。
見通しの悪いところは音を出して人の存在をアピールしてください。また遠くで見かけた時も、写真撮影は刺激するので、静かに立ち去ってください。
お知らせ
9月18日(金)~10月18日(日)の1ヶ月間、「尾瀬スタンプラリー」を開催します。
尾瀬沼ビジターセンター、山の鼻ビジターセンター、見晴休憩所の3個所のチェックポイントを通過した「完走者」には、素敵なオリジナル缶バッジをプレゼントします。
尾瀬が国立公園となってから8周年ということで、8種類の缶バッジを準備しました。詳しくはWebへ。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/67347/
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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