例年よりかなり雪は少なく、3合目あたりから積雪し、山頂で平均20cm程度。踏み固められているのでアイゼンは必携。

天気・気温

山と周辺の状況

西風が強く、7合目を過ぎてからは体感温度も一気に下がっていき、山頂ではかなり寒くなりました。
しかし、12月あたりから話題にもなっていますが、大山に限らず西日本でなかなか降雪も無く、暖かい日が続いておりスキー場も営業が出来ない状況です。

たしかに1月初めとは思えない積雪量で、まるで11月半ばぐらいの登山のようです。
過去にも年末年始にスキー場が雪不足で営業が難しかった年もありましたが、山頂付近で年末年始にこれだけしか積雪がないという年は、私自身もあまり記憶にありません。

登山道に積雪が出てき始めたのが3合目手前あたりからで、山頂の積雪も平均20㎝程度。
気温が0℃前後で推移しているため。目立って減ってはないのですが降雪自体がないために積雪量が増えません。

いくら暖かい日が続いているとはいってもやはり山は別で、積雪が少なくても冬山ということを忘れないでください。
私が3合目まで登る間に単独の登山者が3人別々に下りて来られました。
一人は運動靴、一人はアイゼンがない、もう一人は両方とも靴底がとれかかっている。
3人とも危険を感じて下山されたことについては正しい判断だと思いますがそれ以前に冬山という認識を忘れないでください。
特に人がたくさん登っていて登山道が踏み固められており、アイゼンがないと非常に歩きにくいことは今の時期では普通のことです。

もう少し雪が緩んだり、新雪が降ればアイゼンがなくても登れますが、このあたりの判断は当日でないとわからないことがあります。
従って装備としてアイゼンは必携です。

今週末の8日金曜日あたりから気温が下がり、寒波が入ってくる予想ですがどのくらいの降雪量があるのかがわかりません。
やはり冬であればそれなりに積もってほしいものです。

もう大山は厳しい冬山の様相に変わってきますので、軽装備また未経験者だけで登ることは避けたほうがいいでしょう。
道具とか服装を揃えただけで登れるほど、冬山は甘くないです。

登山道の状況

登山道は3合目あたりから積雪があり、山頂で平均20cm程度。積雪は少ないですが入山者があるため雪が踏まれて固くなっています。アイゼンは必携。

登山装備

雪山登山装備が基本です
また何本爪のアイゼンがいいのかということも、軽アイゼンで6本爪でしたら踵に爪がないために下りで苦労します。
冬山では10本爪以上のアイゼンをお持ちいただいたほうが、より安全に登山が楽しめると思います。
これは大山に限ったことではないので、これから冬山デビューを考えられている方は、まず10本か12本爪のアイゼンを購入された方がいいと思います。

また今の時期はピッケルよりもストックでバランス保持を考えた方がより安全だと思われます。理由は雪が少ないために登山道で滑って転んで滑落するという場所がないためです。

注意点

もう大山は厳しい冬山の様相に変わってきますので、軽装備また未経験者だけで登ることは避けたほうがいいでしょう。
道具とか服装を揃えただけで登れるほど、冬山は甘くないです。

●山頂避難小屋　
・山頂避難小屋の入り口に掲示されていますが、小屋に入る際は体についた雪を出来るだけ落としてから、お入りください。
またアイゼンは外の風除室で外してから入りましょう。
トイレは出来るだけ登山前に済ませてから登山してください。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山寺 やまびこ荘」（電話0859-52-2725）までお気軽にお問合せください。楽しい登山の方法、長続きのできる歩き方などを教えます。

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大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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