降雪が続き山頂50cm、吹きだまり100cmの積雪。一部ラッセルも必要。今週は寒気団が居座りまだまだ積雪が見込まれます。
天気・気温
14:00 山頂 吹雪 気温-7℃ 15m/s前後
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
1/11夜からようやく降り始め徐々にですが積雪量も増えています。
今日から一部リフトも運行を始めました。
登山においても初冠雪が異常に遅くなり、平年よりも約1ヶ月近くも遅れて山の状態もちょうど1ヶ月前の12月半ばの頃の雪の状態のようです。
今週は寒気団が居座りまだまだ積雪が見込まれます。
また来週も予想では断続的に寒気が入り込むようですので、登山の際は天気予報によく注意して無理のないように登山計画を組んでください。
登山道の状況
大山寺付近で焼く20cm程度の積雪が徐々に登るにつれ増えてきて、山頂付近で平均50cm程度ですが、吹き溜まりになると100cmはあるようです。
今日ようやく山頂から9合目付近までルート表示の青ポールを立てましたが、さらに積もると状態により、直線的にルートも変わってきます。
ただ次のポールが見えないぐらいに吹雪いていたら、もう危険サインなのでそこで引き返した方が賢明です。
特に注意が必要な場所は標高1600mを過ぎたところのキャラボク帯です。
吹き溜まりになっていて、今日のような雪の降っている天候であれば、人が通って30分も経たないうちにルートは消えて腰の上あたりまでのラッセルを強いられます。
実際に今日も距離は短いのですが、ラッセルでしかも吹雪でほとんど前が見えない状態でした。4年前にもここでルートを見失い遭難事故が発生しています。
また8合沢の上と別山沢の上を通過する際も注意が必要です。
もう少し積もってくればルート取りがキャラボク帯に取れるのですが、今の状態は木道上に山なりに積雪があり、ルートが細くなっています。
特に今日のように南西の強風にあおられると沢方向へ滑落の危険性が出てきます。慎重に通過してください。
登山装備
雪山登山装備が基本です。10本爪以上のアイゼンが必要です。
注意点
●山頂避難小屋
・山頂避難小屋の入り口に掲示されていますが、小屋に入る際は体についた雪を出来るだけ落としてから、お入りください。
またアイゼンは外の風除室で外してから入りましょう。
トイレは出来るだけ登山前に済ませてから登山してください。
今日は大山ガイドクラブのメンバーで山頂避難小屋のトイレ掃除に登ってきました。
山頂に置いてある水は凍っていますので、下から水を担ぎ上げての作業です。
焦る気持ちもわからないではありませんが、もう少し皆さんで綺麗に使用するように心がけましょう。
「用を足すときは今一歩前へ」
また小屋の使用上の注意点が入り口にも掲示されていますが、体についた雪をよく落としてからアイゼンを外で外して小屋内に入るようにしましょう。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山寺 やまびこ荘」(電話0859-52-2725)までお気軽にお問合せください。楽しい登山の方法、長続きのできる歩き方などを教えます。
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