八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

赤岳鉱泉、行者小屋から上の登山道(樹林帯から上の斜面)及び沢筋に雪崩注意報!アバランチビーコンの携帯を。

阿弥陀山頂を目指す(2016.01.26 赤岳鉱泉)
阿弥陀山頂を目指す(2016.01.26 赤岳鉱泉)
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天気・気温

01/22(金) 晴れ、朝の-9℃。、昨日-13℃だったので少し暖かく感じます。
松本市の天気予報
明日
29℃
9℃
明後日
晴のち曇
28℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
28℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

赤岳鉱泉、行者小屋から上の登山道(樹林帯から上の斜面)及び沢筋に雪崩注意報が出ています!
ほとんど雪が無い状況から新雪が60㎝以上、吹きだまりでは100cmを超えました。
ガイドさんからの情報では、雪が不安定で、亀裂が入りやすくなっているそうです。
先週まで雪がなく凍結していたところに、ドカッと雪が降り積もりましたが、今日現在ならトレースはあるので歩きやすくなりました。
木に雪がついてとてもきれいです。

登山道の状況

・美濃戸から北沢ルートで鉱泉までは、凍結していた登山道の上に、雪が30cmほど積もったため歩きやすくなりました。
・赤岳鉱泉で積雪60㎝、それ以上ある所と吹溜りは100cm以上あります。
・今日現在、美濃戸~鉱泉、硫黄岳はトレースがあります。赤岳への地蔵尾根と文三郎尾根も入山者いたため、トレースがあるでしょう。場所によっては風で飛ばされ消える可能性はあります。
・あまり知られていませんが、赤岳鉱泉~硫黄岳へ登る一般登山道上の「赤岩の頭直下」の斜面は雪崩多発地帯です。
 明日以降に沢筋に入る予定のある方は、細心の注意を払ってください。時には引き返す勇気も大切!!
・赤岳山荘まで車で入る方は、車高の高い4輪駆動車、スタッドレスタイヤ、チェ-ンなどが必要です。わだちはありますが、フカフカの乾燥した雪で、雪道の運転に慣れてない方には、さらに難しいコンディションです。
・堰堤広場で降った雪が少し沈んだため積雪30㎝以下くらいです。
・北沢から鉱泉まで、凍結していた登山道の上に、雪が30cmほど積もったため歩きやすくなりました。

登山装備

美濃戸口~赤岳山荘の林道を車で通行される場合は、4駆、スタッドレスタイヤ、チェーン必須。
鉱泉までなら6本爪程度のアイゼン・ストック。
さらに上に行かれる場合は最低10本爪アイゼン装着とピッケルを必ず持参してください。
今の段階ではワカンやスノーシューはなくても大丈夫ですが、また一気に雪が降り積もった場合はあると便利です。
完全冬山装備で防寒はしっかりと。
稜線は寒く、風が吹けばさらに体感気温は下がります。しっかりした防寒・防風対策をしてください。
地図、ヘッドランプ、帽子、手袋の替えは必携です。
どのような山行スタイルにも関わらず、冬の八ヶ岳ではアバランチビーコンの携帯をお願いします!

注意点

・赤岳鉱泉~硫黄岳へ登る一般登山道上の「赤岩の頭直下」の斜面は雪崩多発地帯。

赤岳山荘まで車で入る方には下記事項に注意してください。わだちはありますが、雪質が湿っているため、スタッドレスタイヤのみだと非常に滑りやすく危険です。
・車高の高い4輪駆動車
・スタッドレスタイヤ
・タイヤチェーン最低2本(理想は4本装着)登っていく時には後輪に荷重がかかるように、ザックなどの重たい荷物を車の後方に置いておくと坂道で効果的です。

※ゴムバンドにピンスパイクが打ってあるものは美濃戸林道上では効かないことが多々ありますので、オール金属タイプのものを推奨します。
・装備不良の状態で林道へ入ると大切な車を故障させたり、車の身動きが取れなったり、歩いてる登山者をひきそうになったり、他の登山者の方に迷惑をかけてしまう前例が多々あります。
・ステアリング操作、アクセル及びブレーキ操作を焦らず丁寧に行ってください。
日が短いためだいたい16:30には真っ暗になります。早出早着で無理のない行動計画を立ててください。
※悪天候時の強行登山はお控えください。
寒気が来た場合、また一気に降雪の可能性がありますので、装備は怠りなく。

お知らせ

・第6回赤岳鉱泉アイスキャンディフェスティバル 1月30日(土)~31日(日)
 http://first-ascent.net/contents/wp-content/themes/hy/akadake-protrek2016.pdf

・第6回アイスキャンディフェスティバルのための“専用バス”運行!
 http://www.maitabi.jp/bus/2015yamagoya/20151203.pdf

・レンタル用としてヘルメット、クランポン、スクリューあり。
 アイスキャンディ登攀時に試用することが出来ます。
 スクリューを試用する場合は、アイスキャンディの使用規定を遵守して、トップロープ状態で行ってください。
 アイスキャンディでのギアレンタルは、1アイテム500円です。

 赤岳鉱泉・行者小屋ホームページはこちら  http://www.alles.or.jp/~akadake/
 Facebook http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

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硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

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