槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

今年度の営業を開始いたしました。雪の状態が変わりやすく、アイゼンピッケル必携。装備に油断は禁物です。天気予報に注意。

本日営業開始(2016.04.27 槍ヶ岳山荘 )
本日営業開始(2016.04.27 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
晴一時雨
20℃
8℃
明後日
25℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
7℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日、4月27日、槍ヶ岳山荘は今年度の営業を開始いたしました。
朝は晴れ、昼過ぎにはくもり

28日から30日の午前中にかけて荒天予報が出ており、直後の寒気の影響も懸念されます。
この時期は雪の状態が変わりやすく、整備した登山道にも自然の爪痕が入ることもありますのでご注意ください。

登山道の状況

●槍沢
4/26槍沢の雪渓上にルートの目印となる旗竿を立てた時の状況です。
登山道上の倒木を除去作業も行いました。
・横尾~槍沢ロッヂ間 ほぼ夏道です。今月半ばの強風で登山道上に倒木がありましたが、除去されています。
槍沢ロッヂの直下に雪渓のトラバースがありますが、通行には問題ありません。
・槍沢ロッヂ~ババ平
槍沢ロッヂを過ぎると登山道が雪に埋まっています。
ルートが分かりづらくなっているので道迷いに注意です。
いろんな方向への踏み跡がありました。
・ババ平~大曲間
赤沢山の横辺りから沢全体にデブリが広がっています。 デブリ帯の上を歩くことになります。
旗竿は立てていますが、雪面が不安定のため倒れやすいことが懸念されます。
雪の塊の間に空洞があり、その上に雪がついて見えなくなっている箇所もあるので落とし穴に注意。
・大曲~グリーンバンド間
ここから先はピッケルと、10本爪以上の前歯のあるアイゼン必携です。
デブリの規模は落ち着きますが、
クラックやデブリが埋まって見えなくなっている箇所があるので注意です。
・グリーンバンド~槍ヶ岳山荘間
例年並みの雪があります。

●飛騨沢の状況
4/25飛騨乗越から千丈沢分岐下部まで旗竿を立てらに行った時の状況です。
・新穂高温泉~白出沢出合までは雪はありません。
・白出沢出合~滝谷付近は日向はズブズブの雪、日陰は氷になっています。
また、沢からのデブリががありトラバースが必要です。通る際は十分に注意をお願いします。
・千丈沢分岐下部から槍ヶ岳山荘までの雪の状況です。
本日歩いた感覚では特に危険な箇所はありません。時間帯によっては雪質に変化が生じますのでそこはご了承下さい。
旗竿は30~40歩毎に1本立ててます。
飛騨乗越の標識は雪から顔を出していました。

登山装備

前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要です。

注意点

GWはいつ雪が降ってもおかしくない時期です。
冬山の準備、気持が大切です。油断ないように

お知らせ

槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は2016年4月27日(水)~11月2日(水)です。

テント場はまだ雪の上になります。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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