槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

昨日、本日と風雨。槍沢は大曲から下で融雪が進み、槍沢キャンプ地と大曲の間では雪渓が割れて沢が出たところもあります。雪山装備は必携。

ヘリがきました。(2016.05.31 槍ヶ岳山荘 )
ヘリがきました。(2016.05.31 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

05/11(水) 雨 風もあり
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
20℃
8℃
明後日
25℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
8℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

槍ヶ岳山荘は今日も昨日と、同じく一日中雨降りでした。
槍沢ロッシも昨晩は強い雨と風!眠っていると、窓にバンバンビュンビュン、バッシャバッシャと水しぶき(雨)と風が当たるので、山にいるけれど「船に乗っていて、嵐に遭ったらこんな感じなのかな(揺れないけど)」と思いました。
本日も午前中は強い雨と風。午後も、雨の降り方が少し緩やかになったかな、と思うとまた強くなったり、風も加わり横向きに降ったり。夕方やっと、風はおさまりました。
ロッヂから見下ろすと、沢は水量の増えていました。自然の力というものはやっぱり強いな、大きいな、といつも感じています。

槍ヶ岳山荘の5/9は終日どんよりとした空模様で、昼過ぎから雨となりました。
気温が比較的高めに感じていたのですが、今日の最低気温は0.5℃、最高気温は3.1℃でした

登山道の状況

槍沢キャンプ場から大曲の間は、何か所か割れて、沢の出ているところがあります。
夏道沿い、山側を通るようにして下さい。
大曲から上は、雨がひどくなりました。雪は、しっかり残っていますが、竹竿もさしてあり、竹竿沿いに歩いていただければ良いと思います。
まだまだ、雪山装備でいらしてください。

5/9槍ヶ岳山荘から大喰岳はところどころに雪庇やクラックはありました。通る際はご注意を

登山装備

雪山装備が必要です。槍ヶ岳山荘までは前爪のあるアイゼンとピッケルは必携

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。

お知らせ

槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は2016年4月27日(水)~11月2日(水)です。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳
  • 完全に雪山となりました。凍結する登山道の様子
  • 山荘前から槍ヶ岳 完全雪山です
  • 小屋の目の前で20㎝程度、吹き溜まりでは50㎝を超えるほどの積雪があります。
  • ババ平から撮影。槍沢方面で今1番綺麗な場所(標高2000mくらい)

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

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