槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

槍は秋。草紅葉が進んでいます。朝は氷点下に近い気温の日もあります。日中の風も冷たい秋風。手袋や帽子も含め防寒防風対策を。

常念岳の向こうにサンピラー (大天井ヒュッテスタッフ撮影)(2016.09.27 槍ヶ岳山荘 )
常念岳の向こうにサンピラー (大天井ヒュッテスタッフ撮影)(2016.09.27 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

09/14(水) 晴れ 朝4℃
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
20℃
8℃
明後日
25℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
21℃
7℃
明後日
曇のち晴
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日良い天気です。
稜線から草紅葉が進んでいます。朝の気温4℃と冷え込んできました。少し前には2℃も観測しています。氷が張ってないか探しましたが、まだ氷は張っていませんでした。
日中晴れると15℃前後まで上がります。さわやかで過ごし易く登山には良い気温ですが、風はすっかり秋となり冷たくなりました。日が陰った時や強い風の時に備えた防寒、防風対策が必要な時期です。

樹木の紅葉はハッキリとはまだ言えませんが、まだまだこれからでしょう。

●南岳山荘より
9/12 日の出はとても美しい光景でした。陽の昇る位置もずいぶん南寄りになりました
午前中は落ち着いたお天気でしたが、午後からは雨がパラパラと!さすがに秋雨前線がかかり始めたでしょうか?
9/13 終日雨降りの一日!風も強めと悪天の日で人の流れもほとんどありませんでした。
小屋内では今日も薪ストーブの火がたえる事無く暖かいながらに、すこし寂しい南岳でした。

●槍沢山荘より
9/12 いつ紅葉するかは分かりませんが、本日のババ平の紅葉まではまだです。 ナナカマド ナナカマド の実は紅くなっていますが葉はまだ色付いていません。

登山道の状況

周辺の主な登山道に大きな支障の連絡はありません。

●槍沢ルート登山道情報。夏道で支障ありません。

●槍の穂先 支障ありません。

●槍ヶ岳~南岳間の登山道情報 支障ありません。

●銀座縦走路の登山情報 おそらく支障ありません。

●西鎌尾根の登山道情報 おそらく支障ありません。

●飛騨側ルート 支障ありません

登山装備

3000m級の秋山登山装備が基本です。
2℃まで下がる日もあります。防寒装備必携。手袋や帽子も有効です。

注意点

天気をよくみて、装備に油断のないように。16時までに小屋に到着するようにしましょう。

・テント泊の方へ
連休中のテント場は例年11時頃にはかなり埋まってきます。お早めに到着されることをお勧めします。

・雨天、山荘の乾燥室では濡れたカッパやレインハットなどがたくさん干されます。どうぞゆずりあって下さるようにお願いします。また取り違えのないようにお願いします。

お知らせ

●槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
今シーズンの営業は4月27日(水)~11月2日(水)です。

●イベント
・大天井ヒュッテ「月見の会」
日時・・・ 9月15日(木)
場所・・・大天井ヒュッテ・オアシス内又は庭
内容・・・夕食後、月を見ながらお団子と鍋を囲んでの楽しい会です。(特別なお酒もご用意致します)
参加費・・・1,000円
参加希望の方は大天井ヒュッテ 電話090-1401-7884 までご予約の上、当日お越し下さい。
※大天井ヒュッテからは、北穂高小屋の灯り以外人為的な灯りは全く見えません。
自然の夜空がそのまま見られる絶好の場所にあります。星も月もとっても綺麗です。

・山の学校「槍ヶ岳/紅葉の稜線」の企画を9月23日(金)~25日(日)
現在、参加者募集中!です。
詳細に付きましてはhttp://www.yarigatake.co.jp/event/yamanogakkou2016-2.pdfにてご確認下さい。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

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