危険地区の登山禁止は解除となりましたが、例年より残雪が多く、雪崩の可能性あり。無理のない山行を
天気・気温
山と周辺の状況
晴れていて穏やかな朝となりました。5月に入りましたが、まだ雪が多く残っていますので、アイゼン、ピッケルなどは必須です。山頂の肩ノ小屋では今朝-4℃まで冷え込んだそうです。しっかりとした装備、計画、体調管理を心がけましょう。
4月29日より危険地区の登山禁止は解除となりましたが、例年と比較して残雪が多く、雪崩の可能性があります。また、テールリッヂの末端、中間点、鎌形ハング周辺にもまだ雪が多く残っていますので、奥壁などのアプローチも大変危険です。無理をしないようにしてください。危険地区以外でも雪崩には十分注意してください。
旧道脇には
マンサク
マンサク
、
イワウチワ
イワウチワ
、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
が開花しています。
先月も1件の遭難が発生しております。
しっかりとした装備、計画、体調管理をお願い致します。
★重要★
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき危険地区への立ち入りは入山予定日の10日前までに届け出を提出してください。
特に、この時期はバックカントリーでマチガ沢を無届けで滑降してしまう人もいるようですが、これは条例違反にあたります。
雪崩や滑落の危険も高く2月にはヘリコプター救助による遭難も発生しています。
また、条例で規制された危険地区以外の西黒沢や芝倉沢などの滑降でも入山届を提出し、万が一に備えてください。
登山道の状況
雪解けや雨によって増水するため、白毛門の登山道人口の東黒沢の橋は渡渉ができなくなる場合もあります。白毛門登山口の駐車場の雪が溶けて利用できるようになりました。
駐車場は谷川岳ロープウェイの立体駐車場をご利用ください。センター周辺、ゲート前などは駐車禁止となっております。
ハイキングでも雪山装備が必要で、雪崩などの危険個所もあります。また、除雪作業中につき、通過注意です。
肩ノ小屋はゴールデンウィークまで無人の冬季避難小屋となります。トイレは使用できません。
登山装備
アイゼンやピッケルの雪山装備を持たずに来る方を見かけます。登山道にはまだ残雪がありますので、しっかりとした装備でお越しください。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
注意点
雪の消えた標高1000m付近で、小熊の目撃情報がありました。また、谷川岳ロープウェイの線下や芝倉沢上部、周辺山域にて熊の目撃情報がありました。不安な方は熊鈴の携帯をおすすめします。
群馬県谷川岳遭難防止条例の施行により3月1日から11月30日までの間に、マチガ沢・一ノ倉沢・幽の沢・および何面の岩場地帯(一般コースを除く)を登山する者は登山届けまたは登山計画書を提出しなければ登山できません。
届出を怠り、あるいは禁止に違反して登山すると処罰されますからご注意ください。条例や危険地区の詳しい内容は、谷川岳登山指導センターのホームページをご確認ください。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm
お知らせ
谷川岳肩ノ平小屋は5月1日より営業開始しました。
センターの休憩舎は24時間利用できます。休憩舎のトイレが使用できるようになりました。
センター前の湧き水も出ています。
一ノ倉沢までの国道は指導センター先は全面通行止めとなっています。落石や雪崩の危険があります。それでも入られる方はあくまで自己責任において行動して下さい。
白毛門登山口の駐車場の雪が解けて利用できるようになりました。
昨年の今頃の様子は?
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽