例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です
天気・気温
山と周辺の状況
各登山道は日当たりの悪い沢地形などを除き、大部分の雪が解け、歩きやすくなってきました。例年にくらべ半月〜1ヶ月ほど早いコンディションです。ですが、山頂直下、肩ノ小屋下の急斜直登部分に40〜50mほどの残雪があり、天神尾根ルートを利用する際はアイゼンなどの滑り止めが必要となります。加えて山頂付近はまだまだ寒いので防寒着もお忘れなく。
登山道の状況
■天神尾根
・天気の良い週末は混雑が予想されます。下山遅れに注意。
・ロープウェイを降りたところから熊穴沢避難小屋までの間の木道上の一部に残雪があります。距離は短いですが滑落注意!
・山頂直下、肩ノ小屋下に残雪があります。急斜面なのでアイゼンが必要です。
■西黒尾根
・残雪箇所は僅かですが急斜面なのでアイゼンが必要です。氷河跡付近の鎖が切れています。通行は可能ですが慎重に。
■旧道・国道291号線
・登山指導センター先のゲートは5月19日(金)10時より冬季閉鎖が解除され車両以外の通行が可能となりました。
■田尻尾根
・ルートに異常なし。下部は泥でぬかるみ転倒しやすいので注意。
■白毛門
・山頂までの残雪は消え、夏道となりました。
・標高1100m付近に枝に掛かって中に浮いた状態の倒木があるようです。通過の際は注意してください。
■山小屋、避難小屋等
・肩ノ小屋は、5月1日から営業していますが荷上げや作業により小屋番が留守の時もあります。宿泊は要予約。外にあるトイレも1つは使えるようです。
・熊穴沢避難小屋は利用可能です。
・大障子避難小屋は使用はできますが扉の下部が抜けてしまい風雨が入りやすくなっています。
・5月23日現在、茂倉岳避難小屋は雪が解け利用可能になったようです。昨年大規模な建て替え工事を行い、外にあったトイレが小屋と一体化するなどだいぶ快適に生まれ変わったようです。いつまでも快適に使えるようキレイに利用しましょう。携帯電話は圏外です。
登山装備
・山頂直下、肩ノ小屋下の急斜面に残雪があり、天神尾根のルートを利用する際はアイゼンなどの滑り止めが必要となります。加えて山頂付近はまだまだ寒いので防寒着もお忘れなく。
・ブヨ、メマトイなどの小さい虫が飛び始めました。気になる方は虫よけスプレー、ネットなどがあると便利です。
注意点
・土合駅は登山用での駐車は禁止です。
・指導センター先のゲート周辺は緊急車両や救助隊のスペースとなっていますので一般車の駐車はご遠慮ください。
・登山届を出さない人もいるようですが、万一の際の迅速な救助のため、また救助隊のリスク軽減のためにも計画書(登山届や登山カード)は必ず提出してください。
・谷川岳遭難防止条例の規定により、毎年3月1日から11月30日までの間、危険地区(マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢、南面)に立ち入る場合は、登山届(または登山計画書)の提出が義務付けられています(バックカントリーなどでマチガ沢等に立ち入る場合も同様)。条例に違反した場合は処罰されますので、必ず届出を行ってください。
※一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届はFAXやメールでは受け付けておりません。一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意ください。
※天神尾根や西黒尾根等の一般の登山道のコースは危険地区(ロッククライミングルート)ではないため、10日前までの郵送による届け出は不要です。当日記入した登山カード、Web、アプリなどで提出してください。
お知らせ
登山指導センターに隣接する休憩舎トイレが利用可能になりました。指導センター前の水も現在出ています。
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽