梶川尾根~扇ノ地紙~梅花皮小屋~梅花皮岳の間の残雪は消えました。梅花皮岳から飯豊本山までは残雪多い
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は夏山のシーズンを迎えようとしていますが、まだ残雪が多く残っています。
稜線の避難小屋には管理人が入っています。まだ水場が利用できない箇所もあります。梅花皮小屋・頼母木小屋・切合小屋・門内小屋・本山小屋は水場が使えるようになりました。
御西小屋の水場はまだ雪に埋もれていますが、大日岳方向に10分ほど下った所で融雪水を得ることが出来ます。
登山道の状況
飯豊山では、まだ登山道に雪が残っている箇所が多く残っています。とくに東側斜面(山形側)は、多く残っています。場所によっては、アイゼン・ピッケルを必ず携行してください。
・大日杉口から登る場合、長之助清水は危険な状態です。7/3~4の大雨のため、入口の広場の大部分が崩落していました。一応上部を回り込めば水場に行けますが、足場が悪く危険です。
御坪~種蒔山分れとの間には急峻な雪渓が大量に残っており、滑落注意です。雪渓を上部から巻いて歩けますが、踏み跡のない所もありルート選択が難しくなっています。また付近には急斜面に張り付いている残雪をカッティングで通過しました。素敵な水場も残雪に埋もれています。
・石転ビ沢は、石転ビノ出合(門内沢出合)の上部の雪渓の穴は周りにクレパスも入り大きくなっています。その下流の赤滝付近は雪渓の崩壊がピークです。
ピンクのテープを梶川の出合までつけていますが、梶川出合の上流は夏道が雪にまだ埋もれている箇所がありますので若干変わる可能性があります。
梶川出合は大きく崩壊して左岸側に流れが来ているので今シーズンは高巻きでの通行になります。一部登山道ぎりぎりまで崩壊しているところがあるので注意が必要です。
黒滝は大きく開いていています。北股から上部は夏道の赤旗に沿って歩いてください。ホン石転ビ沢出合から下にクレパスが入っており、日々広がってきています。今後注意をしなければなりません。
・足ノ松尾根は、奥胎内ヒュッテから足の松尾根登山口までの乗り合いタクシーが再開されています。
・弥平四郎から三国岳までは特に問題ありません。種蒔山は残雪があるので、滑落しないように通行してください。
・稜線では、梅花皮小屋と御西小屋の間で登山道を覆っている残雪が、まだ10箇所ほどあります。梅花皮岳~天狗ノ庭の間は、急斜面に張り付いた残雪の末端部分が氷結しており、滑落注意です。ピッケルでカッティングして足場を作り通過しました。またルート選定が難しくなっています。
・大日岳へは、山頂直下付近の登山道が残雪に覆われています。ガスに覆われたときなどは注意が必要です。まだ慎重な行動が必要な時期です。
・梶川尾根は雪が消えました。梶川尾根~扇ノ地紙~梅花皮小屋~梅花皮岳の間の残雪も、すべて夏道となりました。
・御沢登山口(川入)からの登山道は、三国小屋までは特に問題はありません。切合小屋の前で雪渓が現れます。
・ダイグラ尾根取付きの桧山沢吊橋は、ワイヤーを修繕するため通行禁止ととなりました。ダイグラ尾根は基本的に通行できないと考えてください。
・赤谷林道(加治川治水~湯の平温泉経由・北股岳方面の登山道)は、加治川治水ダム先のゲート手前で法面が崩壊し、車両・歩行ともに林道を通行できない状況です。迂回路から赤谷林道へ行けるよいうになっています(車両は自転車含め不可)。迂回路については、以下URLを参照してください。
http://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?cd=10768
湯の平温泉は8月5日(土)に山開きし、10月31日(火)まで山荘に管理人が常駐します。
登山装備
登山道には多くの残雪が残っています。
お知らせ
天狗平ロッジは7月初旬から8月下旬までの間、管理人が常駐しますので、予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町