12月23日(土)・24日(日)はクリスマス会を開催。毎年人気の年末年始イベントも開催します
天気・気温
山と周辺の状況
12月2日現在の日の入りの時間は、午後4時40分ごろとなっています。
方角は南西に沈んでいき、条件がよければ、はるか遠くの白山のシルエットと一緒に写真を撮ることもできます。
山荘付近でも見ることができますが、森林限界にあるため樹木が被って見えにくい所もあります。山荘の西側(ロープウェイ側)の開けたところまで行くとよく見えます。
もちろん丸山に向かって登っていくと、さらに視界は開けてきますし、西穂の稜線も見えてきて展望が良いです。
夕方になると冷え込んできていますので、防寒対策を十分にして眺めに行きましょう。
●クリスマスイベントを開催します!
今年もあと1ヶ月を切りましたが、年越しの前にもう1つのイベント、クリスマスがあります。
5日は、そのクリスマスのための飾り付けをしました。
ツリーやリース、照明などが次々と配置され、山荘の中の雰囲気はクリスマス一色に変わりました。
今日も山は雪。積雪量は着々と増えおり、西穂高の山もホワイトクリスマスを迎える準備をしているかのようです。
イベント当日が天候に恵まれることを願っています。
●年末年始のイベントも開催!
毎年人気の年末年始イベントが、今年も12月31日から元旦にかけて開催されます。
カウントダウン会場となる別館レストハウスは人で溢れるほどの賑わいとなりますが、その熱気がかえって楽しさを倍増させます。
山を愛する仲間達とともに、新しい年を迎えましょう!
登山道の状況
上高地~焼岳間の登山道にあるハシゴは、冬の間撤去されていますので、通行することはできません。したがって、上高地~焼岳~西穂のルートは、冬は通行することができませんのでご注意ください。
●新穂高ロープウェイ~西穂山荘間
ロープウェイから西穂山荘までは樹林帯を歩きます。積雪はおおむね80cmほどとなっていますが、吹き溜まりのところはさらに積もっている所もあります。ルート上に竹にリボンをつけた見印を間隔をあけてつけています。西穂山荘付近の標高では、通常は高山病は発生しませんが、ロープウェイで一気に高度を稼ぐため体がついていかず、稀に軽い高山病の症状が出る方がいます。ロープウェイの西穂高口駅で少し休み、体を慣らしてから登り始めると、そのようなことは起こりにくくなります。
●西穂山荘~丸山
まだハイマツの上に積もった雪の量が少ないため、乗ると踏み抜いてしまう所もあります。ゆっくり慎重に歩きましょう。樹林帯に比べて風が非常に強くなるため、防寒・暴風対策をしっかりしてお出かけください。
●丸山〜独標
丸山からお花畑までは、広い尾根の登りが続きます。危険な箇所はありませんが、吹雪の際は道迷いがよく起こります。悪天候時に無理な行動は控えましょう。
西穂独標の100mほど手前から険しい岩稜帯となります。滑落すれば大きな事故につながりますので、怖いと思う方は無理をなさらないでください。アイゼン・ピッケルは必携ですが、まだ積雪が少なく岩に当たりやすいです。足場が不安定なので、慎重に行動してください。
●独標~西穂山頂
独標から山頂へは、険しい岩場をアップダウンを繰り返しながら進みます。無雪期でも上級者向けのルートですので、積雪期はさらに難しく危険になります。初心者の方は安易に立ち入るべきではありません。ルート上は全て雪ですが、まだ量が少ないためアイゼン・ピッケルは効かせにくいです。状況によっては厳冬期よりも危険な場合がありますので、十分ご注意ください。
●西穂山頂~奥穂高岳
西穂高岳~奥穂高岳間の縦走路は、無雪期でも最も難しいといわれるルートの一つです。積雪期はさらに危険な状況となります。相当な熟達者以外は絶対に立ち入ってはいけません。
●上高地~西穂山荘
年末年始や春先以外はあまり人の行き来がありません。道標がありますが積雪期は迷いやすいです。ご自身でルートファインディングできなければ、経験者の同行が望ましいです。
●西穂山荘~焼岳
冬の時期はほとんどこのルートを通る人がいません。また明確な目印もありませんので、経験者・土地勘のある方以外はお勧めしません。
詳細、最近の登山道の画像はこちら↓
http://www.nishiho.com/tozan.htm
●【お知らせ】岐阜県、長野県では、登山届の提出が義務化されています。
長野県登山安全条例
http://www.pref.nagano.lg.jp/kan…/tozanjorei/tozanjorei.html
岐阜県北アルプス地区及び活火山地区における山岳遭難の防止に関する条例
http://www.pref.gifu.lg.jp/…/bosai/sangaku/11115/jourei.html
・ネットでの届出が便利です。下記のサイトをご利用ください。
岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会のオンライン届出ページ
http://www.kitaalpsgifu.jp/climbing.html
公益社団法人日本山岳ガイド協会のオンライン届出ページ
http://www.mt-compass.com/
登山装備
本格的な冬山装備が必要です。
冬用の靴や暖かいウェアなど基本の装備はもちろん、もしもの時に備えてビバーク装備や非常食も用意するのが望ましいです。
登山道は全て雪道となっています。まだ積雪自体は少ないですが、稜線へ行くにはアイゼン・ピッケルが必須です。
また多量の降雪後にはワカン・スノーシューも必要になります。直前の状況を良く確認しましょう。
注意点
●登山の注意
安全に山を楽しむための啓蒙活動も行われていますが、残念なことにこのところ事故が相次いでいます。
楽しみにしていたはずの登山で、突然の不幸が訪れるのを間近で見るたびにやり切れない気持ちになります。
中には運の悪い事故もありますが、多くの場合は実力・体力不足や悪天候での行動など、明らかな原因が認められます。
他人事だと思わず、ご自身の問題として登山の在り方を見直していただきたいと切に願っています。
●携帯電話情報
【ドコモ、au】 山荘付近・稜線ともに繋がります。
【ソフトバンク】 山荘西面なら繋がります。
山荘自家発電時、携帯電話、スマートフォンの充電ができます(20分間100円)。充電の際はご自身の充電アダプターをご用意ください。
お知らせ
●クリスマスイベントを開催します!
昨年も大人気だったクリスマスイベント。
今年は12月23日(土)・24日(日)の二日間開催いたします。賑やかに、そして楽しく山のクリスマスの夜を過ごしましょう!
もちろん西穂名物のアイスキャンドルもご用意します。白銀の世界で正真正銘の “ ホワイトクリスマス ” をお楽しみください。
ただし、“ クリスマス寒波 ” といわれるように、強い寒波により天候が荒れることもありますので、気象状況をよく見極めて慎重に行動することも大切です。
西穂山荘
http://www.nishiho.com/
北アルプス南部の山小屋では唯一通年営業しています。
・寝具は布団・毛布・枕を御用意していますので、シュラフは不要です。
・山荘に御宿泊のお客様も飲料水はペットボトルの販売のみとなります。
・消灯は21時です。
・お風呂はありません。
●年末年始のイベントも開催!
毎年人気の年末年始イベントが、今年も12月31日から元旦にかけて開催されます。
カウントダウン会場となる別館レストハウスは人で溢れるほどの賑わいとなりますが、その熱気がかえって楽しさを倍増させます。
山を愛する仲間達とともに、新しい年を迎えましょう!
●山荘現地へのお問い合わせ
西穂山荘は北アルプス南部の山小屋では唯一通年営業しています。
(現地電話:0263-95-2506 )
外での作業中や電話線が不調の際、現地の電話は通じないときがありますが、無休で営業しております。
現地の電話は、固定電話の他に携帯電話の回線(080-6996-2455)も新たに開設しました。
なお、ご予約は松本事務所(0263-36-7052)へお願い致します。
昨年の今頃の様子は?
新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23
融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30
GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07
天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14
西穂山荘周辺の過去の様子
西穂山荘
- 電話番号:
- 連絡先住所:
- 長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所