湿原ではニッコウキスゲが咲き初めています。至仏山の開山は7月1日からとなります。
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬は梅雨に入っても雨が少なめでしたが、ようやく水溜りができるくらいのまとまった雨が降りました。ハイカーにとっては少し残念なお天気かもしれませんが、植物や水辺の生き物たちにとっては待ちに待った雨でした。
林内に咲いている
タニウツギ
タニウツギ
や尾瀬ヶ原で見頃となっているカキツバタも、雨に濡れてしっとりと落ち着いた佇まいです。
尾瀬ヶ原では大きく膨らんだ
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
の蕾も複数見られるようになりました。
また、アヤメもカキツバタも咲き始めています。尾瀬ヶ原を歩くなら、やっぱり区別できるようになりたいということで、簡潔に違いを説明すると――
【
ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ
】
・花を上から見た場合、花びらの付け根に黄色を帯びた白い部分があり網目模様が見られる。
・横から見た場合、茎が枝分かれしている。
【カキツバタ】
・花を上から見た場合、花びらの付け根に1本の白いスジが入る。
・横から見た場合、茎が枝分かれせず1本に1つの花となる。
となります。
7月1日はいよいよ至仏山の開山日です。今一度、至仏山でのルールをご確認ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/84120/
登山道の状況
鳩待峠~山ノ鼻間、および尾瀬ヶ原に、とくに問題箇所はありません。
湿原や周辺の登山道・遊歩道で、異常箇所は特にありません。
★至仏山登山について
至仏山は残雪期の植生保護のため、5月7日(月)~6月30日(土)まで登山道を閉鎖します。残雪状況で前後する可能性があります。なお、解除後も、雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
また、場所によっては雪に対する装備が必要となります。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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