飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

飯豊山はまだ多くの残雪があります。先日確認した大日杉コースは滑落の危険が大変高く、しっかりとしたアイゼンが必携

天狗ノ庭から烏帽子岳に向かう(2018.07.25 飯豊山・天狗平ロッジ)
天狗ノ庭から烏帽子岳に向かう(2018.07.25 飯豊山・天狗平ロッジ)
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※ご利用上の注意

山と周辺の状況

飯豊山・天狗平ロッジは常駐管理となっています。予約なしでも利用できますすが、管理人が所用のため不在の場合があります。可能であれば事前におおよその到着時刻を連絡いただければ幸いです。
また、稜線の小屋、梅花皮小屋・御西小屋・頼母木小屋・門内小屋・三国小屋・本山小屋でも常駐管理が始まっています。

飯豊山は夏山シーズンを迎えていますが、まだ残雪が多く残っています。場所によってはアイゼン/ピッケルを用意する必要のある箇所もあります。詳細は、登山道情報を確認ください。

そのほか詳細は、飯豊朝日連峰の登山者情報を御覧ください。
https://www.ic-net.or.jp/home/iide/

登山道の状況

飯豊山は、まだ多くの雪が残っていて、アイゼン・ピッケルは必須です。現在、わかっている範囲内での状況は以下のとおりです。

・大日杉小屋から切合小屋までの全てのコースは、滑落の危険が大変高く、しっかりとしたアイゼンが必携です。御沢(雪渓)コースは小屋への直登する沢は歩けませんので、鞍部に直上するルートになります。また下部の雪渓が相当に薄くなっているので、通行はあと1週間程度が限界かもしれません。詳細は以下URLを確認してください。
http://www.iideasahi.jp/2126.html

・種蒔山から切合小屋手前の残雪も滑落の危険性があります。先日も滑落事故が発生したとききました。ピッケルとアイゼンが必要、最低でも軽アイゼンが必要です。

・石転ビ沢は石転ビノ出合まで夏道となっています。また梶川出合は高巻き道となります。中ノ島(草付き)が露出してきましたが、落石が頻発しています。

。ダイグラ尾根は千本峰先1499m峰先の鞍部まで刈り払いが終了しました。千本峰先の場所で融雪水が取れました。長坂清水では水が取れませんでした。さらに沢を下って調達しました。桧山沢吊橋は架橋されています。

・梶川尾根および丸森尾根は、上部はアイゼン・ピッケル必要です。稜線も山形側に雪が多く残っていて例年、7月中旬頃までアイゼン必要です。

・奥胎内ヒュッテ(足の松尾根)までの車道は6/1より開放。 6月30日から奥胎内ヒュッテから足の松尾根取付きまで乗り合いタクシーの運行が始まりました。
http://okutainai.com/access.html#taxi

・御西小屋の水場(清水)が露出しました。清水に行くには残雪を降ります。カッティングをしましたが、十分に注意をしてください。また御西小屋から大日岳山頂までの登山道は雪が融けて全て露出しました。

・稜線は例年、遅くまで雪が残ります。とくに山形県側には雪が多く残ります。亮平池から天狗付近まてはほとんど雪の上を歩き、6箇所くらいは滑れば危ない所あります。赤旗は夏道見逃しそうな所、高まく所に付けてきました。

登山装備

飯豊山への登山は、まだアイゼン・ピッケルが必要です。

お知らせ

7月1日からバス路線が天狗平ロッジ(飯豊山荘)まで延長になりました。バス時刻表は以下URLです。
http://www.town.oguni.yamagata.jp/life/life/road/bus/2018/south_s.pdf
その他詳細は「飯豊朝日連峰の登山者情報(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/)」へ。

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 天狗平への車道の様子
  • 登山ポストが設置されました
  • 開設準備を待つ倉手山登山口
  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

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飯豊山・飯豊本山 標高 2,105m

 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

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大日岳 標高 2,128m

 飯豊連峰の最高峰で、盛夏でも残雪をきらめかせてそびえる巨体は、登山者を魅了する。飯豊山神社の古文書に「大日岳祭神大己貴命、本地大日如来」とある。  福島県の川入や弥平四郎から三国岳に登り、切合小屋から本山小屋1泊でダイグラ尾根を下ったり、北股岳まで縦走して石転ビ沢の雪渓を温身(ぬくみ)平へ下山するコースが好まれるが、御西岳からの大日岳登頂は、行動計画から除くことができない。  頂上直下には、断層地形の草原に清冽な水をたたえた文平ノ池がある。水面に大日岳を投影し、お花畑に囲まれたすばらしい静寂境である。山頂からは、飯豊連峰主脈の雄大な景色を眺めることができる。  磐越西線の日出谷駅から実川渓谷を遡り、御幣松尾根、牛首山とたどる大日岳直登の道は、国立公園指定後の伐開で、前川の湯ノ島小屋か月心清水で泊まり、ゆったりとしたペースで高嶺の花々をめで、越後の山々を指呼できる静寂なコースである。日出谷から8時間強で大日岳山頂へ。  また、縦走路の御西岳からは2時間ほどで大日岳山頂を往復できる。

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北股岳 標高 2,025m

 飯豊連峰主稜の中央部に位置しており、西面、新潟県の加治川を遡る赤谷道と、東面、山形県の長者原から石転ビ沢の大雪渓をつめるコースが交わった頂点で、明治時代の地図には三国岳と書かれ、地元では桧山や植物名のフスマ岳ともいわれたが、胎内マタギが呼称した「加治川の北股」にちなんで、昭和の初めに北股岳と命名されたいきさつがある。  東に連なる梅花皮岳(かいらぎだけ)との鞍部を十文字鞍部と呼び、梅花皮小屋があって、連峰縦走のキーポイントとなっており、付近でクロユリが発見された。  昔は赤谷口が越後側唯一の飯豊山登拝道で、露天風呂の湯ノ平温泉を経て、飯豊川の渓谷に沿った峻険な道をたどったが、現在は「オオインの逆峰」と呼ばれた中峰尾根に道が開かれ、北股岳の肩に達する。  国立公園指定後には、連峰北端の杁差岳に至る縦走路や、足ノ松尾根道、丸森尾根道が伐開され、門内岳や杁差岳に山小屋が建設されて、無雪期は登山者で賑わっている。  登山コースは、山形県側からは長者原から飯豊山荘、石転ビ雪渓経由6時間弱、新潟県側は東赤谷から湯ノ平温泉経由11時間強で山頂へ。飯豊山頂からは4時間で北股岳山頂へ。

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