じりじりと強い日差しが和らぎはじめ、爽やかな風が吹く尾瀬ヶ原ではすでに秋の気配が感じられます。
天気・気温
山と周辺の状況
先週は台風の影響で雨が降りました、この雨は2週間ぶりの雨だったので、尾瀬にとってはる恵みの雨となりました。植物を見ると、心なしか生き生きしてるように見えます。
日中は暑い日差しが続いていますが、爽やかな風が吹く尾瀬ヶ原ではすでに秋の気配が感じられます。以前までのじりじりと強い日差しが和らいでいる様子で、尾瀬の夏は駆け足で過ぎていくようです。
今は、オゼミズギク、ワレモコウ、
ソバナ
ソバナ
、
コバギボウシ
コバギボウシ
などの花が咲いています。
また、秋が近づいてきて、植物たちは実をつけ始めています。鳩待峠~山ノ鼻間の林内ではトマトのように熟したタケシマランの実や、お花のように上を向く
オオカメノキ
オオカメノキ
の実が目立っていました。
最近は、「火星」の接近が話題になりましたが、山の鼻ビジターセンターでは8月11日に「山の日に星について考える夜in尾瀬」というイベントを行います。山の日に尾瀬で夜を過ごすみなさん、ぜひ、お越しください!
登山道の状況
鳩待峠~山ノ鼻間、および尾瀬ヶ原に、とくに問題箇所はありません。湿原や周辺の登山道・遊歩道で、異常箇所は特にありません。
7月1日より至仏山が開山しています。登山道には歩きにくい箇所があり、蛇紋岩地帯は滑りやすくなっています。途中には鎖場が3ヶ所あり、安全のためにも、混雑時であっても鎖場は一人づつ通行するようにしてください。
例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。
至仏山にはまだ多くの花が咲いていて、今はヒメシャジン、タカネ
ナデシコ
カワラナデシコ
、
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
、シブツアサツキ、
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
などが咲いていました。
なお、山ノ鼻~至仏山~鳩待峠の平均的なコースタイムは6時間ほどです。夏は雷雲が発生されやすいので安全のため09:00までに登り始めてください。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
熱中症対策として多めの水分を持参し、必ず帽子をかぶりましょう。
お知らせ
8月11日土曜日の山の日に、山の鼻ビジターセンターにて「山の日に星について考える夜in尾瀬」を開催します。
時間は18:30~19:30の1時間。場所は山の鼻ビジターセンターです。予約不要で参加費は無料となっています。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/86469/
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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