尾瀬は樹木の紅葉が見頃となってきました。至仏山を見ると、森林限界を越えるあたりからの紅葉が見頃
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬の紅葉は最盛期となってきました。主役は草紅葉から樹木の紅葉となってきています。台風がきたり、秋雨で天気が安定しなかったりしましたが、紅葉は見頃となっています。
湿原から至仏山を見ると、森林限界を越えるあたりからの紅葉が見頃です。また、山ノ鼻から尾瀬ヶ原から燧ヶ岳方面を見ると、右側手前に奇麗な木々の紅葉が目立ちます。
その中で、紅葉にアクセントを加えるのが真っ白なシラカバの樹木です。紅葉の手前に広がる樹林帯が素敵です。
湿原は色とりどりのお花や、緑がとっても青々としていた季節は終わり、今はドライフラワーが尾瀬ヶ原のあちこちで見られます。また、湿原を見ると草紅葉は縞模様(表面凹凸)色になっていますが、薄いところ(ケルミ)濃いところ(シュレンケ)と呼んでいます。
現在、尾瀬では木道の補修工事を行っています。先日の台風24号で尾瀬ヶ原が冠水した影響で流されてしまっていた木道も、もとの場所に戻しました。
登山道の状況
鳩待峠~山ノ鼻間、および尾瀬ヶ原に、とくに問題箇所はありません。湿原や周辺の登山道・遊歩道で、異常箇所は特にありません。
至仏山は、先の台風の影響でオヤマ沢田代~鳩待峠間では倒木が確認されています。通行の際は十分に気をつけて通行してください。
また、至仏山山頂付近では冬に向け柵の撤去が始まっています。柵がないとはいえ、植生の保護と登山者の安全のため、
登山道から出ないようお願いします。また普段より道がわかりにくくなってますので周りをよく見て行動してください。
なお東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。
山ノ鼻~至仏山~鳩待峠の平均的なコースタイムは6時間ほどです。安全のため09:00までに登り始めてください。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。日中でも冷え込む場合がありますので雨具、防寒着を必ず準備してください。
注意点
鳩待峠バス連絡所(戸倉)~鳩待峠間のバス・タクシーのダイヤが変更されました。
鳩待峠バス連絡所(戸倉)発~鳩待峠間の乗り合いバスの最終が15:45、鳩待峠発~鳩待峠バス連絡所(戸倉)の最終が16:30となっています。
尾瀬に来られる際にはバスの時間を確認し、乗り遅れることのないよう計画を立ててください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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