3/16より危険地区への登山禁止。気温が上がり雪崩の危険が高い。十分注意して
天気・気温
山と周辺の状況
昨日はセンター周辺で雨が降り、天神平では雪に。午後は、強風をともないました。今日は睛れて気温が上がる予報です。雪崩の危険が高まりますので十分注意してください。
■3月16日から危険地区への登山は禁止です
雪崩の危険が高まるため、「谷川岳遭難防止条例 第七条」に基づき今月16日(土)から4月26日(金)までの間(42日間)危険地区への登山禁止となりますので厳守してください(一般登山道の登山は可能です)。
登山道の状況
チェーンスパイクや軽アイゼンで登山されていた方もいたようですが、雪の状況や気温によっては危険で、滑落や行動不能につながる場合があります。
現在、谷川岳登山には10本爪以上のアイゼン、ピッケルなどの完全な雪山装備が必要です。
今年になり5件の遭難が発生し内1件は雪崩により死亡事故となっています。
雪崩、滑落、低体温症などの危険も高く経験者向きです。計画、装備、天候を把握して遭難しないよう入山して下さい。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
積雪期の尾根などにある赤布(竹に着けた旗の目印)は各山岳会や登山者が設置したもので、登山指導センターが管理しているものではありません。
目安にはなりますが、雪の状態や融雪によりルートは常に変化します(本来は設置した人が回収をするものですが、後に登る登山者のために好意で残置している場合があります)。
夏山の登山道と異なり、ルートの把握、安全性の碓認は各自の判断が必要です。
登山装備
アイゼン、ピッケルなど完全な冬山装備でおこしください。
谷川岳登山には10本爪以上のアイゼン、ピッケルなどが必要です。
ワカンかスノーシューもあった方が良いでしょう。
日照時間が短くなっていますので下山遅れに注意して下さい。
日帰り登山でもヘッドランプは必携です! 17時には真っ暗です。
注意点
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
一ノ倉沢など、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく「危険地区」に一般コース用の登山カードで入山する違反者が増えています。
危険地区に入る場合は事前に届出が義務づけられています(日本山岳スポーツクライミング協会、または日本勤労者山岳連盟所属の山岳会を除く)ので厳守して下さい。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
不明の方は当センターまでお問合せ下さい。
一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。
お知らせ
■小屋の情報
肩ノ小屋、平標山の家、蓬ヒュッテは今季の営業を終了しています。今年5月までは無人の冬期避難小屋として利用できます。利用される方は綺麗に使うようにしましょう。
指導センターの休憩舎は24時間利用できますが、トイレは凍結のため、しばらくの間、利用できません。登山される方はロープウェイ駐車場、トイレをご利用ください。
登山指導センター前の湧き水は出ています。
白毛門登山口の駐車場は積雪により利用できません。
■ロープウェーは特別営業中
谷川岳ロープウェーは3月の土・日・祝日に限り、朝7時からの特別営業になるそうです。
昨年の今頃の様子は?
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽