唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

6/22から営業再開。八方尾根は上部残雪多く状況刻々変化。10本以上のアイゼン+ピッケル必要

融雪進む唐松岳(2019.06.26 唐松岳頂上山荘 )
融雪進む唐松岳(2019.06.26 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
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曇のち晴
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晴時々曇
26℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
22℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

唐松岳頂上山荘は、6/22から営業再開します。
再オープンまでは閉鎖しています。

■天候
暑かったり寒かったり雷雨だったりと天候は不安定です。
今週は早朝氷が張った日もありました。

■自然
八方池下の鎌沼湿原  ミズバショウ ミズバショウ が咲いています
八方池山荘周辺~ ユキワリソウ ユキワリソウ 、ウメハタザオ、ミネザクラなど高山植物が咲いています
唐松岳~稜線   ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ など高山植物が咲いています
稜線に棲息では、ライチョウがよく見られます。

■最新情報はこちら 唐松ガイド
唐松岳周辺の登山情報  
http://www.karamatsu-guide.com/
八方尾根ルート、祖母谷ルート、後立山連峰 唐松岳周辺の登山情報サイトです(山岳ガイド 中川)

(以下 ヤマケイオンライン付加情報)
■五竜山荘 
営業は6/20(木)~10/14(月)
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

■八方尾根へのアクセス ゴンドラ&リフト
運行は下記サイトで最新情報の確認を
メイン
http://www.happo-one.jp/green

グリーンシーズンの営業日程
http://www.happo-one.jp/news-green/12522.html

八方尾根登山道に直結する「八方アルペンライン」
ゴンドラリフトアダム+アルペンクワッドリフト+グラートクワッドリフト
運行 6月1日(土)~10月27日(日)
http://www.happo-one.jp/trekking/alpenline

登山道の状況

■八方尾根
「上の樺」の上部~稜線 例年に比べ残雪多め

八方尾根登山ルートは、「尾根ルート」の登下山です
八方尾根第2ケルン上部 ~八方ケルン下部の間 一部雪上歩行
第3ケルン周辺まで 土の尾根道(雪は解けています) 
下の樺  登山道には雪はありません →
下の樺上部 急登の雪上歩行です(下山時は慎重に) →そこから尾根道へ
尾根道へ →上の樺下部(尾根道) 一部やせ尾根。下山時は慎重に強風時注意
上の樺周辺~標高2300mピーク」の間 急斜面登り雪上歩行
丸山ケルン下部 一面の雪斜面 雪上歩行 
丸山ケルン周辺 雪は解けています → ケルンを経由して上部尾根通しへ
八方尾根最上部~稜線 山荘までの尾根ルートは幅が狭いため、すれ違いの際には登山マナーを守り 慎重に登下山をお願い致します
山荘~唐松岳山頂 一部残雪あり

※突風、強風時は 風が強く当たる上部の尾根ルート上では バランスを崩さないよう歩行に注意。
※八方尾根上部の登りの際の注意
融雪に伴い 尾根ルート上から南斜面(左手方面)の夏道が見える時期となります。雪上トラバースは危険なため、夏道は見えていても通行せずに尾根ルートを登下山して下さい。

※残雪期の下山時に道迷い要注意の尾根は 「上の樺尾根」と「下の樺尾根」です。
http://www.karamatsu-guide.com/2019photos_2.html#%EF%BC%96%E6%9C%88%E3%80%80%E6%AE%8B%E9%9B%AA%E6%9C%9F%E3%81%AE%E5%85%AB%E6%96%B9%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%81%A7%E3%81%99

※視界不良の時は要注意
濃霧発生時は 視界が悪くなりルートを間違えやすくなります。
視界が妨げられると 方向感覚が低下する場合がありますので、下山時は特に注意。
GPS、地図等で確認し安全に行動を。 

■五竜岳方面
山荘~五竜山荘
白岳に残雪がたっぷりあり。通過は要注意。

・五竜山荘~五竜岳 
残雪あり

■不帰キレット方面(一般ルートではなく破線ルートです。)
現在未整備。海の日くらいに整備入る予定。
残雪多く、通行には技術体力必要(夏山とは全く違います)。
※最寄りの「天狗山荘」は、テント場とトイレ、売店のみの営業。小屋泊はできません。
白馬鑓温泉小屋の営業再開日は未定。白馬山荘サイトを参照のこと

登山装備

3000m級山岳の残雪に対応できる装備が基本
10本以上のアイゼン+ピッケルが必要。

注意点

■雪面状況 気温により刻々と状況が変化します
・気温が高い時間帯 雪解け時は、特に雪と地面の境に注意
※雪の踏み抜きによる足首の捻挫、怪我等にご注意。特に下山時
・気温の低い時間帯 雪面が結氷しています。転倒滑落に注意
・突風・強風時 風が強く当たる上部の尾根ルート上では、雪は吹き飛ばされて雪と岩とが混ざり合っています。硬く滑りやすい雪面と足が深く沈むような柔らかな雪面とがあります。

■雪上での道迷いに注意
悪天候時や視界不良中に八方尾根冬季尾根ルートを下山される場合、雪上での道迷いに注意

お知らせ

■唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/

・営業期間
ゴールデンウィークの営業は終了しました。
次の営業は夏季の6月22日~10月14日です。
※5月6日(月)~6月21日(金)の間は、休業(山荘設備もご利用頂けません)。

夏季の宿泊は、相部屋でのご利用を基本とさせて頂いております。
相部屋のご宿泊は、予約は不要です。 予約なしで当日直接お越し頂ければ結構です。
団体(概ね7名以上)のみ、準備の都合上、予めご連絡(090-5204-7876  山荘)を頂ければ幸いです。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

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五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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