槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

感染症対策して営業再開(宿泊要予約)7/15~。登山道荒れて、雨影響落ち着いてからの入山推奨

今年の天狗池はもう8月下旬頃の池の出具合になっています(2020.08.01 槍ヶ岳山荘 )
今年の天狗池はもう8月下旬頃の池の出具合になっています(2020.08.01 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
曇のち晴
16℃
6℃
明後日
27℃
4℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
17℃
5℃
明後日
26℃
2℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■大雨による上高地までの道路と上高地からの登山道情報
・上高地にに入る道路にある釜トンネル下の崩落現場は7/11仮復旧はしましたが、当面の間、通行できるのは関係者のみ+朝夕の30分間のみです。
一般の方がが上高地に入れるのは最短で15日から、今後の雨や復旧状況によってはさらに遅れる可能性もあります。

・上高地への交通について(ヤマケイオンライン付加情報)
アルピコ交通 「上高地・乗鞍・白骨温泉地区」大雨、土砂災害の影響に伴う路線バスの運休について(2020/7/10更新)
https://www.alpico.co.jp/traffic/

・7/11現在の登山道
https://www.yarigatake.co.jp/minamidake/blog/details/4253/

上高地から先の明神、徳澤、横尾間の登山道はかなり荒れています。
横尾から先、槍沢方面も路肩の欠損、出水などが続きますが、現状では通行可能です。
とはいえ、今後の大雨によっては影響が拡大するかもしれません。
状態が落ち着くまでは登山を控えることをおすすめします。

まだまだ梅雨の大雨は続きそうです。
きちんと梅雨が明け、飽和状態となっている山の水が落ち着くまではまだまだ出水や土砂崩落の危険が継続します。
今しばらくは槍穂高への登山は見合わせたほうが賢明だと思います。
23日からの連休に登山を計画の方はさらに多いかと思いますが、一部の予報データでは23~25日頃には梅雨が明けるとの予測(信頼度低)も出ていますので、今後の推移を見守って参りましょう

・岳沢小屋は営業開始を遅らせます(7/15→7/22から営業開始予定)。
地震活動の推移を見守るために岳沢ロッジのみ営業開始日を7月22日からとします。
なお、その後の地震活動によってはさらに営業開始日を遅らせる可能性もあります。(状況はおおむね毎週月曜日頃に判断いたします)

・重太郎新道は現在、安全に通行できる状態ではありません。
現時点では岳沢小屋を利用して重太郎新道~前穂高岳、奥穂高岳へ向かう登山をおすすめできる状態にはありません。
上高地群発地震、最近の大雨により、地盤が非常にもろくなっている状況です。
登山道の補修作業にも行けないような状態です。

地震活動が落ち着いたとしても重太郎新道~吊尾根には大小の落石が散乱し、通行は危険な状態です。
特に下りでの利用は浮石や落石に足を取られたり、地震でバランスを崩し、転倒や転落の危険が高い状態にあります。

新型コロナウイルスの影響で警察や遭対協による救助活動も制限され、迅速な活動ができない状況にあります。
なるべく重太郎新道の利用は避けていただくようお願いします。

・天狗沢ルート
落石の危険が非常に高い状態が続いています。
天狗のコル付近からは毎日のように崩落音が聞こえてきます。こちらの通行も控えていただきたいと思います。

・上高地から岳沢小屋までの登山道に関しては、地震による影響はあるものの、う回路を整備するなど、補修済みですので安全に通行できます。

※槍ヶ岳方面(槍沢・槍ヶ岳・南岳)には地震の影響はほぼありませんので、その点はご安心ください。
※飛騨沢(新穂高~槍平間)は地震の影響があります

■7月15日から営業再開します(槍ヶ岳山荘、南岳小屋、槍沢ロッジ)
https://www.yarigatake.co.jp/information/

※7/11現在、岳沢ロッジのみ営業開始を7/22予定。

・今シーズンは少人数(1人)でも必ず御予約下さい。予約開始は7月1日です。
ただし、テント場の予約は不要(今まで通り)

・予約
予約は7月1日より。7月15日(宿泊営業再開予定日)以降のご予約を山荘直通電話にてお受けします。
槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
槍沢ロッヂ 0263-95-2626 / 090-3135-0003(衛星電話)
岳沢小屋  090-2546-2100
南岳小屋  090-4524-9448
※槍ヶ岳山荘、南岳小屋の2軒は、今シーズンに限り個室のご予約についても承ります。

※営業再開までは
施設の利用が一切出来ません(冬季小屋も利用できません)。
キャンプ場も利用の自粛をお願い致します。
食事、喫茶・売店の営業もありません。
救助活動についても、通常通りの対応はできない可能性があります。

・大天井ヒュッテは、今シーズン営業を休止致します。

■予約状況
7/8 槍ヶ岳山荘
https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/details/4240/

7/1 南岳小屋
https://www.yarigatake.co.jp/minamidake/blog/details/4204/

■対策とお願い 山小屋と登山者のアクション
https://www.yarigatake.co.jp/yarisawa/blog/details/4179/

登山道の状況

7/9現在の槍沢の状況です
北アルプス界隈では数日前からバケツをひっくり返したような雨が降り続いておりました。
報道などでご承知かもしれませんが、上高地に至る道路は土砂崩落等の被害により、通行止めとなっています。
そして槍沢ロッヂ周辺でも登山道に被害が出ています。

毎年梅雨時期に大量の土砂で埋まってしまう、一ノ俣とニノ俣間の通称「大崩」は、7/8午後から雨が落ち着いてきたので、休憩もそこそこに作業を続け、マンパワーでここまで土砂・倒木を取り除きました。
まだ作業は途中ですが、通行は可能な状態です。
ただ、上部には不安定な石が多く、注意が必要です。

他の場所も小規模ながら、登山道がえぐられたりしています。
7月15日の営業開始日までそんなに時間はありませんが、出来うる限りの修繕を進めて、安心して歩いてもらえる登山道にしていこうと努めて参ります。。

登山装備

3000m級山岳の登山装備が必要です。
防水、防寒対策もしっかりと

お知らせ

■槍岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/
松本事務所 電話263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)

Facebook
https://www.facebook.com/%E6%A7%8D%E3%83%B6%E5%B2%B3%E5%B1%B1%E8%8D%98%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97-457397191015660/

■期間限定 槍ヶ岳山荘公式通信販売サイト
https://yarisanso-onlineshop.com/

昨年の今頃の様子は?

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

台風の雨で融雪進みましたが槍ヶ岳へ道は雪の上が多くまだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です2023.06.06

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

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