槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

雨が多く気温低い日が続いています。槍沢は残雪が固くアイゼン+ストック(できればピッケル)で

連休中には槍沢に虹が架かりました 眼下のテント場は殺生ヒュッテさん(2021.07.29 槍ヶ岳山荘 )
連休中には槍沢に虹が架かりました 眼下のテント場は殺生ヒュッテさん(2021.07.29 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
27℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
雨が続いています。
気温が下がっています。室内のスタッフは長袖シャツにフリースや薄手のダウンを着ている状況です
7/8 雨 ガス
7/7 一時的に晴れました

悪天時は低体温症、晴天時は熱中症に注意が必要です。
徐々に融雪が進み、夏山へと進んでいます(まだ夏山ではありません)

■自然
横尾~槍沢ロッヂ間 お花が咲き始めています。
槍沢下部では、 シナノキンバイ シナノキンバイソウ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ サンカヨウ サンカヨウ などが咲いています
新緑もきれいです。

登山道の状況

まだ夏山ではありません。
「もう夏山」だと思って登山されるには、厳しい状況です。
残雪、低温、濡れに対応できる装備で入山下さい。

■槍沢ルート 7/8現在
槍沢は融雪が進んでいます。

・水俣乗越方面(→東鎌尾根方面へ)  旗竿立てと終わりました
乗越への道はやはり急で、石や岩がゴロゴロしていて、非常に足元が不安定になります。
下りでは特に注意が必要です!
旗竿は途中までしか立てておりません。
ルート上の分かりにくい所ではピンクリボンを目印にして下さい。

・槍沢~大曲~槍ヶ岳
基本的に夏道が出てきました。大曲りの道標立てました。
ところどころ残雪があります。場所によっては残雪をカットしてあります。この残雪は固くなっています。
7/8現在は6本爪以上のアイゼン、ピッケルが必要です。
ソールの柔らかい靴は爪の多いアイゼンが装着できないため、現状の槍沢登山には適しません。
※7月もアイゼンは必要ですかと問い合わせがありますが、7月まではまだ雪道があるという認識でお願いします。
落石、浮石にも注意して下さい。

■穂先
残雪はありません。夏ルートを通行できます。山荘から穂先へはアイゼン不要
天候に注意

■稜線 
雪解けは進み、危険な箇所の雪がほぼ消えたようです。
一部ではまだ残雪もあるので軽アイゼンはあったほうが良いです
燕山荘グループ「ヒュッテ大槍」の7/7槍沢登山道の状況は参考になります。
https://www.enzanso.co.jp/staff_blog/65841

登山装備

3000m級山岳の残雪がある梅雨時にに対応できる登山装備が基本です。夏山装備では不足です。

・槍沢ルートについて
7月上旬は「12本爪アイゼン+ピッケル」という装備までは必要なさそうですが、「6本爪の軽アイゼン+ストック」はお持ちになってお出かけください。

7月15日を過ぎれば、多少の雪上歩行は残ったとしてもアイゼンまでは必要のない程度になるかと思います。(バランス保持のためにストック携行はおすすめします)
※この時期は天候などにより、状況が刻々と変化します。

防寒もしっかりとお願いします。
強い紫外線から肌や目を守るためにサングラスや日焼け止めも必要

お知らせ

■槍岳山荘
松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)
小屋HP
http://www.yarigatake.co.jp/

Facebook
https://www.facebook.com/%E6%A7%8D%E3%83%B6%E5%B2%B3%E5%B1%B1%E8%8D%98%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97-457397191015660/

■予約に関するお知らせ
6月30日9時より、一ヶ月先の7月30日(金)分のご予約受付を開始いたしましたが、7月31日(土)のご予約に関してはWeb予約システムの仕様上、明日(7月1日)受付開始となります。お電話でのご予約も同様となります。
明日は 7月31日(土) と8月1日(日)の2日分がオープンすることになりますが、どちらも週末ですのでオープン時(9時からしばらくの間)は電話が大変混雑することが予想されます。是非、Web予約をご利用ください。

こちらを参照下さい
https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/details/6782/

■現地連絡先(各小屋営業期間中)
槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
槍沢ロッヂ 0263-95-2626 / 若しくは 090-3135-0003
岳沢小屋  090-2546-2100
南岳小屋  090-4524-9448
大天井ヒュッテ  090-1401-7884

■2021年 槍ヶ岳山荘と系列の山小屋の営業
https://www.yarigatake.co.jp/information/

上記サイトには
槍ヶ岳山荘のほか、系列の槍沢ロッヂ、岳沢小屋、南岳小屋、大天井ヒュッテ の情報があります。
サイト内には、営業日、予約方法(テントサイトのある場所はそれについても)、料金ほかの掲載があります
利用にあたっては上記サイトを熟読の上、注意指示に従って下さい。
サイトリンクより「ご宿泊受付カード」を予めダウンロードして記入の上、持参くださいますようお願い申し上げます。

■槍ヶ岳山荘の感染症対策について
https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/details/6173/

昨年の今頃の様子は?

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

台風の雨で融雪進みましたが槍ヶ岳へ道は雪の上が多くまだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です2023.06.06

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

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