槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

紅葉前線は槍沢上部→下部へ。主ルート支障なし(槍ヶ岳山荘~ヒュッテ大槍を除く)

降雪から一夜明けてパウダースノーをまとった槍(2021.10.26 槍ヶ岳山荘 )
降雪から一夜明けてパウダースノーをまとった槍(2021.10.26 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

10/06(水) 10:00 ガス
松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
29℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
27℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候と自然
10/6 10:00 ガス 昨日からの強い風はおかまりましたが穂先が見えたり隠れたしています。
槍沢ルートの紅葉は今がまさにピーク。色とりどりに染まる葉と爽やかな青空の織り成す景色は、長い登山道を歩いてきたものだけが得られる山からのプレゼントといえるでしょう。時間をかけてでも、見に来る価値は確かにあると思います。
この紅葉のピークをお楽しみいただけるのは残り数日。是非、天気の良い日を狙って北アルプスへお越しください。

10/5 晴れ
槍沢上部エリアの紅葉もそろそろ終盤、明日は少し風が強く吹きそうなのでこのタイミングで散る葉っぱも多くなってきそうです。
代わって下部エリア(テント場~大曲り)が見頃となってきました。こちらは山の中腹に広がるダケカンバの黄葉が主体+点在する ナナカマド ナナカマド の赤がアクセントを添えてくれます。
槍沢ロッヂ周辺も良い色付きになってきています

10/2 晴れ
台風一過の秋晴れとなりました(台風の影響はほぼありませんでした)
紅葉は槍沢上部だけではなく下部方面も見頃を迎え、テント場周辺の色付きも良くなってきています。
大曲り付近の山肌もいろいろな色が交じり合い、風景の変化が楽しめます。
大曲りを過ぎると視界が一気に広がり、大喰岳や中岳といった3000m峰の稜線と槍沢の広大なカール地形が黄色や赤に彩られ、まさに圧巻とも言える光景が広がります。ここが秋の槍沢のハイライトではないでしょうか。
天狗原など槍沢上部の見頃はあと数日、ババ平~槍沢ロッヂなどの下部はまだ10日ほど見頃は続きます。

9/30 
ここ数日、朝焼けが綺麗です。
秋も深まり、日の出の時間は5時40分頃とだいぶ遅くなってきました。
日の出の位置も、浅間山の右側、常念の左側に移動しています。

※これからの季節、晴れれば穏やかな秋山も雨や風などの気象条件によっては一気に冬山へと変わります。
お天気情報には十分に留意し、安全な登山を心掛けください。

登山道の状況

■登山道 10/7
・地震による通行不能ルートは「槍ヶ岳山荘~ヒュッテ大槍」のみです。
9月19日の地震の影響で、槍ヶ岳山荘~ヒュッテ大槍の間の登山道が崩れ、現在も通行止めとなっています。
東鎌を通行する方は殺生ヒュッテを迂回してください。

・槍沢ルート 支障ありません。通行可 
・穂先 支障なし ヘルメット装着を
・槍ヶ岳周辺の主な登山道に大きな支障の連絡はありません。(槍ヶ岳山荘~ヒュッテ大槍間を除く)

(以下、ヤマケイオンライン付加情報)
・槍平小屋 
https://www.yaridaira.jp/
※槍平小屋 Facebookも参照下さい 地震の状況も発信しています。

登山装備

3000m級山岳の晩秋山登山装備が基本です。
秋山となりました。いつ降雪があってもおかしくない時期です。
低体温症に注意して防水性の高い登山靴や荷物の防水、着替え、温かいフリースやダウンなど必携です。
手袋や帽子の用意をお願いします。

山荘到着時に寒さで登山者の方が寒い寒いと訴えています。防寒具や着替えなど保温衣類は十分に用意下さい
着衣はアンダーウェアから秋物にして下さい。

注意点

■安全登山のために早出早着をお願いします。
日没が早くなりました。行動終了時間を夏よりも早目に到着可能な計画でお願いします。

お知らせ

■槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘(現地) 090-2641-1911
松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)

小屋HP
http://www.yarigatake.co.jp/

※2021年 槍ヶ岳山荘の営業は11/3泊まで(テントも) 売店は11/4朝まで

・SNS
Facebook
https://www.facebook.com/yarigatakesansogroup/

■予約に関するお知らせ
こちらを参照下さい
https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/details/6782/

■2021年 槍ヶ岳山荘と系列の山小屋の営業
・現地連絡先(各小屋営業期間中)
槍沢ロッヂ 0263-95-2626 / 若しくは 090-3135-0003
岳沢小屋  090-2546-2100
南岳小屋  090-4524-9448
大天井ヒュッテ  090-1401-7884

https://www.yarigatake.co.jp/information/
上記サイトには
槍ヶ岳山荘のほか、系列の槍沢ロッヂ、岳沢小屋、南岳小屋、大天井ヒュッテ の情報があります。
サイト内には、営業日、予約方法(テントサイトのある場所はそれについても)、料金ほかの掲載があります
利用にあたっては上記サイトを熟読の上、注意指示に従って下さい。
サイトリンクより「ご宿泊受付カード」を予めダウンロードして記入の上、持参くださいますようお願い申し上げます。

■槍ヶ岳山荘の感染症対策について
https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/blog/details/6173/

※新型コロナウィルス感染症対策に関するお願い (インナーシーツはお持ち下さい)
マスク、体温計、アルコールなどの消毒液をご持参ください。館内ではマスクの着用をお願いします。
寝具は全てご用意しますが、不安な方はインナーシーツ、シェラフ等をご持参ください。

昨年の今頃の様子は?

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

台風の雨で融雪進みましたが槍ヶ岳へ道は雪の上が多くまだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です2023.06.06

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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大喰岳 標高 3,101m

長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

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