甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

山肌は紅葉となり秋らしい天気が続いています。小屋より上では霜が降りる日があります

鎖場の積雪 (2021.10.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
鎖場の積雪 (2021.10.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山と周辺の状況

■天候や自然
10/8 6時現在、七丈小屋の気温は9℃。今日も秋晴れです。
朝焼けと秋らしい雲。昨夜は星空が見事でした。

10/7 6時現在、七丈小屋の気温は8.7℃でした。
テント場までご来光を見に行ってきました。雲が多く、5時47分頃に太陽が顔を出しました。
朝日を浴びて、山肌の紅葉が美しかったです。

10/6 10/5に引き続き、安定したお天気が続いています。今日も日差しが強く、洗濯日和でした。
昨夜から早朝にかけて強い風が吹き、小屋の周りは、落ち葉が積もりました。雪かきと同様、落ち葉掃きはエンドレスな作業ですね…

10/4 10/3に引き続き、登山日和です。
ダケカンバの黄葉が朝日を浴びて輝いています。小屋より上では霜柱も見られたようです。
寒暖差がありますので、体温調節、水分補給に気をつけて、登山をお楽しみください。

10/3 5時30現在、七丈小屋の気温は7.2℃。今朝は素晴らしい朝焼けが見られました。
今日も青空と紅葉を見ながら、秋の甲斐駒登山をお楽しみください

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 
10/8現在 大きな支障の連絡はありません

■黒戸尾根登山口までのアクセス
山梨県側からの甲斐駒ヶ岳への主な入山口は、山梨県北杜市の「尾白川渓谷登山口」または「横手駒ヶ岳神社登山口」となります。
https://www.kaikoma.info/access2021

■南アルプス林道バスについて 11/5まで(戸台口~北沢峠)(ヤマケイオンライン付加情報)
伊那方面のバスは7月31日から「北沢峠まで」運行。
※注意一部、徒歩区間あり、乗り換えあり
詳しくはこちらをご覧ください
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■甲斐駒ヶ岳~仙水峠に下り、早川尾根を経て鳳凰三山方面
この夏は甲斐駒ヶ岳を超えて仙水峠に下り、早川尾根を経て鳳凰三山方面まで縦走されるお客様が増えたように感じます。
以前は早川尾根の途中に、営業していない早川尾根小屋がありましたが、この夏から小屋を整備して、営業を再開しているようです。
甲斐駒から鳳凰山の各小屋まではかなり間隔があるので、ここで1泊出来ると無理の無い計画を立てる事が出来ます。

・(8/17)甲斐駒を超えて、仙水峠経由で長衛小屋へ向かうお客様への情報です。
一昨年の台風19号により、登山道はかなり荒れた状況だそうです。
通れない状態ではありませんが、雨による増水時等には、十分な注意が必要な状況です。

※早川尾根、甲斐駒ヶ岳方面からアプローチされる方(ヤマケイオンライン付加情報)
「仙水峠~長衛小屋」は一昨年の台風の影響が残ります(令和3年7月26日)
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_tozan/tozandoujouhou/sensuitouge.html

■南アルプス市側からのアプローチ 11/3まで(ヤマケイオンライン付加情報)
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/mycar_bus_taxi_tozan.html

■登山者用タクシー「MOUNTAIN TAXI(マウンテンタクシー)」 
シェア型の登山者用タクシー「MOUNTAIN TAXI」(ハイブリッド車)です。
通常、駅から登山口まで、タクシーに乗車した場合、1台片道4000円ほどかかるところ、1000円で移動できます
・運行区間 JR小淵沢駅~八ヶ岳と南アルプス甲斐駒ヶ岳などの登山口まで、
・利用方法 Webサイトからの完全予約制
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の秋山登山装備が基本です
防寒対策はしっかりと油断ないように。防水性の高い靴、荷物の防水、着替えなども必要
だんだんと日が短くなってきています。ヘッドライトもお忘れなく。

注意点

■日没早くなりました
だんだんと日が短くなってきています。
時間に余裕を持った行動予定をよろしくお願い致します。
寒暖差がありますので、体温調節、水分補給に気をつけて、登山をお楽しみください。

■登山計画書につきまして(重要)
山梨県の条例により、令和元年より、甲斐駒ヶ岳をはじめとした南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)に登山をする際は、登山計画書の提出が義務化されました。必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
夏山営業 6月1日から~11月30日(予定)
冬期営業 12月1日~翌年5月31日まで

■ご宿泊予約について
10月31日までは小屋泊・テント泊ともに完全予約制とさせていただきます。
11月1日以降はテント泊の予約は不要です。小屋泊のお客様のみご予約をお願いします。
少人数で運営を行っております。大変恐れ入りますが、ご予約のお電話は13時から20時の間でご協力をお願いいたします。
※今年の夏山営業のご案内につきましてはこちらのページをご覧ください
https://www.kaikoma.info/2021summer

■2021年〜22年冬期営業について
10月4日(月)よりご予約の受け付けを開始いたします。
ご予約前に冬期営業のご案内をご確認ください
https://www.kaikoma.info/winter

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

赤石山脈北部周辺の山です。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報