昨日の入山者は少なく、登頂も1名。積雪が多く余裕を持った計画と万全の装備で入山を
山と周辺の状況
■天候や自然
2/24 朝の七丈小屋の気温は-14.3℃(5:30)
昨日に引き続き、寒い朝を迎えました。雲一つないお天気で、風はなく穏やかです。
昨日は祝日でしたが、入山された方は僅かでした。
お一方のみ登頂されていますが、ほぼノートレースの中登られて山頂からの景色も一際素晴らしかったとのことでした。
連日、除雪作業を行なっていますが、吹き溜まりの量が多く、なかなか進まない状況です。
冬型の気圧配置は次第に緩んできますが、厳しい冷え込みは週末まで続きそうです。
余裕を持った計画で万全の装備でお越しいただくようお願い致します。
2/23 七丈小屋の気温は-14.4℃(5:00)
綺麗な朝焼けをみることができましたが、今朝も冬型の気圧配置が続き、とても冷え込んでいます。
昨日の夕方から風雪が強まり、新たな新雪が10センチほど積りました。
吹き溜まりの締まった雪の上に軽い雪が乗っている状態です。
入山者は少なく、トレースは風で埋まる日々が続いています。
ワカンもしくはスノーシューは必携、無理のない余裕のある計画で入山されるよう、お願い致します
2/22 朝の七丈小屋の気温は-14.4℃(5:30)
昨日の昼前から風が吹き荒れ、再び吹き溜まりになりました。
通常雪切りをしてある小屋下の登山道は雪の斜面となり、昨日は胸ラッセルの箇所もあったようです。
現在、風はおさまっていますが、北風が入りやすい状況がしばらく続きそうです。
これから入山を予定されている方は、ワカン又はスノーシューが必須です。
トレースは風で消えてしまう可能性が高いので、必ずお持ちいただくようお願いいたします。
2/21 朝の七丈小屋の気温は-15.4℃(6:00)
昨日の陽気から一変、極寒の朝を迎えました。
昨日の午後からの強い風雪で、再び小屋周辺は吹き溜まりとなってしまいました。
昨日までのトレースは再びなくなっている箇所が多いと思います。
気温、道のコンディションも厳しくなっていますので、時間に余裕を持って万全の装備でお越しいただくようお願い致します。
2/20 昨日の夕方から朝にかけて湿雪が積もりました。
降雪の日が多く、しばらく誰も山頂へ到達できない日々が続きましたが、日中はお天気が回復し、青空も見られました。今日はアイゼン、ワカンでの登頂が果たせたようです。
気温もプラスとなり、屋根に積もった雪もあっという間に落ちました。
その後はお天気は急変し、吹雪となっています。冬型の気圧配置となり、明日は厳しい寒さが再び戻ってきそうです。
2/19 天気は曇り、気温は-9.6℃(7:00)。
朝はすっきりとは晴れずに、雲の多い朝を迎えています。
今日の夕方から明日の明け方にかけて、雪の予報となっていて、積雪量は増えそうです。
昨日は一日良いお天気で気温も高かったので、だいぶ雪の嵩が少なくなった印象です。
今日~明日の積雪量によりますが、締まった固い雪の上に新雪が乗る感じになるので、雪崩にも注意が必要です。
テン場~七合五勺までの区間は、特に雪崩にお気を付け下さい。
■新型コロナウイルス対策につきまして
本日よりまん延防止等重点措置の範囲が拡大されますが、七丈小屋はこれまで通り感染対策を施した上で営業を継続いたします。
お客様にはこれまでと同様、登山前の体調管理や行動管理を心がけていただき、少しでも不安がある場合は登山の延期をご検討ください。たとえ当日のキャンセルであってもキャンセル料は申し受けません。冷静な行動判断をお願いいたします。
七丈小屋スタッフに関しては、これまでに引き続き日常及び勤務中の検温や体調チェック、マスク着用及び手洗い・手指消毒等の感染対策を徹底いたします。
また混雑する週末の営業につきましては、食堂開放時間の利用人数の調整や定期的な換気、会話時のマスク着用などのお願いなどさせていただきます。
ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
登山道の状況
■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
登山道は完全に冬山です。
厳冬期装備(前爪有りのアイゼン、ピッケルなど)万全でお越し下さい。
2/24 積雪は多めです。
風でトレースが消えててしまう可能性があり、ワカンやスノーシューが必須です。
登山装備
3000m級山岳の冬山登山装備が基本です
前爪のあるアイゼン、ピッケル、ワカン、スノーシューは必携
防寒対策はしっかりと油断ないように。
厳冬期の防水性の高い靴、荷物の防水、着替えなども必要
日が短くなりヘッドライトもお忘れなく。
注意点
どんな状況にも対応出来るだけの装備を用意し、雪面の状況を見極めて道具を使い分ける判断力が必要な状況です。
■登山計画書について(重要)
山梨県の条例により、令和元年より、甲斐駒ヶ岳をはじめとした南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)に登山をする際は、登山計画書の提出が義務化されました。必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967
■営業
・11月29日より冬期営業中
以下のサイトにてご予約前に冬期営業のご案内をご確認ください
https://www.kaikoma.info/winter
・宿泊予約について
冬期営業期間は小屋泊のお客様のみご予約をお願いします。テント泊のご予約は不要です。
少人数で運営を行っております。
大変恐れ入りますが、ご予約のお電話は13時から20時の間でご協力をお願いいたします。
■重要 冬季の「飲料水」について
小屋前の水道は冬季閉鎖いたしました。
来春まで水道は使えませんが、小屋泊、テント泊のお客様には、1泊につき2Lまで無料で水を差し上げます。
備蓄した水量に限りがあるため、恐れ入りますがご宿泊以外のお客様は各自でご用意をお願いします。
なお、お山は完全に冬の様相です。必ず冬山装備でお出かけください。
■厳冬期のトイレ利用について
これから本格的な冬を迎えるにあたり、トイレ利用に関してお願いがあります。
日中も−10℃を下回る日が続きますと、便器から便槽への管は凍結が原因でとても詰まりやすくなります。
冬は管理が難しいのが現状です。
現在、トイレットペーパーの分別をお願いしておりますが、12月末にトイレットペーパーが管を塞ぎ、そのまま凍結して詰まってしまうトラブルが発生。一度凍結してしまうと、復旧がほぼ不可能となってしまいます。
何気なく投入したトイレットペーパーが最大のトラブルの原因です。
今一度、ご利用の際はご注意いただいて、分別をしっかりしていただくようお願い致します。
■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。
公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/
公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake
■【2021-22冬季】甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ツアー
https://first-ascent.co.jp/tours/kuroto-winter/
※ツアーに関するお問い合わせは七丈小屋では受付ておりません。予めご了承ください。
ツアー概要はこちら
https://www.kaikoma.info/post/2021-22kurototour
ご参加条件や詳細・お申し込みはこちら
https://first-ascent.co.jp/tours/kuroto-winter/
昨年の今頃の様子は?
ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12
昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19
今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26
厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09
昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16
冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25




