南アルプス南部 | 椹島ロッヂ

7/23にヘリによる荷揚げを行い、食品・飲料の販売ができるようになりました

赤石岳を望む(2022.07.18 椹島ロッヂ)
赤石岳を望む(2022.07.18 椹島ロッヂ)
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天気・気温

07/27(水) 7/21の椹島ロッヂの朝の天気:晴れ、気温13℃
甲府市の天気予報
明日
27℃
7℃
明後日
28℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 16:00発表
静岡市葵区の天気予報
明日
23℃
12℃
明後日
晴時々曇
24℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

山小屋の営業開始から2週間経ちましたが、滑落や道迷いによる疲労などの救急要請や、一歩間違えば救助要請という事案が多くみられます。ご注意ください!

千枚小屋の周辺では、タカネ グンナイフウロ グンナイフウロ ハクサンフウロ ハクサンフウロ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ キバナノコマノツメ キバナノコマノツメ カラマツソウ カラマツソウ などが咲き始めました。オオ サクラソウ サクラソウ はもう終わりです(7/21現在)。

各山小屋やロッヂを利用される際は、マスク・体温計・インナーシーツ・携行用アルコール消毒液などの感染症対策用品を持参していただくようお願いします。また、出発前に発熱など体調がすぐれない場合には、登山を控えていただくようお願いします。

聖平小屋・茶臼小屋(運営者:井川観光協会)は、今年から素泊まり自炊での営業となっています。事前に予約するとともに、営業内容をしっかりとご確認ください。

7月上旬以降の天候不良により、ヘリによる山小屋への荷上げが一部で完了できておりません。つきましては、7月下旬の間に以下の山小屋のご利用を予定されている皆様は、ご留意願います。

登山道の状況

7/21現在、椹島から荒川岳・赤石岳方面への登山道に支障はみられません。

注意点

■2022年のロッヂ・山小屋の営業について
★当社が運営する山小屋・避難小屋の営業内容(予定)弊社が運営する山小屋の営業予定は以下の通りです。
・千枚小屋 開設期間: 7月13日~10月10日,定員: 80名
・荒川小屋 開設期間: 7月13日~10月10日,定員: 50名
・赤石小屋 開設期間: 7月13日~10月10日,定員: 50名
・百間洞山の家 開設期間: 7月13日~9月25日,定員: 30名
・熊の平小屋 開設期間: 7月13日~~9月25日,定員:30名
・中岳避難小屋 開設期間: 7月13日~~9月25日,定員: 10名
・赤石岳避難小屋 開設期間: 7月13日~~9月25日,定員: 15名
・小河内岳避難小屋 開設期間: 7月13日~8月21日,定員: 5名
・高山裏避難小屋 開設期間: 7月13日~8月21日,定員: 10名

★千枚・荒川・赤石・百間洞・熊の平の各山小屋の1泊2食付き宿泊料金は13,000円、中岳・赤石岳・小河内岳・高山裏の各避難小屋の素泊まりでの宿泊料金は10,000円とさせていただきます。また、各幕営指定地でのテント代は、お一人2,000円です。
★ロッヂ・山小屋への宿泊・幕営及び送迎バスのご予約方法について
○ロッヂ・山小屋へのご宿泊、指定幕営地でのテント泊は、事前に予約が必要です
○7/13~10/10に利用される椹島ロッヂ及び山小屋のご予約は、WEBまたは
電話にて受け付けを行っています
・WEBから https://www.t-forest.com/alpsinfo/reservation/
・電話から 03-6265-6967(平日,10時~16時)
○宿泊代・幕営代は、クレジットカードなどの事前決済になります
○予約申込は、毎日企画サービスが代行する「特種東海フォレスト予約センター」
での取り扱いとなります
○予約取り消しや人数減員の場合、以下のキャンセル料を申し受けます
・ご宿泊2日前・前日は宿泊料金の50%,
・ご宿泊当日の取り消し・無連絡は宿泊料金の100%
○なお、4/29~7/12及び10/11以降に利用される椹島のロッヂ宿泊、テント泊の
ご予約は、引き続き電話 0547-46-4717 で受け付けます。

■山小屋における新型コロナウイルス感染症への対策について
今年の南アルプス南部の山小屋は、 「南アルプス山小屋(静岡県)における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づく感染症対策を実施した上での営業となります。以下の内容につきまして、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

1.各山小屋及び椹島ロッヂへのご宿泊は、必ず事前の予約をお願いします。テント泊についても、各テント場の敷地が狭いため事前予約制とします。
2.出発前に発熱や咳、喉の痛みがあるなど体調がすぐれない場合には、登山を控えていただくようお願いします。
3.入山される際には、同行者全員の①発熱の症状がないこと、②咳・咽頭痛、倦怠感など風邪に似た症状がないこと、③味覚・嗅覚に異常がないこと、④2週間以内に37.5℃以上の発熱がないこと、⑤2週間以内に海外への渡航歴がないこと、⑥2週間以内に新型コロナウイルス感染者又はその疑いがある人との接触がないこと、をご確認ください。
4.各宿泊施設でのチェックイン時には、行政からの指導により、宿泊される全員のお名前と連絡先、測定体温などについて「宿泊受付カード」に記入して提出いただきます。テント泊の方も同様に提出をお願いいたします。
5.各施設を利用される際には、マスク・アルコール消毒液・インナーシーツ・体温計などの感染症対策用品を持参していただくようお願いします。また、ゴミの持ち帰り用や施設内に靴や濡れた物を持ち込む際に利用するビニール袋をぜひご持参ください。
6.各山小屋では施設館内のアルコール消毒のほか、随時換気を行いますので防寒着をご用意ください。
7.各施設内では、マスクの着用をお願いいたします。また、各施設に入る際には、必ず手指のアルコール消毒をお願いします。
8.山小屋で提供する寝袋・毛布は共用ですので、その内側にはインナーシーツを持参のうえご利用願います。

■公共交通機関
★JR静岡駅⇔畑薙第一ダム
○路線バス
7月16日から8月28日まで、しずてつジャストラインによる事前予約制の路線バス「南アルプス登山線」が運行されています。
電話:054-252-0505 https://www.justline.co.jp/
○タクシー
相乗り制の「南アルプス登山タクシー」が、千代田タクシーにより7月15日から9月25日の毎日、運行されています。
電話:054-261-0360 https://chiyodataxi.com/
★東京⇔畑薙第一ダム
○直通バス 毎日新聞旅行「毎日あるぺん号」
電話:03-6265-6966

■交通アクセス/道路情報
★静岡市街から井川へと通じる県道189号三ツ峰落合線では、夜間通行止め規制による工事が行われています。早朝に畑薙第一ダムへの到着を目指してマイカーでお越しの方は、県道27号井川湖御幸線へ迂回をしてください。

★静岡市・川根本町の各方面から井川・畑薙第一ダムの山間部へ向かう道路では、工事などに伴って通行規制が実施されている場合がありますのでご注意ください。
通行規制情報は、事前に「静岡市道路通行規制情報しずみちinfo」のサイトなどでご確認ください。 https://shizuokashi-road.appspot.com/
■静岡県警地域部地域課の Twitter 公式アカウントで、山岳遭難防止に役立つ情報などが発信されています。
https://twitter.com/SP_chiiki

お知らせ

■今夏、当社が運営する山小屋では【学生対象割引】を実施します
★小学生から大学生までの学生を対象に、山小屋の素泊まり料金・幕営料金の割引を実施します(椹島ロッヂは対象外です)。
★営業期間を通じて、1泊2食付宿泊 8,000円,素泊まり宿泊 5,000円,幕営料金 1,000円 となります。
★山小屋へのご宿泊・テント泊とも事前予約制です。予約なしでご利用の場合は、割引の対象となりません。
★宿泊代などは事前決済ですが、各山小屋での宿泊受付時に学生証など証明書類を提示してください。提示いただけない場合は通常料金分差額を頂戴します。

■お問い合わせ先
★椹島ロッヂ <赤石岳・悪沢岳への登山>
(株)特種東海フォレスト 電話:0547-46-4717
■近隣の山小屋などのお問い合わせ先
<聖岳・茶臼岳方面への登山> 井川観光協会 電話:080-1560-6309
<光岳方面への登山> 川根本町役場 電話:0547-58-7077
<長野県側から聖岳・光岳へ> 遠山郷観光協会 電話:0260-34-1071

昨年の今頃の様子は?

本日は標高約1500m以上では積雪。椹島ロッヂは予約受け付けを開始、営業は4月29日からです。2023.04.26

椹島ロッヂ周辺の過去の様子

  • 椹島付近から望む赤石岳の様子
  • 椹島からながめる聖岳
  • 椹島近くから望む赤石岳の様子
  • 赤石ダムから望む南アルプスの様子
  • 椹島近くの千枚岳登山口の様子
  • 椹島ロッヂ周辺の様子
  • 茶臼岳・光岳方面への登山口、畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近からの赤石岳の様子
  • 茶臼岳・光岳などへの登山口となっている畑薙大吊橋の様子
  • 椹島付近から撮影した赤石岳の様子
  • 南アルプスの山々
  • 転付峠から望む南アルプス荒川岳・赤石岳・聖岳の様子

椹島ロッヂ

電話番号:
0547-46-4717
連絡先住所:
静岡県島田市金谷東1-753-1 東海フォレスト・サービス事業部

地図で見る
http://www.t-forest.com/alps/

施設の詳細を見る

関連する山

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赤石岳 標高 3,121m

 静岡県と山梨・長野両県の県境尾根には、名前のついている3000m級の山がちょうど10座ある。この10座すべてが静岡市との市境にもなっている。なかでも赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。  山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。  また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。  赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。  小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

長野県 静岡県 / 赤石山脈南部

聖岳 標高 3,013m

 聖岳は南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山である。安倍奥の山から眺めると、屋根の形をした特徴ある山で、すぐ目にとまる。左手の高い方が前聖岳、地図によっては西聖岳とも書いてあるが、3013mの標高がある。主脈から外れた右手の低い方は奥聖岳といい、2982mの高さを有する。三角点(2978m)は低い方にあり、三角点のない高い方を聖岳と呼ぶ。  山名は山が深い南アルプスの中でもとりわけ奥深く、世俗を脱した聖なる山、すなわち聖岳という説と、大井川からこの山に登る沢は悪場が多く、ヘズリ(沢の両岸の岩壁帯をトラバースすること)が多い沢という意味からヘズリ沢―ヒジリ沢―聖沢となり、この沢の源頭の山ゆえ、聖岳になったという説がある。  山頂から主脈を目で追っていくと、うねうねと続く雄大な稜線上にいくつもの名高い山々が浮かび出ている。足元の大きな谷の向こうには赤石岳が両翼を広げた格好で全容を見せる。左手には気持ちのよさそうな広々した平らがあるが、これが百間平である。赤石岳の右奥には均整のとれた悪沢岳が目を引く。さらにその奥には塩見岳の山頂が2つに分かれて見える。もっと奥には日本第2位の高峰、北岳や大きなカールを持つ仙丈ヶ岳と、すべてが3000mを超える山々である。  時間があれば足を延ばして、三等三角点のある奥聖岳を往復してみたい。低いハイマツの中に細い踏み跡がはっきりついている。  聖岳登山の代表的コースは聖沢から聖平経由のルート。しかし聖岳往復だけではちょっともったいない。聖平から山頂をピストンし、上河内岳経由で畑薙大吊橋へ出るコースは、帰路のバス停も近いので便利。  静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダム湖畔の林道を歩いて登山口を目指す。荷物の大きさやパーティの力にもよるが、3~4時間で登山口に着く。ここから草の中を約1時間、ジグザグ道の急登で汗を流す。やっと平らになるころ造林用の出合所小屋が左手に出てくる。聖沢を渡る吊橋まで巻き道が続き、橋からは尾根道に取り付いて標高をかせぐ。やがて聖岳がよく見える展望台に出ると、そこからは緩やかな道が聖平小屋へ導いてくれる。広々とした平坦地には平成3年に新築された聖平小屋と古い小屋の2棟がある。目的地である聖岳へは、空身で4時間もあれば往復できる。  往復したならば、聖平小屋を後にして上河内岳へ向かう。三角点は縦走路から少し外れているが、静かな山頂だ。茶臼岳の手前を左にとると、横窪沢、ウソッコ沢を経て畑薙大吊橋まで一気の下りである。

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笊ヶ岳 標高 2,629m

 笊ヶ岳は南アルプスの前衛とはいえ、なかなか登る機会の少ない山の1つである。特徴ある双耳峰は甲府盆地からもよく見え、同定しやすい山である。  登山適期は残雪期がよい。尾根筋で水が得やすいこと、大井川の谷を隔てて見る南アルプスの色彩の変化が楽しめることなどが理由。  独立峰なので、360度の大展望を手中にできる。これは多少の入山の困難さを帳消しにして余りあるものといえよう。  一般的な登山は、雨畑川沿いの馬場集落から奥沢、布引山を経てピストンということになろう。山中1泊。山頂まで登り10時間30分。『甲斐国志』には「山形淘ざる(いざる)ヲ覆(ふせ)タルカ如シ因テ名ツク」とあるが、山形に若干の疑問がある。最初の登山者は中村清太郎であり、明治44年12月1日、奥沢の谷をつめてその頂に立った。

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