槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

槍沢ルートは軽アイゼンあると安心。気温差に対応できる装備必要。7/13新穂高からのルート注意

槍ヶ岳~南岳にて ライチョウ親子(2023.08.01 槍ヶ岳山荘 )
槍ヶ岳~南岳にて ライチョウ親子(2023.08.01 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

07/13(木) 10:15 雨 強風 視界不良
松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
26℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
10:15 雨(時々強まり、時々ポツポツ)、強風 視界不良
このところずっと雨続きの天気です。

■自然
・7/12 槍ヶ岳山荘周辺では ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ が見頃です
キバナ シャクナゲ シャクナゲ 開花し、高山植物ぞくぞくと開花しています
天気が悪く、最低気温は5℃近くまで下がっています

・槍沢ロッヂ
7/11 1日中雨降りの日は、登山される方が少なくなるので、草刈りに行ってきました

・南岳小屋
7/7 グリーンバンド付近では ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ が満開

・ヒュッテ大槍より
7/8 営業開始しました。10月14日(土)の営業最終日まで登山者の皆様の山行のサポートをさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

登山道の状況

■登山道
・7/12 槍ヶ岳山荘より
槍沢ルート
グリーンバンド~殺生ヒュッテ分岐までに4箇所ほど雪渓があります。距離は合計で100m弱
下りのために軽アイゼンあると安心です。

新穂高側
7/14 槍平小屋さんにて滝谷の再架橋が完了しました。迅速な対応に感謝です。
これにより飛騨沢経由新穂高温泉までのルートが通れるようになりました。
今後も雨による増水の可能性はありますので、天候には充分お気をつけください。

7/13朝方の豪雨で滝谷橋が流されています。そのため飛騨沢経由の新穂ルートは通行できません。
槍平小屋さんの方で、作業できるコンディションになるのを待って対応して頂きます。
復旧されたら告知しますので続報をお待ちください
槍ヶ岳山荘公式Twitter
https://twitter.com/yarigatake3180m
槍平小屋Twitter
https://twitter.com/yaridairagoya/status/1679221595724996608?s=46&t=vci7a2RhFUyaxzLJHRLVaw&fbclid=IwAR3eMk9EzfvUWJ-tyuZxSJACMdVIDtBoJ9Rpc4SYIvz2kbDa02s6j2VnwmA

・槍沢ロツヂより
7/11 横尾~大崩れ(一ノ俣からニノ俣の間にある良く崩れる場所です)まで草刈終了
雪が溶け、暖かくなってくると草がスクスク伸び、あっという間に登山道が狭くなってしまうのです。
残りの部分も天気と相談しながら近々行う予定です。

・ヒュッテ大槍より
7/8 槍ヶ岳山荘~大天井ヒュッテ間ルート上には残雪はなく、夏道。

・南岳小屋より
7/7 天狗原分岐~氷河公園~南岳小屋の雪切り、目印付け、南岳新道 南沢カールの雪切しました。
天狗原分岐の道標立ちました(越冬のために外しておりました)が、周辺の雪切り作業を行いました。
氷河公園上部に残雪が残っていますが、旗竿で目印をつけてあります。
南沢カールに残る残雪上も雪切りしてアイゼン無しでも通行可能です。
※南岳新道は非常に急なジグザグ道が長く続き、標高がぐんぐんあがって高度感のある景色が見えてくるので登っていて楽しいです。
ただ体力も要しますので、荷物は軽くした方がよいでしょう。
また急なので、下りで利用するより、登りで利用することをおすすめします。

登山装備

3000m級山岳のちょっと残雪を意識した登山装備がよいでしょう。
下りのこと配慮して槍沢ルートでも軽アイゼンがあると安心。
悪天時の最低気温は5℃近くまで下がるので対応できる防寒具が必要です。
速乾性の衣類(アンダーウエア、靴下なども含めて) 着替えもあるとよいです
好天時は気温上がり暑くなります。紫外線が強く対策は必須
荷物はすべて防水対策を。
安全登山のためにヘルメット推奨
※槍ヶ岳の穂先に登るためのヘルメット貸出あります(槍ヶ岳山荘にて)
盛夏の混雑時でもヘルメットの数も十分にあります

・テントサイトは融雪しました

注意点

■登山届を提出しましょう

お知らせ

■槍ヶ岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)
槍ヶ岳山荘(現地) 090-2641-1911 (期間 4月27日~11月3日)
※槍ヶ岳山荘ほか現地への問い合わせ電話のお時間は20時までにお願いします。

■2023年営業 各小屋の営業期間
槍ヶ岳山荘 4月27日(木)~11月4日(土)
槍沢ロッヂ 4月27日(木)~11月4日(土)
南岳小屋 7月8日(土)~10月14日(土)
大天井ヒュッテ 7月8日(土)~10月14日(土)
岳沢小屋 4月27日(木)~11月4日(土)

■宿泊予約
※各小屋とも宿泊には予約が必要(1名より予約必要)
宿泊予定日の1ヶ月前の朝9時より、WEBか山小屋の現地電話にて受付
例)8月15日にご宿泊の場合、7月15日朝9時より受付開始

・web予約サイト
https://www.yarigatake.net/reservation/

・現地電話
槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
槍沢ロッヂ 0263-95-2626  4/27までは0263-35-7200
南岳小屋 090-4524-9448
大天井ヒュッテ 090-1401-7884
岳沢小屋 090-2546-2100

■2023年営業の詳細については以下を参照ください
宿泊料金、キャンセル、受付ほか掲載があり、利用にあたっては必ず一読下さい
https://www.yarigatake.co.jp/information/

■2023年のオリジナルグッズの販売が始まりました。

昨年の今頃の様子は?

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

台風の雨で融雪進みましたが槍ヶ岳へ道は雪の上が多くまだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です2023.06.06

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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