槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

朝5℃程度の日があり対応できる防寒具、午後からの天気急変に備え早着とともに荷物の防水も必要です

初氷を観測。今朝は今シーズン1番の冷え込み。お越しになる際は防寒着を忘れずに。(2023.09.24 槍ヶ岳山荘 )
初氷を観測。今朝は今シーズン1番の冷え込み。お越しになる際は防寒着を忘れずに。(2023.09.24 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

09/06(水) 10:30 ガス 風5m
松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
27℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
9/6 10:30 ガス 風5m 秋風となり冷たく感じます

まだ通り雨雷あり、午後は荒れた天気に注意
最低気温5~6℃ 先週より下がってきました
朝は普通に10℃前後です

■自然&概況ほか
9/6 草紅葉は先週と同じくらいの進行です

9/5 9月に入り、山荘周辺の気温も徐々に下がってきております。
日中でも10℃前半というところでしょうか。
風が吹いたり、雨が降ったりした場合の体感気温はさらに下がってきます。
槍ヶ岳にお越しの際は、「防寒着」もしっかり準備をしてお越しください

9/4 ここのところまとまった雨が降っておらず、梓川の水量がかなり減っています。
稜線の小屋はかなり水が減ってきているので、直近で山行を予定されていた方には申し訳ありませんが、今週の雨は恵の雨になりそうです。

9/3 昨日槍ヶ岳山荘にて第45回播隆祭が執り行われました。
槍ヶ岳を開山された播隆上人は笠ヶ岳に登られた際、槍ヶ岳の方角にお釈迦様を見て、槍ヶ岳に登ることを決意したと言われておりますが、それは現在で言うところのブロッケン現象だったようです。
とても尊い現象ですね。

■9/6 ここのところ熊の目撃例が増えています。
当グループの山小屋周辺だと、紀美子平、岳沢小屋周辺、天狗原付近、東鎌尾根、ビックリ平等で目撃例があり、特に親子熊の目撃が多いです。
いま一度、テント泊や荷物をデポする際の食料の管理や、行動中の不注意による落とし物にお気をつけください

登山道の状況

■登山道
・9/6 主な周辺登山道に大きな支障の連絡はありません

(山と溪谷オンライン付加情報)
槍平小屋
https://www.yaridaira.jp/
槍ヶ岳飛騨沢ルート登山道情報 あります

登山装備

3000m級山岳の初秋の登山装備が基本
今週、朝は5℃くらいまで下がった日がありました。対応できる温かい衣類の用意を
登山用の雨具は必携 速乾性の衣類(アンダーウエア、靴下なども含めて) 着替えもあるとよいです(汗をかくと冷えます) 低体温症に注意
荷物はすべて防水対策を。

晴天時は紫外線対策や熱中症対策が必要。十分な水分補給を心がけて

安全登山のためにヘルメット推奨
※槍ヶ岳の穂先に登るためのヘルメット貸出あります(槍ヶ岳山荘にて)
盛夏の混雑時でもヘルメットの数も十分にありますが、登山中の安全のため持参されるのが良いでしょう

注意点

■登山届を提出しましょう
■計画段階からゆとりをもってください。

■午後からの天候急変あり、早着とともに、防水対策を

■北アルプストレイルプログラム
北アルプストレイルプログラムの新たな取組として、本プログラムに協力いただいた証「協力証」の配布が始まりました。
槍ヶ岳山荘のTシャツやステッカー等も手掛けて頂いている真田緑さんのデザインで、今年は槍ヶ岳です。
動画も是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=WCegLpMIeGU
https://www.youtube.com/watch?v=VFshJE9Zgrk

お知らせ

■槍ヶ岳山荘
http://www.yarigatake.co.jp/

松本事務所 電話0263-35-7200(受付時間 09:30~17:00)
槍ヶ岳山荘(現地) 090-2641-1911 (期間 4月27日~11月3日)
※槍ヶ岳山荘ほか現地への問い合わせ電話のお時間は20時までにお願いします。

■山荘にて販売
山荘では14時半からプリンやケーキなどの販売しています。大人気ですぐに売り切れてしまいます。
通り雨を避け14時までに到着しておやつはいかがでしょう。早着がベストです(9月中は販売予定)

焼き立てパンの販売中(朝~)。シルバーウイーク頃まで販売予定

■2023年営業 各小屋の営業期間
槍ヶ岳山荘 4月27日(木)~11月4日(土)
槍沢ロッヂ 4月27日(木)~11月4日(土)
南岳小屋 7月8日(土)~10月14日(土)
大天井ヒュッテ 7月8日(土)~10月14日(土)
岳沢小屋 4月27日(木)~11月4日(土)

■宿泊予約
※各小屋とも宿泊には予約が必要(1名より予約必要)
宿泊予定日の1ヶ月前の朝9時より、WEBか山小屋の現地電話にて受付
例)8月15日にご宿泊の場合、7月15日朝9時より受付開始

・web予約サイト
https://www.yarigatake.net/reservation/

・現地電話
槍ヶ岳山荘 090-2641-1911
槍沢ロッヂ 0263-95-2626  4/27までは0263-35-7200
南岳小屋 090-4524-9448
大天井ヒュッテ 090-1401-7884
岳沢小屋 090-2546-2100

■2023年営業の詳細については以下を参照ください
宿泊料金、キャンセル、受付ほか掲載があり、利用にあたっては必ず一読下さい
https://www.yarigatake.co.jp/information/
・槍ヶ岳山荘「播隆祭」毎年9月の第一土曜日

昨年の今頃の様子は?

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

台風の雨で融雪進みましたが槍ヶ岳へ道は雪の上が多くまだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です2023.06.06

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

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槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

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