甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

小屋から上は残雪あり。この時期としては異例の積雪量。山頂へはアイゼン&ピッケルの冬装備必要

朝6時 降雪中。小屋前積雪8cm(2023.11.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
朝6時 降雪中。小屋前積雪8cm(2023.11.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

11/22(水) 06:30 晴 -3.3℃

山と周辺の状況

■2023~24年冬期営業について
11月1日よりご予約の受け付けを開始
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter
冬期営業期間 2023年11月27日(月)〜2024年5月26日(日)のご宿泊まで​(予定)

■天候と自然
11/22 晴、気温は3.3℃(6:30)。
今朝は昨日に引き続き暖かく、風も無くて小春日和の朝を迎えています。
この2日間は、深夜や明け方でも気温が氷点下になる事はありませんでした。
暖かい日が続いているので、降り積もった雪が融けて小屋周りも少し地面が見える場所が増えてきました。

11/21 晴れ、気温は2.3℃(5:30)。
昨日は1日強風が吹き荒れ、気温も上がらず風雪の寒い日でしたが、日付が変わった頃には風は収まり気温も上がって、今朝は暖かい朝になりました。
日の出も大分遅くなり、今朝の日の出は06:22でした。

11/20 雪、気温-3.6℃(6:30)。
粉雪の舞う朝を迎えています。太陽が出ないので、気温が上がらず寒い朝です。

11/19 晴 気温は-3.4℃(6:00)
七丈小屋周辺では昨日の段階で積雪30cmとなりました。昨日のお昼頃から現在にかけて強風が吹き続け、吹き溜まり箇所では50cmほどの積雪となっています。

11/18 -6.8℃(6:30)

七丈小屋周辺で積雪20cmとなっています。現在も雪がチラチラ降っているので、この後も積雪は増え風によって深い吹き溜まりが形成されそうです。
小屋より上部では積雪30cm以上になっていると思われます。
完全に雪山となりました。万全の装備でお越しいただきますようお願いいたします。


■記録
・2023 初雪 10/15
・2022 初冠雪 10/25

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
11/22 小屋から上はまだまだ雪が豊富に残っています。先週土曜日の積雪以降、私の知る限りでは山頂まで登られた方はまだいらっしゃらない状態です。
雪は大分締まってきてはいるでしょうが、この時期としては想像以上の積雪となっていますので、山頂を目指す方はピッケル、アイゼンの冬装備が必須です。

11/21 昨日の気温が低かった為、積雪量は殆ど変わらず小屋周りで20~30cm、山頂方面は更に多くの積雪があるものと思われます。

11/20 昨日入山しましたが、笹ノ平から少し下辺りから雪を踏むようになりました。
刃渡りから上はしっかりと雪が付いていて、一気に一月季節が進んでしまった感じです。
黒戸山付近は深い所で膝下位の積雪があり、このまま根雪になりそうです。
小屋周りの雪は20~30cmあり、急に冬の風景になってしまいました。
昨日は山頂を目指した方に2人程会いましたが、七合五勺手前で腰くらいまでのラッセルとなり、諦めて下りて来たそうです。
降雪後に山頂まで到達した方はまだ誰もいない状況です。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 
詳しくはこちら
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html
「戸台口~北沢峠」運行は11月15日まで

■マウンテンタクシー 
2023年6月1日より予約開始予定 ※利用は要予約
運行期間  6月15日(木)~11月15日(水) の 毎日​(予定)
ルート 尾白川線「小淵沢駅~尾白川渓谷駐車場」
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の晩秋~初冬の登山装備が基本
チェーンアイゼンや軽アイゼンの携帯をお願いいたします。
天候急変に対応できる装備で。防寒具必要
日没早まりライトは必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・予約受付中
必ず事前に小屋HPのトップを参照下さい
※「予約時に事前決済(クレジットカード使用)することで予約の完了」ほか、オンライン予約に当てはまらないイレギュラーな対応についても詳しい説明があります。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー情報」 この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
※ツアーのお問い合わせ&お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
ぜひあなたの力を活かしてください!ご応募お待ちしております!
詳しくは以下を参照
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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